最終決戦は・・・?
12月20日、私は大谷さんと札幌駅で待ち合わせをしてJRで千歳空港まで行き飛行機で羽田空港へ。飛行機の中で今回の大勝負、有馬記念の前に阪神Cの事についてお願いした。
ちなみに今回の阪神Cは1,2,3番から流す予定だ。阪神内回りコースは基本内枠先行馬有利。ただし、賞金が高いので実績馬が多く出てくる。後は運頼みだ。朝日FSは完敗したので穴狙いで勝負だ。
「大谷さん。阪神Cの馬券を買いたいので土曜日にウインズ錦糸町に行きたいのですが・・・昔、私の通う学校があって卒業後も連絡を取って友人とよく待ち合わせしていた思い出の場所なので行ってみたいのですが・・・。」
錦糸町に行くことを承諾してもらい、その後は昔の仕事の話や上司がバーコード禿だった事、ある常務は女性社員の胸ばかりガン見する事などすっかり昔の先輩後輩気分になった。それから私にこう言った。
「錦糸町に行ってもいいけど・・・その代わり私にも付き合ってくれる?今日は予約したホテルが市川にあるんだけど・・・キャンセルして渋谷で一晩飲み明かさない?」
「大谷さんが言うならいいですよ。ただ、自分はお店が分からないから連れて行ってくれるなら・・・。それとあまり高いお店は勘弁してくださいよ~。」
「任せてよ!今日は私が全部支払うから。まずはご飯にしましょう!」
そう言って渋谷に向かった私たちは、大谷さんお薦めのお洒落なイタリアンのお店で食事をしながら昔の話をして大いに盛り上がった。店を出てから数分歩きクラブ会員制のお店に案内してもらいカウンターに座った。高級そうな洋酒が沢山並んでいるが銘柄が分からない。ビールで乾杯した後にお任せしたブランデーを選んでもらい飲み始めた。
「日本酒党の私には縁のない物ばかりなので・・・。アルコールが強いですね。少し飲んだらもう酔ってきましたよ。」
「ああ、仲君は洋酒苦手だったのよね。すっかり忘れていたわ。早く言ってくれたら居酒屋にしたのに・・・。マスター! 確か日本酒も隠しメニューであったわよね。出してもらえるかな?」
そう言うと高級な日本酒を出してくれた。これは味わったことがない癖のないお酒だ。そのうち私も大谷さんもすっかり酔いが回り何時店を出たか分からなくなっていた。そして、ビックリな事態が・・・!?




