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のんびり異世界商人生活  作者: 鳴宮 宮司
4/4

異世界人に会いたくて

アクアボールの水で手と顔を洗う。はぐれ大猪を倒した場所から離れて土魔法で椅子を作り、ちょっと休憩。


「疲れたー。上出来すぎるでしょ。何この自分。今までに見たことないんですけど。」


猪の狩り方とか兎の狩り方とかほんとに咄嗟だったんだけど、なんかできちゃったし。嬉しい、嬉しすぎる。

ヒャッハーって叫びたい。獣に見つからないように注意。


生活魔法lv1が生えてる。いつの間に。できることがどんどん増えていく、子供の頃を思い出すなあ。ああ16歳だったわ。若返ってますし。気持ちいい。生活魔法の欄を鑑定で見ると、イグニッション(着火)ウォータ(水生成)クリーン(清潔化)ウォッシュ(洗浄)ドライ(乾燥)とあった。せっかく神様にもらったトイレットペーパーいらなくなっちゃった。きっと他に使い道があるはず。


5分くらい経ったかな。見つけました、用水路!だけじゃなく獣道まで。確実なのは用水路だよね、獣道は後にしよう。太陽の傾きからすると今は午後3時くらいかな。長袖一枚で過ごせるから季節としては春か秋、経度と緯度は分からないけど。気温は23度前後のはず。灯りの文化があるなら夕方過ぎでも対応はしてくれそうだけど、夜の来訪って怪しく思われそうだな。ここは少し急いで肉を手土産に挨拶しよう。言語理解がlv1なのが気になるけど通じてほしい。


15分程競歩くらいの速さで歩いていると、上空に煙がみえた。竃の煙だったら嬉しい。嬉しくなってちょっと走ってみた。すると速い。速すぎる。100メートル10秒切れそうな速度が出た。半端ない。ちょっと力を入れただけでこれか。


そして木が前方からなくなり、草原にでた、見えたのは小麦色の畑と家が10軒程立ち並ぶ村。1キロメートルくらい離れてるけど、胸は喜びでいっぱいだ。遠くもよく見えるし、畑をよく見るに、多分季節は秋だろう。日が落ちそうだ。門を探さなくちゃ。


南に門らしきところをみつけた。門番らしき人が2人、割烹着のおばちゃんらしき人が1人。じっとしてたら怪しまれちゃうけど、感無量です。初人類!



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