Café de Repos(ひとやすみのカフェ)解説・注釈等 その2
8話~9話
遊の考えるきっかけが欲しくて,マキノに離席してもらうことにしました。
マキノが頑張り過ぎて疲れて来ているところも,春樹がマキノを大事に思ってるところも,盛り込みつつ,ちょっといちゃこらしてもらいました。・・見ちゃおれん。
春樹のトラウマの部分は,そのうち伏線を回収して行きますがもっともっと先になります。
遊に,仕事を任されることや,輪の中心になって協力し合うことの喜びを,ちょっぴり味わってもらいたかったんです。
10話
突然,青春,書いてみたくなりましたのです。
筆者にもあったはずの青春です。〇十年前に戻って。
たのしいです。 とっても。 片想いって,こんなだったよなーと。
思い出しました~・・・。
11~13話
遊と両親との対決です。
この閉塞感。この話しが通じない感・・・。伝わるでしょうか。
世の中には,細かく言わなくても察してくれる人もいれば,一から十まで説明しても説明しても何もわかってくれない人もいます。
筆者なんぞ,相手が何がいいたいのか,まだ何も言ってないうちから必死で分かってあげようと一生懸命考えるんですけども。(それで早とちりもするんですけれど)
こっちの言い分を聞いて欲しいときでも。自分のことしか言わない人っているんですよね・・・。伝えようとしてることが宙に浮いちゃう経験。最近しょっちゅうあるんですわ。
(筆者の身の回りにいる)
おかげさまで,遊のお母さん,我ながらいい味が出てしまいました。無駄な事ってないんだなと,思った小説書きの日々。
14~15話
都会にいる若い人にはあまりなじみのない介護問題です。
これを書き始めたときは,身近な年寄りに対してぷんぷん怒ってたので,随分悪く書いてしまいました。
日々の主婦のボヤキもふんだんにちりばめました。
いくらでもぼやけます。3日ぶっ通しでもいけます。・・・。うそです。
16話
新しい主要メンバー,ヒロトの追加です。
気の強い女の子と,気の弱い男の子と言う組み合わせが,筆者実は,とても好きであります。
ほんとうは,健気で優しかったり,頼れてしっかりしてたりという具合がいいのです。
(自分がそうだと言うわけではありません。)
17話
妊娠初期の具合の悪さは,経験した者にしかわからないと思います。
調子が悪いのでナーバスになってしまうのだけれども,沈んでいること自体,おなかの子どもに対して申し訳なかったり,つまんないことで泣きそうになったり。
自分の夫は,「なんでだ?」「しんどいのか?」とひたすら尋ねてくれたわけですが,「しんどい。気分悪い。」と言っても「ふうん,そうか。」と,何もしてくれませんでした!
・・聞いた意味あんのか?
何もしてくれなくていいので,寝かせておいてほしい・・と思ったり,できれば食事の支度をしてくれるとうれしいなと思ったりもしましたが。全部裏切られました。
なんも,何もさぼれなかった記憶。
サボればよかったな・・と反省しています。我慢なんてしないで,寝てればよかった。
そしたら,こんな恨みも残らなかったのです。
マキノさん。しっかりサボってしっかり寝てくださいね。
18話
ヒロトの昔話を入れてみました。
はい…これも,実在のモデルさんが居りますよ。ヒロト自身もるり子さんも・・
こういう,すごく束縛して嫉妬深い女性っていますよね。怖いっすよね。
・・この後もヒロトは受難の日々ですが・・つくづくついてない人なんだけど,これを絶対幸せにしてあげたい。そう思いました。
筆者はハッピーエンドしか嫌なのです・・・。
19話はヒロトの仕事への伏線もあり,千尋さんの姑問題への伏線もあり,結婚式の準備もあり,話が進んでいないようで,水面下で進む準備を整えている部分です。
つじつま合わせも,なかなか難しい。
筆者は自分で思いついたことを1日経つと忘れるタイプなので,こんなふうに書きなおしが何度もできるのはとてもありがたいです。
実際のリアル日常では,
「あの時はこうすればよかった!」「ああ言われたらこう言い返せばよかった!」
・・後悔の連続です・・・。
おかげさまで,小説はさかのぼっていくらでも書きなおしができますので,申し訳ございません,何か月も経っているのに,いまだに書きなおし書きなおしの日々です。
何年か経った頃には,お話しがごっそりと変わっているかもしれません・・。
20話は,「幸せ」を文字にしたらこうなるかな,と言う感じにしました。
21話で起こる悲しいことは,切り離して投稿したかったのです。
筆者も,流産の経験をしています。
そのときにあったことを,そのまま書きました。
春樹さんみたいに,「オレが引き受ける。」なんて男らしい事を,夫は言ってくれませんでしたけれども,落ち込んでる私を支えてくれてたような気はします。
(いっぱいいっぱいだったのであまり記憶がありません。)
22話
閉じかけているマキノの心を,そっと包む春樹さん・・。
ああ,こんなふうにやさしーくしてもらいたかったなぁ。
(夫さんよ,今でも遅くないぞよ・・・いや,もう遅いか。)
悲しい事が起こるのは回避したいけれども,どうしても逃げられない事はある。
人はみな,どんなにつらくても,生きている限り乗り越えないとダメなんですよね。
マキノには心配してくれる人がいっぱいいる。
愛してくれる人がいる。
起こったことは悲しくて寂しい事だったけど,
一人ぼっちじゃないってことは,とても幸せな事ですよね。
・・と筆者は思います。