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第十話:輝きのライバル現る!愛と野望の熱き戦い!?



「社長!大変です!」


ある日、秘書の豪が、血相を変えて光のオフィスに飛び込んできた。


「なんだね、豪?そんなに慌てて」


光は、優雅に紅茶を飲みながら答えた。


「見てください、これ」


豪は、光にタブレット端末を差し出した。

そこには、衝撃的なニュース記事が表示されていた。


「ネオ渋谷に新たな企業が誕生!若き天才CEOが率いる、その名も「ゴールドコーポレーション」!」


「ゴールドコーポレーションだと?」


光は、眉をひそめた。


「しかもそのCEOというのが」


豪は、言葉を続けた。


「社長の幼馴染みらしいんです」


「幼馴染み?」


光は、さらに眉をひそめた。


「その名は黄金こがね あきら


豪は、名前を告げた。


「黄金 輝!? なんだ、そのダサい名前は!」


光は、思わず叫んだ。


「しかもこの黄金 輝という男とんでもないナルシストらしいんです」


豪は、言葉を付け加えた。


「な、なんだってー!?」


光は、椅子から転げ落ちそうになった。


「しかも社長と同じく「輝」という言葉を多用するらしいんです」


豪は、さらに追い打ちをかけた。


「そんな!」


光は、ショックで言葉を失った。


「これは一大事です!」


豪は、深刻な面持ちで言った。


「うう!」


光は、拳を握りしめた。


「俺の輝きを脅かすとは!」


光は、ライバル心を燃やしていた。


「しかもこの黄金 輝社長とは正反対でとてつもないボケキャラらしいんです」


豪は、とどめの一撃を放った。


「ボケキャラだと?」


光は、言葉を失った。


「これは面白くなりそうです!」


ロボ美は、目を輝かせた。

その日の午後、光は、ゴールドコーポレーションのCEO、黄金 輝に会うため、彼のオフィスを訪れた。


「ようこそ、白銀 光さん」


黄金 輝は、光をにこやかに迎えた。

黄金 輝は、光よりもさらに派手な金色のスーツに身を包み、眩いばかりのオーラを放っていた。


「君が黄金 輝か」


光は、黄金 輝を睨みつけた。


「そうです、私がこのネオ渋谷に新たな輝きをもたらす男、黄金 輝です」


黄金 輝は、ナルシスト全開で自己紹介をした。


「新たな輝きだと? この俺がいる限りそんなことは許さん!」


光は、ライバル心を燃やした。


「ふふふ、白銀 光さんあなたはもう過去の輝きです」


黄金 輝は、光を挑発した。


「な、なんだってー!?」


光は、怒り心頭だった。


「まあまあ二人とも落ち着いて」


豪は、二人の間に入って、仲裁しようとした。


「うるさいぞ!秘書!」


光と黄金 輝は、同時に豪を怒鳴りつけた。


「うっ!」


豪は、肩を落とした。


「ところで白銀 光さん、あなたの隣にいるこの美女は?」


黄金 輝は、ロボ美に視線を向けた。


「彼女は私の秘書だ」


光は、ロボ美を自分の後ろに隠した。


「秘書? なんだつまらない、私はもっと輝かしい女性が好みだ」


黄金 輝は、がっかりした様子で言った。


「つまらない? この私がつまらないだと? 」


ロボ美は、怒り心頭だった。


「私は最新型AIロボット、ロボ美!」


ロボ美は、自己紹介をした。


「ほほう、最新型AIロボットだと? 」


黄金 輝は、興味津々でロボ美を見つめた。


「しかも私はもうすぐ人間になる!」


ロボ美は、誇らしげに言った。


「な、なんだってー!?」


黄金 輝は、目を丸くした。


「人間になるだと? 」


黄金 輝は、ロボ美にますます興味を持った。


「これはもしかして運命の出会い!? 」


黄金 輝は、ロマンチックな妄想を膨らませていた。


「ちょ、ちょっと黄金さん!」


光は、慌ててロボ美を連れ戻そうとした。


「待て白銀 光! 彼女は俺がもらった!」


黄金 輝は、光に宣戦布告した。


「な、なんだってー!?」


光は、再び怒り心頭だった。

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