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11話 終わり

 

 君は、霊を信じるか?


 ==================


 この前、オータニ先輩と飲みに行く機会があったので、話す話題としてこの()()の事を出した。


「おい、今すぐにでもその()()を消せ」

「は、はい?」

「消せ。すぐに消せ」

「な...なんで?」

「文字でも、霊感を刺激する」


 オータニ先輩の言う「霊感の刺激」とは。

 俺がオータニ先輩から霊感を貰ったように、他人の霊感を刺激し、呼び起こすことをそう呼んでいる。


「そんな訳」

「本人が気付いていない霊感を刺激することになる。そうなると、読者は不幸になるぞ?」

「そ...それは...」

 俺は、言い返せなかった。自分の書くもので他人を不幸にする。それだけは、避けたかった。


「消せ。それが無理なら、更新するな。その代わり、こう書け」

 オータニ先輩は言った。



 この物語はフィクションです。



 と最後に書くように。そして、この()()の話は終わりになった。

*この物語はフィクションです。


嘘紛れもないフィクションです。

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