表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/18

あれから2週間たったけど…

作りかけの物がなくなったり、完全に誰かから嫌がらせを受けてるようだ。

まぁ私も3回目があってからは、できるだけ持ち物を置きっぱなしにしないように気をつけてるから、大丈夫なんだけど。文化祭まであと10日程。何もなければいいな。



「今日昼休みはステージ使えるから劇の練習通しでするので、全員参加してね〜」


「今のうちにステージ横に運んでおこうか」


「そうだね〜」


クラスの子達がしっかりしてるから、本当に助かるな。私も運ぶの手伝ってこよう!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「沙奈ちゃん、透のロミオ楽しみだね!」


「そうだね!裏方の私たちはあまり緊張せずにすむね〜」


「透なら綺麗な顔してるから、客寄せなると思うしな」


「良かったね、あのまま司に決まらなくて」


「あー、あんときはありがと。助かったわ」


「どういたしまして」


「ちょっと沙奈ちゃん!小道具壊れてるんだけど!」


「え?どれ??」


「この髪飾り!ロミオからもらったっていう髪飾りよ!大事なやつだから、なおしてくれる??」


やられた…。

あのストーンを使った髪飾りが見事に壊れてる…。やっぱりギリギリまで持っておくべきだったな。失敗した。


「ちょっと見せて。これわざわざ1人で残って作ってたやつだよな??」


「あ、うん。そうだけど作り方が良くなかったみたいで、壊れちゃった」


誰かに壊された、なんて言ったって誰も信じちゃくれないし、嵐が通り過ぎるのを待つように、こっちが我慢してた方がめんどくさくなくていい。また作ればいいだけだし。


「沙奈ちゃん、こんな壊れるような作り方しないよね?誰かが壊しちゃったのかな?ちゃんと気をつけてほしいよね!作るの大変なんだから!」


「そうだね、今度は壊れないように丈夫に作るよ!」


莉央が怒ってくれるだけで、充分。

気にせず頑張ろう!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ