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あれから2週間みんなで放課後残って準備をしたり、台詞あわせたりとすごく楽しんでる。


「今日も沙奈ちゃん放課後残るの??」


「そうだね〜ジュリエットの髪飾り作りたいし!ただ部活にもそろそろ顔出したいから、1時間走って戻ってくる!」


「そうなんだ、私今日委員会の後用事あるから、帰らなきゃで…」


「大丈夫大丈夫!髪飾り作り結構ハマってきたし、昼休みの続きするだけだから莉央は気にしないで」


「ごめんね、部活頑張ってね!」


「うん、ならまた明日ね〜」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ストレッチまでしっかりしてたら、結構遅くなったな。もぅ誰も残ってないよね〜。

まぁ昼休みに結構終わらせて仕上げするだけだし、さっさと終わらせよ〜


自分の机に掛けてるバックを見ると、ストーンも全て粉々になった髪飾り。

えっ、なんで。誰かがバックを蹴ったぐらいじゃこんな風にならないし…。

とりあえず、最初から作り直すか。

材料ロッカーに入れてて良かった…。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「うーーーーん」

結局1時間以上かかったな。

ストーンの色足りなくて最初とはちがうデザインになったけどお任せってジュリエット役の子も言ってたし、問題ないよね。

それにしても教室で1人の作業は結構寂しいのね。


「お前なにしてんの?」


「うわぁ!?司?びっくりした」


「俺もびびったし。こんな時間までなにしてんの?」


「あー、お昼に作ってたでしょ?その続きをしてただけだよ」


「もう少しで完成だーって言ってたじゃん。なに?不器用すぎてこんな時間かかったの?」


「ちがうけど、もういいの!もう終わったから!」


「なぁ、それ昼休み作ってたやつとちがうくね?なんかデザインが全然ちがうじゃん」


あー。この男のこーゆー気づけますってのが女にとってのトキメキポイントなんだろな

見てないようで見てるんだもん


「いろいろあってね〜、こっちの方が可愛いでしょ?」


「ふーん、まぁ俺には女の好みなんて分からないけど、一緒帰ろうか。もう暗いし」


「そだね!ってか司はなにしてたの?」


「体育館で大道具作ってた。体育館に何人かいたぜ?」


「あ、そうなんだ!知らなかった」


「駅まで自転車後ろ乗る?」


「いや、走る。鞄だけよろしく」


「へーい」


駅まで走って、さっきまでの嫌な気分が少し紛れた。よし、明日からまた頑張ろう。

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