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足掻いて足掻いて人生なんざぁ転んで挫折しながら生きてくもんだ

今回は短編を書いてみましたが短編はやはり難しい

モニターの二人の乱行が終わり室内は静寂に包まれる…それを許さないように俺は口火を切った…


「さて、これが私が遭遇した事実になります。これを見る限り二人は、この私の城を好き勝手に何度も使って荒らしていただろう事が窺い知れます…特に、天草真くんは若い、そしてその傲慢で勘違いをした性格だ…今我々が居るこの場やソファーなども推測だが汚されているかも知れない」


俺がそう言い放つと二人を除く者は汚物に触れてしまったかのように顔を歪めた…二人は、目を泳がし俺の言った事が事実であると分かるような表情に変わっていた


「今、皆様は不快に感じましたね?二名を除いてですが。他人である貴方達ですら、この二人の体液や精液の付着しているかも知れない家具に座ったり触れる事に強い嫌悪感を示している…さて、それがこの城の主である私はどれだけの地獄なのか想像はつくと思います。日常生活すら困難になる程の苦痛でしたよ」


「寧々!何か間違っているかな?」


「えっと…」


「おかしいね、目は口ほどに者を言うってのは調査で嘘を見抜くテクニックなのを分かってるよね?今まさに寧々は肯定の表情をしていたよ」


「どうやら、寧々は飽くまでも答えたくないみたいだから、男の君が、代わりに答えてくれないか真くん?」


俺が答えを振ると天草真は


「はぁ?隠し撮りしてそれを流すとかキモっ!どうせそれ何度も見て自家発電でもしてたんだろオッサン!余裕ぶってるけどビビって俺に何もできねぇからペラペラ喋ってごまかしてんだろダサっ!そうだよ!風呂場とかこのリビングとかよ!まだまだあるぜ!下着付けたままとか服着たままとかもあったよな!寧々はベット以外でヤルと燃えるみたいでよアンタが帰ってくるまで何度も中出しせがまれたっけな」


「違う違う」


「違うとか本当だろ寧々!このテーブルの上でもう子供出来ないから奥にぶちまけてとか雌犬みたいにケツを自分で激しく振って俺のシゴキあげてたのは誰だっけ!」


「私は私は…」


「はいはい、二人とも事実みたいだね…それとさっきも言ったけどこの場の全ては記録されているわけだが、言葉には責任を持って貰うからね」


「それと寧々!、お前が見苦しく否定しようが、事実は変わらない!そう離婚という事実もね」


「嫌!与太郎さんと離婚なんてしたくない…ただ魔が差してしまったの…これからの人生全て与太郎さんに尽くします、エッチだってもっと私が色んな事して満足させますから捨てないで下さい」


「溜息すら出なくなるねぇ?魔が差すとかさ、…やっぱりその言い訳か…はっきりと言うけどそれは寧々!本人が自ら選んだ選択なんだ、しっかりと好奇心と言う意思を持ち、さっきそこの真くんが吐き捨てていた「みんなも楽しんでいるから」と言う考えで動き今まで楽しんだんだろ?なぁ?」


「どんなに隣の芝が青く綺麗に見えたって、自分の足下見返して、幸せってのを再確認しねぇと、大切なモンをテメェの手で壊しちまう事になるなんて分かり切った話だと思うぜ!」


「まぁ、浮気調査のプロが気づけなかったのは痛恨の極み、プロとして自信喪失案件だが、そんな事言っていても過去は変えられんしな…大方、俺が仕事で家に居ない時以外は、スマホでの連絡を取らなかったんだろ?…風呂に俺が入っている間に、隠れてたまに連絡を取っていたみたいだがな…寧々のスマホの中身を確認するまでは、さすがの俺も、そこまで徹底されたら予兆すら気づけなかったぜ」


「普通なら、不自然にならないように意識していても何気にスマホを触る回数が増えていたり、元々スマホを常に触るタイプであっても、通知音の増加や音を意識してマナーモードにしてもバイブ音と言うのは、通常の通知音よりも、近くに居る人間の意識を引き付けたりするしな…それが頻繁になり、その上にやり取りの最中の表情ってのは、自分は普通にしているつもりでも、「楽しい」「嬉しい」と言う感情が女の顔にさせていたりするもんでな!それはそうだよな?自分を女として求め扱ってくれる相手とのやり取りなんだからな…とまぁ、大抵は細書は気にも止めていない旦那が、だんだんそれが気になり、そこから意識を始め、行動に不審な点はないか疑い始めるってぇのがよくある話しなんだがな…」


「そうした些細な変化すら上手く隠されて、本当に情けない男だよ俺は…」


「ごめんなさいごめんなさい。最初は本当に少し違う人とお話してみたかっただけなの…与太さんには家族としても女としても、愛して貰って不満なんてなかったの…本当なの信じて下さい…」


「駄目だぜ、そんなありきたりの使い古した言い訳しても!寧々が、専業主婦としての道を選んでから、だんだんと広い世界や他人との交流に憧れちまうのは理解できるぜ?専業主婦してれば「自分だけ世の中の流れに置いてけぼりに私はなってるんじゃないか?」」私は、旦那と近所の奥さんとスーパーのレジの店員さんだけで交流関係が完結するような狭い世界で生きてるんだ…それでいいの私の人生?って不安になって考えちまって、家以外の外の世界、知らない他者との交流に強く餓えちまうんだよな?、それならなんで俺に、「私もまた働きたいんだけどな」と一言相談しなかった?相談していれば、直ぐに解決したはずだぜ?俺がいつ「死ぬまで専業主婦として家を守ってくれ」なんて言った?お前が、専業主婦として家に入る時も俺は「一緒にこのまま事務所を盛り上げよう、二人で家事は分担すれば問題ない訳だし」と言ったのに、お前が家を護お嫁さんが憧れだったって選んだ道なんだぜ!お前の事を、籠の鳥にして閉じ込めて愛玩する様な男だとでも思っていたのか?一言だ!一言あればよかったんだよ…なぁ?結局はよ、寧々?俺や周囲に今まで通りに妻としてちゃんとしていると見せながら、自分の欲求も満たす為にネットを利用して自分の都合の良い簡単な道に逃げただけ、しかも、本当に他者との交流が純粋にしたかっただけなら、相手は女性でも良かったはずだよな?ネット内で交流を深め、趣味や相性など色んな事が合えば、同性同士なら友人に安心してなりやすいだろうし現実の友人にもなれたかも知れないよな?それを、異性である男と出会う事の方が多いマッチングアプリを使うってのは、寧々自身が遊びたかっただけなんだよ!ネットサーフして、他の奥さん達が自由にフリーsexして、旦那以外にセフレが居ますなんてネットの中の虚像にでも感化されてな…」


「自業自得なんだよ…いくら言い訳を並べ立て、俺に媚びを売ったとしてもな…」と言われ寧々は頭を抱え泣き崩れてしまった…


「おいっ!オッサン!話し終わったなら帰らせろよ!そこのオバサンが全部悪いなら俺にはもう関係ねぇだろ!」


「ハァ…真くんはここまで事態が動いても何も冷静に把握できないみたいだね。ご両親には悪いがまるで幼稚園児以下の子供を相手にしているようで困ったもんだ。」


「それとね、まだ一応は離婚届を出していないから、これでも現在進行形で妻なんだよね?人の妻をオバサンなんて言うのは酷いね全く…それにさ、そのオバサンの身体を散々楽しんだのは誰かな?」


そう俺が煽った瞬間、真は顔を真っ赤にして「ふざけるな!欲求不満のババァにボランティアだよボランティア!オッサンのフニャチンより、若くてカチカチの俺のがあるから欲求不満にならないでオッサンとできるんだとよ!俺のじゃなきゃ気持ちよくないってババァが言ってたぜ!ジジィがイキッてんじゃあねえぞ!俺様に感謝するのが当然なんだよ!ジジィの代わりにババァを満足させてやってたんだからよ!金払って欲しいくらいだぜ」と喚きながら俺へ殴り掛かってきた…


「いやぁ怖いね!大学でボクシングしてるんだよね?しかもプロへの期待の星だっけ?そんな人間が暴力なんて!一般人の弱いオッサン!は怖くて怖くてビビっちゃうよ」


俺はそう言いながら真の繰り出すストレートの手首を掴みながらその腕を捻り上げながら背後に回り込むと同時にその腕を肩に乗せ変形した一本背負いの様に地面に叩きつけた…


投げる瞬間に背中合わせとなり捻り肩に担がれた腕の肘関節はゴキッと鈍い音をたて折れ。勿論背後から持ち上げられ叩きつける様に投げられた身体はジャーマンスープレックスを受けた様に首や後頭部から落下し、受け身も取れずに真は呻き声をあげリビングのマットの上で苦しんでいる…


「あの、先生今の正当防衛ですよね?俺は習い事とかしてませんし…アマチュアでインターハイに出るくらいの若者に襲われたわけですし」


「アハハ、そうだね襲いかかった場面も記録されているし、そのなんだ…柔道の一本背負いではないもん、偶然怖くて必死に抵抗して揉み合った結果、彼は変な形で勢いが付きすぎて転倒してしまったんだろうねな…」


「そうですそうです、怖くて必死に何とかしなきゃって動いたら、たまたま変な技みたいに見えたかも知れませんけど、自分で自爆しちゃったんですよ!怖い怖い」


そんなやり取りを黒田先生としていると怯えた目で真が


「アンタ何なんだよ」


と呟いた


「何なんだよって言われてもなぁ?妻を寝取られた間抜けなただのオッサンだよ…ほらほら、これで少しはまともに話しが進められそうだな!二人共、いつまでも床でみっともない姿晒してないでソファーに戻ろうか?なぁ?」


そうして二人の悪あがきも終わり、細かい詳細を詰める話が静かに始まった…


「では、資料に目を通して貰ったわけですが、まずは寧々」


「慰謝料は勿論だが精神的苦痛、心療内科での治療費など諸々含め請求させて貰う!これは、学生である真くんも同様だ!そして寧々には財産分与は無しだ。因みに、この家は売却、家具などは売るか処分の予定だ!勿論二人には家具の処分にかかる経費や買い換えなどの経費も請求させて貰う!いいな」


「二人が汚した家具をそのまま使えるからと使う程神経が図太い人間ではないんでな…二人に言うが家具は高いぞ!寧々がこだわって買った物だからな…請求額は覚悟するんだな。この家も売るわけなんだが、ローンもまだまだ残っている!売却後、ローンに売却し手に入れた金を支払いに当てるつもりだ。、その金額も勿論、上乗せされることも忘れるなよ!何か二人とも言いたそうだが、寧々との将来の生活を考え購入した家なんだぞ?俺が独身であれば、家なんて高い買い物は必要なかったしな。売却は当然の選択だと思うが?それと誠くん?何処の誰かも分からない他人が汚した大切な自分の持ち物を、手元に平気で君は置いて置きたいかい?捨てるか売るだろ?君達二人に購入しろと言っていないだけ感謝して欲しいものだね。それとも購入して二人で再婚でもしてこの家に住むかい?」


「さて、真くんなんだが…俺の請求する慰謝料についての説明は理解して貰えたとは思うが、ご両親には、先に話したんだが、君は俺の他にも訴えられる予定なんだ…君は私達が何も知らないと思っているだろうが、調査の中で君が、ウラアカやアダルトサイトやマッチングアプリを使用して、好青年を演じて女性と肉体関係を持ち、一度目のsexを隠し撮りして、女性達の弱みにつけ込み、飽きるまで性奴隷にしたり、大学では、自分の人気とステータスそして学内でのカースト上位と言う立場を利用して、自分が目を付けた女性、自分の横に置いて他の生徒が羨む様なアクセサリー代わりの女性を見つけては、やはり同じ様な事をしていたみたいだね?中でも、自分より劣っていると見下している生徒がキレイな彼女が居ると、自分はあくまで大学の有名人の好青年を演じて、取り巻きを使ってNTRをできるように裏工作していたりもしていたみたいだね?女生徒の中には、妊娠して捨てられた・不登校になった・ストーカーの様になり心を病んだ女性も居るみたいだね?しかも、酷いのが飽き始めると、取り巻きを呼んで好き放題女性を性玩具にしていたみたいだね?アブノーマルな事もへいきでね…寧々なんて閉経をしてしまったら、妊娠の心配もないから君の悪友達と皆で楽しめるとでも考えていたんじゃないかい?アナルも使ってやろうとかね。君は心の中では「都合の良い公衆便器ババァ」を見つけた程度に思っていたんだろ?本当に君は、好き放題していたみたいだね…ウチの事務所で君の全てのアカウントや履歴、消去データの復旧をして証拠は揃えた、こちらの黒田先生の知り合いで、性加害に強い弁護士さんが、なんとか特定できた被害者さん達に接触して事情を話し、聞き取り調査で廻っている。そして、現段階で告訴の流れになるそうだ。」


「勿論君は、大学を退学になるのは魔逃れないだろうし、ボクシングのプロの道も断念する事になるだろうね。」

「君からすれば、甘い言葉にホイホイ股を開く女性が悪い、相手もsexで気持ちいい思いをしたんだから俺だけが責められるのはおかしいとでも思っているかな?セフレなんて今は普通だろとでも思っているかな?そう考えているなら君は間違っているよ?自然な流れで人を好きになってしまう事はあるだろう…もしそれが、彼氏や旦那さんが居たとしてもダ…それは、二人の好きになってしまったと言う心は誰にもどうする事も出来ない…きちんと話し合い解決するしか方法はないだろう…だがね、君は自分の欲の為だけに明確な悪意を持って、女性だけでなくその彼氏も踏みにじる事をしているだけだと分かるかい?今のこの状況は、君が今間でしたことで招いた結果なんだよ。因果応報ってやつさ」


「嘘だろ…」


「嘘じゃないよ現実だ。君は寝取りだのセフレだの性奴隷だのと軽い言葉を使いそれに縋り自分が罪を犯している事から目を逸らしていただけなんだよ。」


「二人に言うが、世の中皆だってしているじゃん?上手くすればバレない?子供の頃に習わなかったかい?悪いことをしてもお天道さんが見ているんだからバレるんだよってな…、それとな、皆って二人共言うが確かに俺もネットを見たり仕事上、最近は貞操観念ってのが低すぎて、既婚者だけでなく、恋人の内から調査を依頼する人間が増えたのも現実だが、決して日本の人口の過半数を超えている訳じゃないだろ?お前達が目にしたり当たり前に感じてた現実は、一部の人間を見て思い込んでいただけの幻想でしかないだろうよ…誰が、浮気がバレて離婚して慰謝料を請求されて不幸になりましたなんて書き込みを自分からわざわざするかい?浮気自慢の書き込みや投稿なんて、ある種の性行為を見られたい願望の特殊性癖の持ち主か、私はこんなにモテる、結婚しても男にsexに不自由していないとアピールしたがる承認欲求の塊みたいな人間くらいだろうよ…まぁ、潜っている奴はそれこそ上手に浮気をするが、裏切りなんて続けていたら、いつか違和感に気づかれて結局はバレてしまうんだからな…我々はそんな人達から依頼を受け調査するのが仕事なんだよ。二人の言う「どうせバレなきゃ大丈夫」なんて事がまかり通っている世界だったら俺達は店終いさ」


「無理よ無理無理…私そんなお金払えない…もう53歳なの今から何処が雇ってくれるの?事務所が落ち着いて軌道に乗ってからは専業主婦しかしてないの…今更働くなんてどうしたらいいか分からない…許して下さい与太郎さん…私を見捨てないで下さい…何でもします妻じゃなくても奴隷でも構いませんから…側に居させて下さい」


「無理だよ…寧々は俺を1年以上欺した…その間俺は、汚い彼の精液の染みついた寧々を抱き続けていたわけだ…わかるかい?その現実を知った俺の地獄が…おかげさまで、今ここで言うべきではないのかも知れないが現実ってのは残酷でな、天草さんの奥さんや部下の明智には耳汚しになってしまうが、恥ずかしながら勃起しなくなってしまったんだよ…まだ、独身に戻るなら男として枯れるのは早いのにな…。」


「それと調べたが随分と遊びの割には彼に自らの貯金を崩し貢いでいたみたいだね…俺も寧々も、もう両親は他界して、頼る相手は存在しないんだからな…一人でお互い何とかするしかないんだよ…貢いだりせずに貯金に手を出さなければ気持ち程度には、今後の人生の足しになったかもな。最後くらい自分の不始末は何とかするんだな」


その言葉で寧々は崩れ落ち抜け殻の様に天井をただ見つめていた…


「なぁ?二人とも知ってるか?時代が時代だったらよ「姦通罪」って罪に問われたらしいぜ…しかもよ、日本にも拷問があったらしくてな、拷問に絶えられても死んじまうらしいんだ…男なんて火で炙って真っ赤になった器具で性器挟まれてブチッといかれちまうらしいぜ…それに比べりゃあ二人とも生きてられるんだ感謝しねぇとな神様ってやつによ!せいぜい足掻いて足掻いてみろや」


その後、天草両親が俺の分の慰謝料などを立て替え支払いをする事がきまり、その金及び今後掛かるであろう費用は、真が一生掛けて両親と被害者に支払うと言う事で決まった…勿論俺への支払いの金も、黒田先生の元、両親と真の間で借用書が交わされた…


寧々は放心状態のままであったが後日全ての条件を同意した上で離婚が成立した…


月日は流れ4年後…


俺は一つの報告書に目を通していた…


その報告書の中身は、まずは天草真について…

現在は裁判にて罪を認めスムーズに状況は動き、必死に毎日返済や賠償の為に山奥などの住み込みのキツイ工事現場で作業しながら修行をし自分の建築屋を開き少しでも多く賠償金を払えるようにと働いている模様


次に、元真田寧々について


名前はなぜか旧姓に戻していないが、離婚後、残った貯金を切り崩し、昭和に建築されたボロアパートに入居。パートや派遣社員を転々としたようだが長期契約ならず…しかも何の因果か妊娠はしないと思っていたのにも関わらず真の子供を身ごもってしまい堕胎…DNA鑑定をわざわざ真に頼んだらしいが、真が親と発覚後堕胎を即決断したらしい…

堕胎後は、本番有りの熟女専門の店で働き、自分の心身を切り売りしながら返済人生を送っている模様


書類を机に置き煙草に火を付け吸い込むと、所長室の扉がノックされ、明智爛が入室してきた…


「所長?ほら書類に目を通したんですね。皆、足掻いて生きてるんですし!ねぇ?所長も私と今日こそドッグファイトしちゃいましょ」


「お前な…簡単にインポ直れば苦労しねえし、それに俺の年齢考えろ!普通立ちが悪くなる歳なんだからな」


「えぇーでも、試したわけじゃあないじゃないですか!私の愛で完全復活ですよ多分」


「爛、多分ってな何だよそれはよお前…でもありがとな、公私ともに爛が支えてくれたから俺は折れなかった…本当にありがとう…爛、好きだ…付き合ってくれないか俺と」


「嘘!いやいや違う違う…勿論勿論付き合います!与太郎さん愛してます」


「アハハ善かった…でも、爛扉の方見てみろ…女性所員が凄い目で見てるぞ。ありゃあ視線だけで人が殺せそうだぜ!爛、ご愁傷様」


こうして、各々が人生を足掻いて足掻いて生き抜きながら時はまた流れてゆく…

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