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プロローグ ある日職員室に呼ばれたら...。

 ある日。俺は通っていた公立高校のクラスの担任に職員室に呼ばれ気付いたら、知らない森で、気づいたら赤ん坊になって捨てられていた。

 

 いやいや、なぜこうなったし、てか声でねー! とにかく人を探さないと! 

 あっち。

 え? こっちでいいのか?

 ・・・返事が返ってこない。


その前に今の声はどこから聞こえてきたのかすらわからなかったが、かごから降りて、ちっさい脚でかごを引きずりながら謎の声が示した方角に向かってかごを引きずろうとするが、びくともしない。諦めずにかごの上に乗り、籠の端を背中で思いっ切りおしこむと、籠の壁が破け地面に頭をぶつけて転がって、誰かの足にぶつかった。


「なぜこのような場所に赤ん坊が…。」

 まぁいいとにかくこの赤ん坊を家に連れて行かないとな。

 俺を拾い育ててくれた二人目の親父は、世界最強の騎士の称号を持つ。学園長だった。


 あれから十七年後

 

「アル。いつも来るの早いよな。」

「まぁな。」


 アル。それが俺の名前ではないが、ニックネーム的ものだ。本名は、アルバート・リークス。アルフィレット・リークスに拾われた俺は、十七年間育てられ、いつの間にか親父が運営しているこの学園。リークス騎士学園に入学させられはや一年九ヶ月経った。


「親父さんから逃げてるだけだろ? 」

「別に、にげてるわけじゃね~。」

 

 俺の前の席に座って、気軽に話しかけてくるこいつは、俺の一番の親友のガルバード・インクルス。三歳からの付き合いだ。良き俺の相談相手である。


「ほほぉ~。まぁ先生が来れば分かるか」

「それは、まじ勘弁」


 話の途中で、立ち上がり机の横に置いてある愛用の剣を鞘から抜いて突然構え、黒板側の扉が開いた瞬間、入ってきた親父の腹を柄の先で殴った。


「いてててぇ。何するんだ!」

「うっせぇ! なんで朝っぱらからいきなり、抱きしめやがって! まじであれ意味わかんねーぞ!」


 そう。朝7時ごろ起きてすぐ、制服に着替えて自分の部屋から出るといきなり親父に抱きしめられたのである。


「ふふふ、久しぶり抱きしめたくなったのだよ。分かるかね? 」

「わかんねーよ! ていうか何だよその恰好は! 」

「これは、お前の大ファンのあかしじゃ! 」

 

 親父の服装は、似顔絵をコピーしたTシャツをきて、ズボンにも俺の似顔絵がコピーされていた。


「いやいや、その恰好いい加減どうにかしろ! 恥ずかしいわ! こっちの身にもなってみろ! 」

「いい噂しか聞かんがの~。」

「うるせぇ! そのグッズ街に売り出されて逆に困るのは俺なんだぞ! 」

「仕方ないだろ? 皆ほしいほしい言うのだから。」

「まじか~。」

「マジじゃ。諦めろ最愛の息子よ」


 俺の右肩に手を置いて、話が終わると、今度はクラスメート全員に俺のどこが好きだということを話すだけで朝のホームルームが終わってしまった。


「はぁ~。家出したい。」

「何回目の家出だよ。」

「全くだ。」

「いい加減諦めろ。」


 騎士になるために集まった男子のクラスメイトは、俺にやさしい言葉をかけてくれた。家出はこれまで、十三回もしており、家出するたび場所がバレて俺に抱きつ泣いてくるのである。


「散々なめにあったな。学園長泣いてたぞ。」


 ギルガメッシュ先生が俺に近づいてきて言ってきた。

 親父をよく気にかけてくれる先生であり、俺たち男子の先生でもある。


「そうですか…。親父に伝えて下さい。抱きしめるのはマジでやめてくれと、」

「分かった。伝えておこう。それじゃあ授業始めるぞ。今日は実戦練習をしてもらう。」

「まじすか! 」「ついに実戦練習か!」「うひょおおお!」

 

クラスメイトは、その言葉に一斉に喜び始めた。

 その中では、俺とガルだけは喜ぶことをしなかった。俺は昔から親父と実戦練習をしたことがあり、一昨日の休日にしてきたばかりである。ガルは、俺が誘って一緒に練習していたからである。いつも親父に負けるが…。


ここまで読んでくれてありがとうございますw

息子愛が強いアルフィレットですが世界最強の騎士です。

一振りで一国を滅ぼすといわれるほどですが今では息子に心を打たれてようです。


・アルバードは元々高校2年生。 職員室に呼ばれて転移した(赤ん坊になって

・息子愛がやばい父親。世界最強の騎士。うっとしいい

・ガルバードは親友

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