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有馬記念への招待状

 阪神ジュベナイルFは人気馬で決着した。収支は横ばい。しかし、私の勝負は中山千二ダートレース、カペラSだ。狙い通り穴馬券を的中!! 私はこの時点で確実に優勝争いに近づけたと思った。


 数日後、私は加藤さんの”信頼できる者”と言っていた人物に会った。その人は意外にも昔、お世話になった職場の先輩”大谷さん”だった。


「お久しぶりね。仲君。元気だった?」と相変わらず素敵な笑顔で言われ


「はい、ご無沙汰しております大谷さん。まさか加藤さんの知り合いだったとは・・・聞いていなかったのでビックリしました。」と少し緊張が解れた。


「実は彼女から”仲君に会って欲しい”と依頼されて来たのよ。一応、私の元後輩だし私は喜んで引き受けたんだけどね。」と言いながら少し表情を変え


「今回の話なんだけどね。私から言える事は限られているので端的に言うね。まず、彼女は〝貴方を有馬記念に連れて来て欲しい”と交通費と宿泊代を預かったの。そして、”木下さんの事はその時に詳しく話す”と言ってたわ。それから弁護士も同席するかも・・・と。」そう言ってから少し間をあけて


「今、言えるのは競馬予想の主催者が何度か代わっている事。木下さんがそれに巻き込まれていて、法律にかかわる可能性がある事。何か質問はある?」


「それは・・・私でなければ解決できない事なのですか?」


「仲君に出来る事は、競馬予想大会で優勝する事よ。それが最善なの。話せるのはこれ位かな。私は一度、東京に帰ってから迎えに来る予定よ。」


「分かりました・・・。」と答えた。納得した訳ではないが、大谷さんは嘘を言うような人ではない。私が競馬予想大会に参加した時の疑問に思い当たる事があり、直感がそれを後押しした。


大谷さんと別れた後に、私は有給休暇を言われた通りもらった。その代わり独身の私は正月出勤をする事になったが・・・。


そして、今回は朝日フューチュリティS。人気馬よりケイデン、アスターを買えと直感が・・・。

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