神様と僕
こんな世界あったらいいなーと思いつつ書いてみました。
この作品は見切り発車です。プロットもございません。エタる可能性が高いです。
「すまん!」
「へっ!?」
僕は知らない場所にいた。パニックになったかと思った。何故ならそこには僕とおじいさんがいて他には何もない真っ白な空間だったからだ。
そしていきなりの謝罪。これでびっくりするなと言う方が無理だろう。そして更に目の前には未だにジャンピング土下座をした白髪の老人がいる。
僕はその沈黙に耐え切れず、勇気をだして尋ねてみた。
「あのー・・?誰ですか?」
すると老人はたちまち顔を上げ僕にこう告げた。
「儂か?儂はとある世界の神じゃ、一応その世界では創造神を任されておる。この度はおぬしを地球の神に譲ってもらっての、事後報告になるのじゃが、おぬしには私の世界に来てもらいたいのじゃ!」
んんん・・?これってラノベでよくある異世界転移じゃないかな?恋人居ない歴が年齢の僕には丁度いい案件なんじゃ?だがまてよ。このまま異世界に行ったとして生き残れる訳がない。ここは少しでも有利な条件を引き出さねば・・・。
「いいですよ。ただ少しばかりお願いがあります。僕にとってその世界は未知の世界。生き残るためにすこしばかりの援助を神様から頂きたく存じます。」
「もちろんじゃ。とりあえず緊急で言語理解と鑑定とインベントリのスキルを授けよう。他にスキルを2つ魔法を3つ選んでみないかね?」
破格すぎる!インベントリに鑑定って商人になれば無敵なスキルの組み合わせじゃないか!
びっくりした僕をみておじいさんは微笑ましいものをみる笑顔になった。
早速スキルの一覧から体術と気配察知のスキルを選び、魔法は水魔法、土魔法、回復魔法を選んだ。
「これでお願いします!」
「ほほほ。わかった。これでおぬしは以下のスキルと共に儂の世界、アルテーティアに降りたってもらう。」
「そしておぬしには使命などはない。地球の生活レベルとは程遠いかもしれんが、少しでも幸せになってくれれば、儂としては満足なのだ。くれぐれも命を無駄にはせぬようにな。」
「はい!ところでステータスは見れないのでしょうか?」
「下界におりたらみれるようになっておるぞ。
そうじゃ!少しばかりの金銭と衣類、武器防具の初心者セットをインベントリに入れておいてやろう。」
そして儂の加護もちょっとだけ・・・
「あのー、また会えるのでしょうか?」
「ほほほ。嬉しいことを言ってくれるのう。答えはイエスだ。地方の村には無いかもしれんが外壁のある都市とかになれば儂を祭る教会があるはずじゃ。そこで祈ってくれればまたこの場所で会えるじゃろう」
「ほかにも何かあるかの?希望があれば叶えてやるぞい?」
気になったので一応聞いてみた
「あのー?結局私はなんの為に呼ばれるのでしょうか?何か使命などありますか?」
「ないぞ。まったくもってない。強いてあげれるならばお主が生きてきた世界のことをアルテーティアに広めてほしいくらいかの。たぶんお主の事だから普通に生きてもらえればそれで事足りると儂はみておる」
「であれば、地球の物をアルテーティアに持ってくることは可能でしょうか?商人に興味がありまして」
「ほう。ではそのスキルも授けておこう。通貨は1円で1ゴールドだ問題ないな?」
「はい。お手数かけます。ちなみに他に気を付けることはありますか?」
「最初は慣れてないじゃろうから、街の近くの森に転移させるぞい、そこでスキル等の使い方を学ぶとよい。いきなり街中で魔法を放たれても困るしの」
二人で笑った。
「そうですね。レベル1の僕でも生き残れる場所でおねがいしますね」
「うむ。そろそろ頃合いじゃの。目を閉じて休まれよ。起きたときには、そこはアルテーティアだ。」
更新日時は決めていません。