「ふさわしい」を「ふわさしい」のつづき 教育機関から次の展開 官公庁でタイポグリセミア
「ふさわしい」を「ふわさしい」とするタイポグリセミアの続きです。大学院の論文は外部に公開されていることが多いので、公開をちゃんとしている機関ほど検索にヒットします。
site:ac.jp ”ふわさしい” 検索結果へのリンクです。
ttps://bit.ly/3L12r17
国内の公立で最も資金が潤沢だろう東大で、校正専門の担当やコストが安い全文AI校正の投入は無さそうです。他の大学でも「ふわさしい」が存在しています。
早稲田大学の優秀修士論文概要でも「ふさわしい」が「ふわさしい」になっているものが公開されていました。ついでに、その右側の文章に「言い換えが効く」、「伺われる」があります。
「言い換えが利く」のほうじゃないか。「窺われる」「伺知 (うかがいしる)」の形ならあるかも? いや、「萬葉集」についてだから古語ベースで「窺」「伺」のほうかもしれません。
ttps://bit.ly/3J5dJQ9
しかし、その横に「ふわさしい」とあります。チェックされていない感じ。じゃあ、見落としの単純な誤字の可能性が高いかなとなります。
誤用類型の研究論述で「ふわさしい」と誤字になっています。タイポグリセミアのおそろしさが分かります。自分が投稿しているものでも、タイポグリセミアに気をつけていたはずなのに、なんか単語の文字がいれかわってることがありました。今でもあるかもしれません。発見できていないだけで。
「いれかわってる」も、い抜き言葉だなあ「いれかわっている」とした方がいいか、でも、口語が強い投稿だしいっか!
NHK高校講座テキストでも「ふわさしい」がありました。サンプルをあげるのが面倒になってきたので他の事例紹介を省略していますが、高校における教育でも「ふわさしい」が存在するということです。つまり、高校~大学~大学院を通して「ふわさしい」は存在する。となると?
進路先として採用ボリュームがある官公庁でも「ふわさしい」は存在するだろう。そう思って検索していました。出てきた検索結果の量が多く先が見えなくなったエンドでした。いや、終わってません。かんたんには終わりそうにない。分けて投稿しよう。 そのようなことで、なかやまきんに君ネタで分離させて先の投稿を作成とあいなりました。
スクリーンショットを撮った分を無心で貼り付けていくと
mext 文部科学省。略称を文部省と書いていました。今では文科省なんですな。
国立教育政策研究所 NIER 「国立教育制作研究所」と誤字になる検索結果もあることは分かっているんですが、投稿にしあげる気力がありませんでした。
外務省と衆議院外務委員会。外国語に翻訳される時にどうなるか分かりません。機械翻訳で「ふわさしい」が一部の翻訳サイトで表示されるのは、公的機関からデータを集めているためと思います。
ttps://bit.ly/3L7RfzF
イタリア語話者の人に混乱をもたらしそう。
地方競馬なので農林水産省の管轄でしょうか。外注したものでも省庁サイトに掲載されると検索で表示されやすくなります。
林野庁。草もはえません。
環境省、プレスと委員会議事録。
総務省は答申書の日付が2ヶ月以内のものが2点なので、文章を作成した人は同じだと思います。ローカルでコピペして文章を使いまわしか、IME辞書が誤字を学習しているパターン。
国土交通省国土地理院は、地名を扱うため文字に対する練度が高いはずです。難読地名を捌いていても、タイポグリセミアが発生する。これはもう、タイポグリセミアは、どこでも発生するということでしょう。
厚生労働省。校正するリソースも不足していそうな厚生労働省。つらそう。議事録の自動化がすすめばいいですね。
裁判所のサイトでも「ふわさしい」があります。法務省サイトでは「ふわさしい」はありませんでしたが、他のタイポグリセミアはありました。スクリーンショットは撮っているけど、投稿に仕上げるにいたっていません。宿題が多すぎる。
内閣府でも存在していたので
取り扱う分野が広い、官邸でも「ふわさしい」はありました。議事録で複数発生です。これも同じ担当者の手によるものかもしれません。
一時期、法案の誤りがニュースになっていましたが、そもそも校正リソースが不足しているのではないかと思います。
公的機関で校正リソースがさらに減るニュースとして、ジャストシステムの一太郎の使用とりやめを見ました。一太郎には校正機能があって、公用文向けの設定もあります。一太郎は表記ゆれのチェックも可能です。一太郎の使用をやめると、校正機能、表記ゆれチェック機能も使えなくなるということです。
ATOKと「ぎょうせい公用文表記辞書」は使用するのかもしれません。何も考えずに「WORDとEXCELに統一します!」だと、誤字が減るよりも、むしろ増えるのではないかと思います。
Just Right!がバージョンアップしてタイポグリセミアに対応して、Just Right!のエンジンが一太郎に反映されると、タイポグリセミアも減るかもしれません。
公的機関以外で、校正の強い新聞社でも「ふわさしい」は発生しています。
毎日
読売 バイデン大統領就任演説の全文和訳は速度重視だったようで、タイポグリセミアが発生したようです。今でも修正されずに公開されています。
産経 PRっぽいです。校正は産経の責任じゃなさそう。
日経 これは企業から送られてきたPR文章と思います。
横断検索で「ふわさしい」もかなり存在していました。それは、別投稿で取り上げたいと思います。宿題ってことですな。ふえつづけていく。
おまけ 1
「立てこもり」を「立てもこり」。ニュースのテロップで「あれ?」っと思って検索すると、ぼちぼちでてきました。
テレビ朝日
福島県警
毎日新聞
国会図書館
「籠もり」「籠り」「篭もり」の漢字を開くさいに発生したものと思います。
おまけ 2
新聞を読んでいて、ブレイディみかこコラムで「幅を利かす」を「幅を効かす」。
精選版 日本国語大辞典「幅を利かす」の解説
ttps://bit.ly/3AUi6KV
「効く」「利く」は、もう、ひらがなで書くと決めた方がいいのかもしれません。
それにしても、なぜ顔写真の横に誤字をレイアウトしたのか……こいなの?




