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爆縮と体温の機知(11)

ハッピーエンドとバッドエンド

ハッピーエンドが特別なのは

いつも笑っていないからだ

ハッピーエンドが通常になれば

僕等は悲劇を

喜ぶようになるのかもしれない

一番悲惨な光景を

目の前で見ようとするのかもしれない


だって、それが

特別な刺激だから

だって、それが

幸せを比べないってことだから


一つを全て閉じれば

明るい道しか残らない訳じゃない

僕等は退屈を嫌うし

ちょうど良い楽しさを

刺激として求めている


いつの時間も変わらない

あなたの爺さんもそうだった

あなたの母さんもそうだった

繰り返していることに

そんなに違いはない


バッドエンドが無くなれば

バッドエンドが好きになる

それが新しい刺激として

異世界の物事として

認識されるようになるからだ


全ての架空の物語から

バッドエンドが消えてしまったら

どうなってしまうのだろう

僕等は

もしかしたら

現実世界にバッドエンドを

作り始めるのかもしれない

極端から極端へ

僕等の簡単な頭は

そういう刺激も好きだから





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