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予告編

カリギュラ効果

作者: 若松ユウ

A「海底時代」

――そう遠くない未来。人類は、澱んだ大陸を捨て、遥か大空の彼方にある宇宙へと旅立った。しかし、一部の人間は、大洋に隠棲することを選択した。

「あぁ。今日もマリンスノーが綺麗だな」

――これは、海底に安住の地を求めた数少ない人間たちの物語。多様性を認められない人は、ご遠慮ください。

  *

B「人間がロボット」

――全人類がエーアイ、すなわち、人工知能に飼われるようになった、二十二世紀初頭。人間は自由を喪う代わりに、平和と安心を手に入れた、ように思えたのだが……。

「警告。それ以上パネルに近付いた場合、ただちに排除処置を実行する」

――これはユートピアか、それともディストピアか。心臓が強くない人は、絶対に見ないでください。

  *

C「妖精さんが見える」

――彼女は、新進気鋭のアーティスト。曲を作ればミリオンヒット。文を書けばベストセラー。類稀な芸術的才能を持つ彼女には、ある大きな秘密があった。

「私ね。リャナンシーが見えるの」

――彼女の秘密が暴かれたとき、あなたは戦慄するだろう。頭の固い人には、絶対に教えないでください。


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― 新着の感想 ―
[一言] あ、カリギュラ効果ってこれか。 見るなのタブーってやつですね。 予告をそのまま作品にしてしまうなんて、素敵です^^ そういえば、ずっと机の上にある現代戯曲集、カミュの『カリギュラ』を読み…
[良い点] ∀・)これは短い作品の中にいっぱい濃い味わいが内包されている感じ……!あっさり読めちゃえるけど、なかなかな読了感を堪能できます。 [一言] ∀・)よく知らなかったんで、ググりました(笑)な…
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