第三十三話:白熱!大混戦の勝者!?愛と波乱の表彰式!
黄金 輝の所有する秘湯の温泉宿で、突如開催された「第一回! 輝き! 温泉! 愛の大バトル!」。その最初の競技、「混浴! 障害物競走!」の火蓋が、今、切って落とされた!
「よーい……スタート!」
執事の気の抜けた合図と共に、光、黄金 輝、豪、愛、ロボ美、そして、シャイニングスターズのメンバーたちは、一斉にスタートを切った!
「うおおおお! 俺が、一番だー!」
光は、スタートダッシュを決め、先頭に躍り出る。その表情は、いつものナルシストな笑みではなく、真剣そのもの。まるで、オリンピック選手のような気迫だ。
「ふふ、光……そうはさせないぞ……!」
黄金 輝は、優雅なフォームで、光を追いかける。しかし、その手には、なぜかワイングラスが握られている。
「社長! 黄金さん! 無茶しないでください!」
豪は二人を追いかけながら、必死に呼びかける。まるで、母親のような心配ぶりだ。
「二人とも、速すぎます……!」
愛は遅れまいと、必死に足を動かす。
「負け……ません……!」
ロボ美は、マイペースながらも、しっかりと前進している。
「ふふ、ここからは、私たちのターンよ……!」
ホットピンクは、妖艶な笑みを浮かべ、驚異的なスピードで駆け抜ける。まるで、チーターのようだ。
「ちょっと、待ってよ、ホットピンク!」
ハニーイエローは、慌ててホットピンクを追いかける。
アイスブルーは、無言で、冷静沈着に障害物をクリアしていく。
最初の障害は、「浮島渡り」!
湯船に浮かべられた、不安定な浮島を、飛び移りながら進まなければならない。
「こんなもの、俺の華麗なステップの前には無力だ!」
光は、軽快なステップで、浮島を飛び移っていく。まるで、ダンスをしているかのようだ。
「ふふ、私も負けないぞ……」
黄金 輝は、ワイングラスを片手に、優雅に浮島を渡っていく。バランス感覚が抜群だ。
「バランスを、崩さないように、っと……」
豪は、慎重に浮島を渡っていく。その姿は、まるで綱渡りをしているかのようだ。
「これは、結構、難しいですね……」
愛はバランスを崩し、落ちそうになる。
「大丈夫……です……」
ロボ美は愛の手を、しっかりと握り、支える。
「ふふ、お先に、失礼するわ……」
ホットピンクは、抜群の運動神経で、浮島を飛び越え、先に進む。
「ちょっと、ずるーい!」
ハニーイエローは、悔しそうにホットピンクを追いかける。
アイスブルーは、無言で、華麗な身のこなしで、浮島を渡っていく。
次の障害は、「湯けむり! 巨大アヒル競争」!
巨大なアヒル型の浮き輪に乗り、湯船を一周しなければならない。
「これは……!? なんて、シュールな……」
光は、巨大なアヒルを見て、唖然とする。
「ふふ、これはこれで、面白い……」
黄金 輝は、なぜか楽しそうに、アヒルにまたがる。
「社長! しっかり掴まっていてください!」
豪は、巨大なアヒルを、必死にコントロールする。
「これは、どうやって進めば……?」
愛は、アヒルの操作方法に戸惑っている。
「こう……です……」
ロボ美は、器用にアヒルを操縦する。
「ふふ、これは楽勝ね……」
ホットピンクは、セクシーなポーズで、アヒルを乗りこなす。
「待ってよー!」
ハニーイエローは、アヒルに振り落とされそうになりながら、必死に追いかける。
アイスブルーは、無言で、アヒルを高速で進ませる。
最終障害は、「熱湯! 滝くぐり」!
滝のように流れ落ちる熱湯を、くぐり抜けなければならない。
「うおおおお! 熱い! 熱いぞ、これー!」
光は、熱湯に悲鳴を上げる。
「ふふ、これしきの熱さ……私には、効かぬ……!」
黄金 輝は、なぜか平然と、滝をくぐり抜ける。
「社長! 無理しないでください!」
豪は、光を心配そうに見つめる。
「これは……さすがに……熱い……です……」
愛は、顔を真っ赤にしながら、滝をくぐり抜ける。
「少し……熱い……です……」
ロボ美は、さすがに熱さを感じているようだ。
「ふふ、こんなの、へっちゃらよ……」
ホットピンクは、なぜか余裕の表情で、滝をくぐり抜ける。
「あつーい!」
ハニーイエローは、可愛らしい悲鳴を上げながら、滝をくぐり抜ける。
アイスブルーは、無言で、滝を一瞬でくぐり抜ける。
そして、ついに、ゴール!
「やったー! 俺の勝ちだー!」
光は、一番最初にゴールテープを切り、勝利の雄叫びを上げる。
「ふふ、なかなかやるな、光……」
黄金 輝は、悔しそうに、光を称える。
「社長……おめでとうございます……」
豪は、光に祝福の言葉を贈る。
「おめでとう……ございます……」
愛は、息を切らしながら、光に微笑みかける。
「おめでとう……ございます……」
ロボ美も、光に拍手を送る。
「ふふ、おめでとう、光……」
ホットピンクは、光にウィンクを送る。
「おめでとー!」
ハニーイエローは、光に抱きつく。
アイスブルーは、無言で、光に親指を立てる。
「皆……ありがとう……!」
光は、皆の祝福に、感動の涙を流す。
「それでは、表彰式を始めます……!」
執事がそう宣言すると、どこからともなく、表彰台が現れた。
「第一回! 輝き! 温泉! 愛の大バトル! 優勝者は……白銀 光……!」
執事は、高らかに優勝者を発表する。
「よっしゃー!」
光は、ガッツポーズを決め、表彰台に登壇する。
「優勝した光さんには、この宿の、一ヶ月無料宿泊券が贈られます……!」
執事は、光に豪華な目録を手渡す。
「おお……! これは、すごい……!」
光は、目録を手に取り、感激の表情を浮かべる。
「それでは、光さん……優勝のスピーチをお願いします……」
執事は、光にマイクを差し出す。
「えー……この度は……優勝できて……光栄です……!」
光は、いつものナルシストな口調でスピーチを始める。
「これも全て、私を支えてくれた、皆のおかげです……! 特に、ロボ美……! お前がいなければ、俺は優勝できなかった……!」
光は、ロボ美に感謝の言葉を述べる。
「光……さん……」
ロボ美は、光の言葉に、胸を熱くする。
「そして、黄金……! お前は、最高のライバルだ……!」
光は、黄金 輝に、熱い視線を送る。
「ふふ、光……お前こそ、最高のライバルだ……」
黄金 輝は、光の言葉に、満足げな笑みを浮かべる。
「最後に一言……! 俺って……最高ー!」
光は、いつもの決め台詞でスピーチを締めくくる。
「社長……またそれですか……」
豪は、呆れ顔でため息をつく。
「ふふ、光らしいわね……」
愛は、苦笑いを浮かべながら、光を見つめる。
こうして、「第一回! 輝き! 温泉! 愛の大バトル!」は、大盛況のうちに幕を閉じた。しかし、このドタバタなイベントは、彼らに更なる試練をもたらす序章に過ぎなかった……。
「フフフ……なかなか、面白いイベントだったな……」
その様子を、陰から見ていた謎の人物が、不気味な笑みを浮かべ、呟く。
「しかし、あのハリセン……一体、何だったのだ……?」
謎の人物は、懐から一枚のハンカチを取り出し、しげしげと眺める。
「このハンカチから感じる、微かなエネルギー……これは、一体……?」
謎の人物の新たな野望が、静かに動き始める……。




