第三十七話 レグルスさんの報告
玄関のベルに私は目を覚ました。だいぶぐっすり眠っていたみたい、次の日の朝になっていた。
ミカエルはすでに起きていて、玄関先に向かっているみたい。
「ふぁ~」あくびしながら、私も玄関先に向かう。
「あっ、ホープ様も起きたみたい。ホープ様、ホープ様、レグルスさんが来ましたよ」
「お、おはようございます」私はまだ寝ぼけた声をしている気がする…。少し恥ずかしい…。
「朝早く、ごめんね。昨日はどうもありがとう。一応昨日の件伝えておいた方がいいかと思って…」
事件のその後のお話と聞いて、私は目が覚める。
「ありがとうございます!ぜひ聞きたいです」
その後、レグルスさんが手短に教えてくれた。
悪魔の子フィリカは、一旦、放置されている。
審律官は、悪魔召喚を促す悪い者は捕まえるが、召喚されてしまった悪魔をどうこうする仕事ではないらしい。
もちろん、天界や神の不利益になる生命体については、外敵駆除チームが対応することになる。
その代わり、悪魔の子に敗れた神々には多少の罰が与えられるようだ。
科学技術班のジェノヴァ、科学技術班のヴァルナス、時の規律クロノヴァ、そしてヴェルティアは、罰として教育施設で精神を鍛える事になるらしい。
といっても、短い期間だけで、人事には多少影響あるみたいだけど、すぐに仕事に復帰するみたい。
そんな教育施設があるなんて初めて知った。どんな事をするんだろう。
入りたくはないし、自分の精神力も鍛えておかないと…。
天界の上層部では、悪魔の子より、悪魔の子に屈した神々が多いことを問題視しているみたい。
退屈や欲でそそのかされないよう、観光業や飲食業にもっと力をいれるべき、なんて意見もあるのだとか。
本当かな!?そうだったら、うれしい!おいしいものに旅行なんて、ただただ最高に決まってる!
神の体は、順次返却するとのこと。どうやって返却するのが精神的に影響を与えないかそれぞれ考えているらしい。
そんな精神ケアまでするなんて、天界って結構サービスいいのかしら…。
それと、こっちの方が天界にとっては大切な事かもしれないけれど…、
魔物、悪魔との接し方を天界では検討しているようだ。
「ホープはどうしたらいいと思う?」
「えっと…、精霊のルミエルは、神とか悪魔とか関係なく普通にフィリカに接していたし…、垣根をつくっちゃいけないのかなと思いました」
「うん。ホープならそう答える気がした。実は、今まで疎遠だったけど、魔界と協定を結ぼうみたいな話もあるんだ」
レグルスさんは、そんな内緒話みたいな話まで教えてくれた。
天界って、長い間全く変わらないものかって思っていたけど…、今回の事件でかなり変わるのかもしれない。
もっと楽しくてわくわくするような天界になったらいいな。
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