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Café de Repos(カフェ開業奮闘記)解説・注釈等 その五


さて,

マキノのお店の重要な戦力として,イケメン18歳の遊君を登場させました。

遊君が初めて厨房に入ってきた時の注文をこなしながらのやりとりは,筆者的に,なんだか気に入ってます。

「すじをとおせや」と花矢倉につれて行った時も,マキノのご意見は正しいとは思ってるんですが,実際にはなかなか厳しいこと言いにくいです。



有力なスタッフが増えて,これでもう安泰だ・・・と思ってから,

筆者この辺りではたと気が付いてしまったのです。



筆者のしたかったカフェ・・・こんなのと違う・・・。


妄想はこうだったんですよ。わたしが大学の頃,一人暮らししている時のような。

私の4畳半の部屋に,友達がかわるがわる泊まりに来て,恋の相談うけたり,失恋して泣いたり,ホームシックで泣いたり,一緒にレポート書いたり,大富豪して徹夜したり,飲みなれないお酒飲んだり,結局なにもなくても遊びに来て,みんなが入り浸って,私がごはん作ってあげて,楽しかったあの頃・・・・。



あれ, ああいうのがやりたかったのに,

ぜんぜん違うし!

繁盛しすぎてるし!


コンセプトずれてました。

きっと筆者が実際にカフェして繁盛してたら悩んでたかもしれません。


負債も抱えたので,利益を出さないと仕方がないんですが,いやまぁ,儲かるのも大好きですからそこはそれでよかったんですけど,もっと人と人とのつながりを大事にしたかったなと反省しました。


全部書き直しかい!?・・・と震撼したあと,


あっそうか,マキノも私と同じように悩んだらいいんだと気が付きました。


だってもう,今のるぽのお店にはスタッフ達もいるし,来てくれるお客様もいるし,それはそれで“居場所”になってる。



マキノの思いを察してくれて,物分かりの良すぎる春樹くんがプロポーズします。

・・・ありえない物分かりの良さですよね。

くそぉ。

こんな旦那さんが欲しかったぜ・・・。筆者はくやしい。




たとえば,マキノがたくさんの人と触れ合いたくても,

その人が求める癒しとはどういうものか,もっともっと丁寧に向き合わないといけないのです。


そんな調子で,これまでのところマキノは取り込みすぎてます。リョウちゃんも 遊も 春樹もです。

(まぁ春樹は好きになったからそれでいいけど)


結婚もしたし,赤ちゃんもできるだろうし,大切なものが増えていくと思います。


全ての人に,赤の他人に,そんなにエネルギーを傾けられるわけではないと思うのです。



それで,新しい場所を作ることでとりあえずの方向性をつかみ,

お話しとしては一旦ここで結論をだしました。





勢いだけで書きあげてしまったCafé de Repos ですが

ここまで,本当に楽しく書くことができました。


(知ってます?このお話には悪者が一人もいないんですよ。)


そして,登場したマキノや春樹たちは,

筆者にとっては,まるで実際に存在しているかのように愛しい大切な存在となりました。







マキノたちの生活はずっと続いていくし,いくつもの物語が生まれると思います。



それを,いつかまた・・・いや近々?

新しい物語として,書いていきたいなと思います。




みなさま,ここまでありがとうございました。


これからも,マキノを応援してやっていただければ幸いに思います。


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