出発
ついにローガンへ入学。変なルームメイトとごく普通の学園生活…ではなかった。
「ようこそ、ローガン魔道学院へ」
その一言で、俺の人生はまた変わった気がしたんだ。握りしめた彼の手は今までの誰の手よりも逞しかった。あぁ、俺は変わる。と直感が教えてくれたんだ。
「ちよっ!どーゆーことですか!」
あまりに理不尽な言葉に俺は叫んだ。俺をローガンに引き入れたスキンヘッドの屈強な男、カーター学院長は俺に怒鳴られても尚、ニコニコと微笑んでいる。
「いや、たいしたことは言っていないよ。君の優勝賞金を在学中はこちらで預からせて貰うと言ったまでだ。問題あるかい?」
龍野秋、17歳。ここに来たことを早速後悔している。
きっかけは3時間前まで戻る。
ローガンへの入学を決心した俺は早速学院へ向かうことになった。てっきり蒸気機関車や船を使って移動するものだと思っていたが、違うようだ。
「いいかい、これはプレイスコインというものだ。これを指で弾き、落下して再びキャッチするまでの間に行きたい所を想像するんだ。そうすれば掴んだ瞬間にそこへ移動しているから」
カーター学院長に手渡されたプレイスコインを眺める。直径4cm程しかない黄金のコインの臭いを嗅ぐと、微かに魔法の妖かしい香がした。世の中には面白い道具があるものだ。
「では、先に向かってるよ」
そう言うとカーター学院長は親指でピンとコインを弾き、一瞬で姿を消した。俺もやろうと思ったが、いざやるとなると緊張する。震える手でコインを弾いた。
ピン・・・
「ローガン魔道学院!」
思わず声に出してしまったようだ。その瞬間、意識がふっと消えた。
・・・・・・
ドサッ!
頭が渦巻くような感覚に襲われ、移動が終わったときには思わず吐きそうになる。ゆっくりと顔を上げるとカーター学院長が愉快そうな顔をして立っていた。
「はっはっは、最初は誰でもプレイスコインで吐きそうになるものだ。次からはきっと大丈夫だから安心したまえ」
「は、はぁ・・・」
芝生に手を付き空を見上げた。雲一つ無い青空が広がる。そのまま俺はゆっくりと上体を起こした。その時、近くに建物があったことに初めて気づいた。
見上げるとそこにはとてつもなく巨大な城が立っていた。大理石で造られたかのような白い壁。寸分の狂いも無い美しいカーブ。それはまさしく鉄壁の要塞と呼ぶに相応しい。おまけに周りには人家が無いようで、静かな田舎にあるようだ。森が近くにあり、時たま鳥のさえずりが聴こえる。俺は幻想的な風景にため息をついた。
「なかなかのものだろう?自慢の校舎だよ」
カーター学院長は満足そうに笑う。そのまま俺の肩に手を置いた。
「まぁ、立ち話もなんだ。いろいろ手続きや契約もある。私の学院長室に案内しよう」
俺は彼の後をついて学院長室に向かった。
廊下を歩くと稀に人の声が聴こえる。授業中のようだ。学院長室は城の最上階にあった。いかにも、という豪華なドアがあった。ドアノブはライオンの顔の彫刻が施されている。どうやって開けるのだろうと眺めていたら、突然ライオンが動いて、グルルルルと呻きだした。これにはさすがに驚く。それにカーター学院長が手を翳し、
「マロングラッセ」
と呟くとライオンは元の彫刻に戻り、ドアが開いた。俺の訝しげな視線に気づいてかカーター学院長は口を開いた。
「念のために合言葉を設定していてね。マロングラッセは好物なんだ。・・・いや、なんか恥ずかしいな」
彼は本当に照れ臭そうに笑う。スキンヘッドのいかつい男が甘いもの好き、という構図が滑稽であることを自覚しているのであろう。しかし俺は寧ろ好感を覚えた。
「・・・俺も好きですよ、マロングラッセ」
俺が言うと彼はパッと、輝くように笑う。
「だよな、だよなぁ!美味いよな!」
そう言って一人で満足そうに笑う彼。なんか自由でいいな。
俺がほほえましい気持ちになったとき、急にカーター学院長は思い出したように喋りだした。
「っと、話が逸れたね。とりあえずこれが契約書だ。全て読んで同意した上でサインしてくれ」
ここは仮にも学校で、校則や風習などはめんどくさいと思っていたが、なかなか自由な学校だった。
「我が校は全寮制で、授業がある日は原則制服着用だ。休日は私服でかまわない。外出も届けさえ出せば自由だ」
確かに契約書を見ても基本その通りだった。
「もう君の制服はつくってあるんだ。着てみてくれないか?」
そう言って彼は俺に紙袋を渡した。受けとるとずっしりとした重みを感じる。
「わかりました。着てみます」
俺は渡された制服を抱え、学院長室に隣接する個室に入った。恐る恐る袖に腕を通す。上質な素材でできているのか服は俺の体型にピッタリとフィットし、非常に肌触りがよかった。着替え終え、鏡を見てみた。鏡に映った俺はまるで別人のようで外に出るのが恥ずかしいくらいだ。
「まだかね?」
カーター学院長の声が聞こえて俺は慌てて部屋を出る。彼は俺の姿を見て目を見開いた。
「ほぅ・・・。良く似合っている。これで自由に学院内を歩き回れるぞ」
彼は感嘆の声を上げ、目を細めた。
暗めの紺色のシャツに金糸で刺繍があしらわれた黒いネクタイ。そのうえに漆黒のきっちりとしたローブを俺は羽織っている。この地に来てから初めて和服を脱いだ。俺に洋風の服など似合わないと思っていたが割と気に入っている。黒は、俺の最も好きな色だから。早くもこの学校に好感を持てている自分が嬉しかった。俺が完全に安心しきったときにカーター学院長は喋りだした。
「あと、最後に君の大会の優勝賞金は全てこちらで預からせてもらうから」
・・・・・・え?
今のは、聞き間違えだろうか。俺は思わず叫んだ。
「ちよっ!どーゆーことですか!」
あまりに理不尽な言葉に俺は叫んだ。俺をローガンに引き入れたスキンヘッドの屈強な男、カーター学院長は俺に怒鳴られても尚、ニコニコと微笑んでいる。
「いや、たいしたことは言っていないよ。君の優勝賞金を在学中はこちらで預からせて貰うと言ったまでだ。問題あるかい?」
いやいやいや、問題しか無いだろ。あの莫大な金を一生かけてちびちび使うつもりだったのに。少しリッチな学園生活に憧れていたのに。金持ちになりたいとはいわない。ささやかな日々の小遣いが欲しかったんだ。
「返してくださいよぅ・・・」
「うーん、こちらも考えて言っているのだよ。安心したまえ、決して学園の為に横領はしないから。しっかり取っておくよ」
「俺、頑張って優勝したんですよ」
「あんな大会優勝できて当然だ。それより、たまにいるのだよ。親から大量の金を持たされて来る生徒が。彼らは大抵散財して学問武道共に遅れをとっていくんだ。今まで見てきた生徒は皆そうだった。そこで最近金を預かることに決めたんだ」
なるほど。言いたいことは解る。けど諦めきれない自分がいるんだ。するとカーター学院長がスッと俺の肩に手を置いた。
「まぁ、君なら私が言わんとすることは解るだろうよ。これ以上の言葉は無意味だ。そうだろう?」
「・・・はい」
彼の言葉には迫力がある。相手の心情を掴んだ上で声の抑揚をコントロールし、力強くしているのだろう。対話術に尋常ならざる才能を持っていると一瞬で気づいた。彼のスピーチ能力で人々を先導すれば、全員を命を懸ける兵士として戦場に送ることができるだろう。言葉、とは世界で最も恐ろしい才能だと俺は思っている。彼にはずっとその才能を明るい方へ使ってほしいと思った。
「君の寮はアルフだ。今日は部屋でゆっくりしたり、学校を歩き回れるといい。明日から早速授業だ。相部屋の生徒にいろいろ教えてもらいなさい」
その言葉を最後に、俺は学院長室を出た。そしてそのまま自室へ向かう。荷物は先に届いているらしい。まるでホテルのようだ。アルフ寮は城の東寄りにあった。
アルフ寮8階230。そこが俺の部屋だった。鍵を差し込むと、ギィィーという音と共にドアが開いた。授業中なので相部屋の相手はまだ当然いない。二つのベッドとボックステーブルに簡素な木椅子。この雰囲気だとさしずめ寝るだけの宿と言ったところか。いや、元から期待はしてなかったが。それでも・・・。
思わずため息が漏れる。
その時だった。
「ボロっちいよな、この部屋。俺もそう思うから」
天井から声がした。
驚いて上を見ると一人の少年が天井に両足をつけて立っていた。つまり、こっちから見れば逆さまなのである。
「はは!驚いた?俺の得意な悪戯なんだ。相部屋の相手が来るって聞いたから授業サボって来たんだ!」
そう言うと彼は魔法を解いて床に足を降ろした。俺は今までに会ったことの無いタイプの人間に戸惑っていた。
「俺はカイル・ミラー。君は?」
「龍野、・・・龍野秋」
「そっか、こっちじゃ聞かない名前だね。よろしく」
彼は満面の笑みで右手を差し出してきた。俺もつられて手を握る。
「よろしくな、カイル」
俺が言い返すと更に嬉しそうに笑った。
「なーなー、カイル。学校を見て回りたいんだけど」
しばらく話してみるとカイルは非常に気さくな奴だった。若干人見知りな俺でも、数時間一緒にいるとすぐに慣れた。
「はは、明日から教えるさ。授業するつど教えた方が面白いだろう?」
カイルは蜂蜜グミを噛みながら答えた。こう見るとカイルの顔立ちは結構整っている。金に近い茶髪に白い肌。瞳はネイビーブルーだ。何処かの国の王子様と言っても違和感無いだろう。蜂蜜グミさえ食べてなければ。
「おっと、もうこんな時間なんだな。もう寝ようぜ」
俺が言うとカイルは軽く返事をした。ゆっくりとベットに潜り込む。体をマットレスに預けた途端、どっと疲れが溢れてきた。そういえば今日は色んなことがあったな・・・。コロッセオに行って、カーター学院長にスカウトされて、ここに来て、それで・・・・・・。
俺が考え事に耽っていると突然カイルのベットから声がした。
「なぁ、今眠いか?」
「いや、今日は色んなことがあってな。全く眠くないよ」
「じゃあさ、一つ童話を話してやろうか」
・・・ドウワ?
俺の国で言う昔話的なものだろうか。なんでまた急にそんなことを?
「・・・・・・じゃあ、聞かせて貰おうかな」
僅かに開いた窓から風が吹く。外がほのかに明るい。今日は満月かな。
「そうこなくっちゃ。むかーし昔のお話だよ・・・
・・・
昔々、あるところに一つの民族がおりました。彼らは特殊な能力をもち、全ての人類を支配しました。度重なる虐殺、彼らの政治は常に恐怖の的だったのです。しかし、彼らは忘れていました。自らが神の使いであったことを。地上を見張るために能力を持って大地に堕ろされたことを。
彼らの地上での悪行を見て、遂に神は彼らに罰を与えました。水に触れると触れた部分が石になってしまう呪いをかけたのです。神はその弱点を人々にも伝えました。人々はそれを利用してどんどん民族を迫害していきました。とうとう彼らは支配者の立場を追われました。そして徐々に数を減らしていったとのことです。今も、私たちの中に彼らの末裔が紛れているのかもしれません。
めでたしめでたし」
寝る前に聞く話としては結構重い。思わず俺はカイルを殴ろうとした。
「寝る前になんつー話をしてきやがる」
「えー。俺の地元では結構メジャーな童話なんだけどなー。誰もが一回は子供の時に聞かされてるよ」
口をすぼめるカイル。不満そうな口調だが、その目はどこか楽しげだ。
「昔話ってのはなー、最後になんか徳があることを言ってしめてなんぼなんだよ!お前の話は全くめでたくないっつーの」
「しらねーよ、早く寝ろ!お休み!」
結局カイルは何がしたかったんだ。でもおかげで少し眠くなった。少しだけ。
カイルいびきを横耳に俺は静かに眠りについた。
ローガン魔道学院の朝は早い。普段ならまだ寝ている時間にカイルにたたき起こされた。
「・・・お前頭イかれたのか?」
「ん?」
俺が恨めしそうな声を出してもカイルはあっけらかんとしている。
「手に持ってるのはなんだ」
「水が入った木桶だけど」
奴はニコニコと笑いながら言った。俺に向かって木桶を構えたまま。
「なんで?」
「あまりにも起きないから。朝は早く起きるのがローガンの決まりなんだ」
「昨日授業サボってここに来た奴が何言ってんだよ」
「さすがの俺も寝坊はできないや。理由は来ればわかるけど」
そこまで言われちゃ起きるしかない。俺は渋々ローブを着た。
「遅い!ミラー、龍野!あと一分で遅刻だぞ!!!!!!!」
何故か俺は厨房に連れて来られた。そこには既に沢山の生徒が集まっている。初めて見る新入生の俺を皆は一斉に見た。
「新しく入学した龍野秋だ。いろいろ教えてやってくれ」
先ほど怒鳴ったおっかない教官が俺の紹介をした。つられて頭を下げる。
「よろしくお願いします」
パラパラと辺りから拍手が起こった。割とどうでもいいといった様子の生徒もいる。
「さあ、準備を始めろ!」
その声で皆それぞれの持ち場に散っていった。
「おい、準備って何のだ?」
カイルに尋ねた。
「朝食のだよ。ここでは全部自分達で作るんだ」
なるほど。通りで皆手際がいい。卒業しても自炊には困らないな。
その時
「また寝坊したのか、ロドリゲス!」
「ひ、ひゃいっ!」
一人の生徒が怒鳴られた。赤毛にそばかすの少女だ。
「いつものメニューだ。わかったな」
「はぃ・・・・・・」
そう言うと少女は外へ出て行った。
「なぁ、あいつは何処へ行ったんだ?」
「ああ、ルラのことだろ?学校の近くにある嘆きの森さ。寝坊した奴は昼時まで森の回りを走らされるんだ。あそこは結構死霊が出るからここの連中には嫌がられてる。だから俺も寝坊はできねぇんだよ」
カイルはスープに使うじゃがいもの皮を剥きながら答えた。俺も明日からは言われずとも早く起きよう。
「ま、まぁ俺にかかれば死霊なんてちょちょいのちょいだけどな!」
うん。カイルの方から雑音が聞こえた気がしたがきっと気のせいだ。
皆で作った朝食は案外うまかった。レシピは誰が考えてるのかと思い聞いてみると、メニューを考える係が決まっているらしい。考えているのはロイとサイラスいう少年達なのだが、彼らは大した腕前だ。将来の夢はやはりシェフらしい。因みに昼食と夕食は学校側が出してくれる。なかなか快適なのだが、彼らは自分でそれも考えたいと笑っていた。俺と違って本当に立派だ。
初めての朝食を終えると早速授業だった。魔道学院といっても魔法ばかり学んでいるわけではない。算術や文法読解など、普通の学校にある教科もしっかりやる。それを当たり前のようこなした上で更に魔法を学ぶから大変なのだ。
記念すべき一回目の授業は算術だった。俺の国は数学の先進国として有名である。数学者の割合は他の国と比べて比較的多い。そんな国に生まれたのだから数学の基礎である算術なんて余裕なわけで。素早く計算して提出してしまうと周りから随分驚かれた。目立ちすぎたようだ。日常的にやたら目立つな、と爺さんに教えられてきた俺は次からなるべく目立たないようにしようと決めた。算術ではもう取り返しがつかないのだが。
算術終了のチャイムがなった。俺が部屋を出ようとすると算術教師のメーサ先生が俺の腕を掴んできた。
「あ、あなたは数学の範囲までマスターしてたわね?」
「あー・・・ええ、まあ」
「いい?数学と魔法は全く別のジャンルではないの。必ずどこかで繋がっているわ。これはどの教科にも言えることだけど。是非、この本を持っていなさい」
そう言われてメーサ先生から手渡されたのは<ドーナツの穴だけ残して食べる方法>という本だった。タイトルからは内容がとても想像つかない。読む気にはならなかったのだが、彼女の期待にみちあふれた瞳に見つめられると読まざるをえなかった。
気がつくと本日最後の授業だった。カイルと学校の廊下を歩いて教室を移動する。連れて来られた部屋はほんのりと薄暗かった。教室のサイドにはあらゆる動物の剥製が置かれている。キョロキョロするといちいち剥製の動物と目が合ってしまう。あまり視線を動かさないようにするため俺はカイルをじっと見つめた。
「なあ、秋ずっとカイルのこと見つめてるぜ」
「そっちなのかな」
周りがざわめきだした。うるさい、見つめているだけじゃないか。
「お、おい。恥ずかしいからやめてくれよ」
カイルが焦ったように耳打ちする。カイルがそこまで言うのならやめよう。くだらないことを考えていると教師が教室に入ってきた。茶髪を刈り上げてツーブロックの教師。筋肉質の逞しい体つきなのだが、随分けだるげだ。
「あー・・・とりあえず教科書230ページ開いて」
そう言うと怠そうに教卓に肘をつく。
「あ、そういえば龍野秋君だっけ?俺はオスカー・クローハード。魔法生物、ビーストについて教えている。まぁ、よろしく」
「よろしくお願いします」
俺が頭を下げたのを見て彼は授業を再開した。俺も続けて教科書を開く。
「今日はビーストの中でも希少種について学習する。では質問だ。230ページにある絵のビーストがわかる者は?」
女の頭に体は鳥。こんな生き物俺の国では聞いたことも見たこともない。周りを見渡すと教室の隅で手を挙げている生徒がいた。
「ハルピュイア、通称ハーピーです」
手を挙げたのは生徒会のラザールだ。定期テストでも常にトップクラスにランクインする秀才らしい。
「そうだ、ハルピュイアだ。一時的に莫大に数が増えたが、絶滅したとされていた。しかし最近目撃情報が入った。よってハルピュイアは現存している希少種である」
ハルピュイア・・・か。初めて聞いた。世界は広いな。
「ハルピュイアについて何か知識があるものは?」
オスカー先生が尋ねた。またしてもラザールが手を挙げる。
「ハルピュイアは基本的に自由に人型、鳥型に姿を変えられますが月に一度だけ強制的に鳥型になる日があります。それは月の最終土曜日です」
「その通りだ。だがハルピュイアについて分かっていることはそれくらいしかない。現在様々な研究機関がハルピュイアを追っているところだ。ところでハルピュイアのように人型に自由になれるビーストとして似た例がセイレーンなのだが・・・・・・」
そのあとはぼんやりと授業を聞いていた。だが今日で一番おもしろかった授業はやはり魔法生物学だった。
まだほのぼのですね。次は展開させます。