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5話 買い出しに王都へ!

ツンツン‥‥。ツンツン。

人差し指で、俺の肩あたりをつっいてくる。

寂しそうにしてるソフィの頭を撫でて上げると喜んでくれたのか笑顔になっていた。


「いい加減買い出し行かないとまずなぁ」


キッチンの冷蔵庫の中を見て言った。


「買い出しですか?」

「エリシアと、ソフィがここに住むことになるから色々買わないとまずいかなぁて」

「なるほど‥‥。ならこのお金使って下さい。一応私に渡された生活費なので」

「いいよ別に、それは自分の欲しいものに使いなよ。」

「えー。お世話なるのに‥‥。」


残念そうにするエリシアの右腕を握るソフィ。

慰めてくれているのだと思うが、なんかその雰囲気が違った。

俺はその間親父の部屋に行き生活費を貰うことにした。


「親父いるか? て、寝てるし…」


親父はいびきをかきながらぐっすり眠っていた。

残念に思いながら、親父の机の上にメモ書きを残し、プラチナ金貨を自分の部屋の財布から取りだし食堂に向かった。


「ソフィちゃんは、どんなの好きなの?」

「う〜ん。これかな」


黒い色のリボンを指指して答える。


「黒色ですかぁ、確かに、今着ている服と合わせたらもっと可愛くなりそう!」

「エリシアはどうなの?」

「私はやっぱりこれですね。」


赤い色のリボンを指をさして答える。


「赤色、似合ってるかも」

「でしょでしょ!」

「なに楽しんでんだ?」


自分の部屋から戻ってきたアルバートが食堂の中に入ってきて広告のチラシを見ながら楽しげに答えている二人に声をかけた。


「あ、アルバート様。おかえりなさい」

「アル。おかえり〜。」

「おう。もう行くぞー!」

「「はーい」


二人揃って返事すると俺の後ろにいつの間にか着いてきて、玄関で靴を履き外に出た。


「えーと、確かこの辺にあ、あった」


俺は玄関あたりにあるはずの転送装置を探し出し、目的地を選択して転送する人を選んで決定ボタンを押した。


「あれ、いつの間にか王都にきてる。転移魔法かなにか?」

「あー都市間ゲートです。王都のあらゆる所に設置してあって自由に使える便利な転送装置ですよ〜。」

「詳しいね。エリシア」

「当たり前です。これでよく王宮を抜け出していましたから」


自信満々に言うエリシアと不思議そうに聴いているソフィ、当たりをしばらく歩いて商店街らしき場所に着くと一気に人々がこちらを向いた。


「姫様だ!」「久しく見てませんでしたがお美しい」「どうぞコチラに寄っていってくださいな。」


やっぱりこうなるよな。

一気に俺達の周りを民主が囲み抜け出せない状況になった。


「ど…どうしましょう…」

「しまったなぁ〜」

「ほえ〜人いっぱい」


その時、突如上空から誰かが俺たちを捕まえその民衆たちの間を通り抜け人気のない路地裏に回り込んだ。


「ガル。お前なぁ〜」

「またやってるからだろ? 全く人気者は辛いぜ」


俺たちをこのまで担いで来たのはガルバートだった。

幼い頃もよく俺とエリシア二人で街中に遊びに行くと周りを民衆が囲み身動きが取れない状況になってしまった時、ガルがいつも俺たちをかついで助けてくれていたのである。


「てか、よく三人も運べたよな」

「能力強化がかなり付いているからな!」

「ほんと助かったわ。ありがとねガルバート」

「人怖いかも…。」


さっきの人集りでソフィが俺にずっとしがみついたまま離れなかった。

人の関わりを持たない魔族にとっては一種の恐怖体験と言ってもいいだろう。


「お詫びになんか奢るから買い出しする間、俺たちの護衛頼んだ」

「おう、任せとけ! 」


ガルバートが居たおかげで、すんなり日常品や食料品を買うことが出来た。

途中、ソフィとエリシアがアイスクリームという新作のデザートに目を光らせ俺に買えとねだるが、今は甘いものを食べる気がなかったので二人分のお金を渡すと速攻二人仲良く買いに行っていた。


「美味しい〜。なんですかこのアイス…クリ…―ムという食べ物は!」

「冷た〜い。でも、甘〜い」


ここまで読んでくれてありがとうございますっ(*´ω`*)ノ

・王都に買い出しへ

・途中民衆に囲まれる。

・アイスクリームというデザート

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