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9話 演劇合宿 中編

 

 今北産業のための、前回のあらすじ。

 夏休みの演劇合宿に来た、演劇部一同。

 初日の夜、オータニ先輩は幽霊の気配を察知?

 どうなってしまうのか!


 P.S.

 おフロあがりに耳そうじをするとしめっている。


 ***


 初日の夜だった。俺と朱雀・オータニ先輩は同じ部屋であった。

「先輩、どうします?女子の部屋行きます?」

「そんな行きたいなら、朱雀と一緒に行って来い。俺は興味ないぞ」

「先輩、本当ですかぁ?本当に、興味ないんですか?」

「あぁ、あいつらで発情できるとは思えない」

「本当ですかぁ?今、行ってみたらもしかしたら寝間着に着替えてるかもしれませんよぉ?」

「そんな時に開けたら、人権が無くなるぞ。それに、対策してるだろ」

「行かないんですかぁ?トランプ大会とか、王様ゲームとか、お持ち帰りとかしないんですかぁ?」

「お持ち帰りしたら、退学らしいぞ」

「「え゛」」

「当たり前だろ。性欲に突き動かされるような欲の奴隷は、本校に要らぬ!」

「オータニ先輩ェ...俺はェ...どうしたらいいですかェ...」

「イタチもそんなに{ェ}は付けねぇよ」

「そんなェ...サスケェ...」

「あぁあぁ、酷い酷い」

 俺達は、天国であろう女子部屋に行くことは諦め、もっさい男子部屋に留まることにした。もっさい男子部屋にね。あぁ、俺は天国には行けないのか。


「───ッ!」

「先輩、どうしたんですか?」

「霊がいる...近いぞ」

「本当ですか?どこ?どこ?」

「ちょっと、女子部屋に行こう」

「えぇ?オータニ先輩?」

「そっちの方向からだ」

 オータニ先輩は、そのまま部屋を出ていく。俺達はそれに付いていく。

「ここか...」

 オータニ先輩が、一つの扉の前に立つ。そして、ノックしようとすると───


 ”バンッ”


「きゃあ!って、オータニ先輩?」

「アシュレイか...びっくりしたぁ」

「こっちの話ですよ!でも、よかった...先輩!助けてください!」

「何があった?」

「ポルターガイストがぁ!」

「ちっ」

 オータニ先輩は舌打ちすると、部屋の中に入っていく。俺らもそれに付いていく。

「これは...」

 部屋の中には、座布団や衣服などが散乱している。あ、ピンクのパンツだ。


 ここで、問題です!このピンクのパンツは誰のものでしょう!

 1.アシュレイ

 2.レイラ

 3.シルヴィ


 チクタクチクタク。




 正解はぁ...

 2番、レイラのでしたぁ!



「って、あぁ!私の!」

 レイラは、自分のパンツを拾いポッケに突っ込む。

「ポルターガイストか...いるなぁ...霊が」

「お、お、霊がいますか?」

「何喜んでんだ。俺は旅行先まで霊に出てこられて迷惑してるよ」

「俺は嬉しいので」

「なんたる自己中」

「ちょっと、花浅葱と朱雀も片付け手伝ってよね!」

「いいけど...一枚位パンツが無くなってるかもよ?」

「あ、やっぱいいです。変態さんは出ていってください」

 シルヴィに真顔で答えられる。酷い言い草だなぁ。俺は変態と言う名の紳士だって言うのに。


 俺らは、自分のもっさい部屋に戻る。すると───

「えぇ?」

 俺らの部屋も、荒れていた。



「俺らの部屋にも...ポルターガイスト?」




 霊がいるホテルで、俺達はどうなっちゃうのぉ?次回!不可思議な幽霊の罠で呪縛する?!

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