第7話 紅い月(後編)
クオリティ低いのにこんなに時間がかかるとは…
あ、そうそう。
最近ツイッターを始めました、@kyoga1016で調べたら出てくると思います。
できたら覗いてみてください。
それではどうぞ!
紅魔館に入ってから目に入ったのは、ある人物だった。
咲夜「辰巳さん…!」
そう、咲夜さんだ。
咲夜さんの顔は、明るくなった瞬間…暗くなった。
そして唇を噛み、言った。
咲夜「お嬢様の命令です…貴方を…始末します…」
咲夜さんから発せられた言葉は、始末。
そして次の瞬間、僕の周りには沢山のナイフが出てきた。
魁斗『辰巳!』
辰巳「大丈夫。即席スペル…」
【衝撃・超音波】
僕は、音の高い振動をナイフに当て、ナイフを破壊した。
そして突っ込み、右ストレートのフェイクを入れ、回し蹴りを首めがけて入れた。
勿論、能力で一瞬で消えた。
『後ろ、上65°』
その言葉を聞いて、僕は後ろ蹴りをした。
見事にヒットした。
咲夜さんは、壁にぶつかり、フラついた。
そこに弾幕を撃った、威力重視ではなく、スピード重視。
撃った瞬間に、僕はスペルを構えた。
【音色の護符・スピード】
スペルを発動した瞬間、目の前にナイフが現れた。僕とナイフの幅は、僅か1cm。
僕は瞬時に後ろに飛んだ。
このスピードに慣れていないため、壁に思いっきりぶつかった。
『そろそろ潮時か?』
魁斗がそう言った。
僕はその質問に答えず、笑った。
そして咲夜さんの出した音を食べた。
リスクをギリギリ負わないぐらいの量の音を。
辰巳「こっからは魁斗は入れなくなる、待っててくれ」
『あいよ』
タイムリミットは…約三分!
俺は思いっきり突っ込んだ、まだ護符が続いているから、凄まじいスピードがでた。
咲夜さんは、能力を使って避けようとしたが、それは不可能だった。
それは、僕が咲夜さんと同じ能力を使えるようになっていたから。
咲夜さんの能力は、【時を操る程度の能力】。
時間の止まった世界は、色を失っていた。
避けることに失敗した咲夜さんは、僕のタックルをモロに喰らった。
咲夜「がっ!!??あ"ぁ…」
咲夜さんは、膝から崩れたが、すぐに立ち上がった。
そしてナイフを両手に、攻撃してきた。
僕は当たるナイフだけを捌き、防御した。
右手のナイフを捌き、奪い、左手を小突いた。
突拍子だったのか、ナイフは飛んで行った。
俺はそこに蹴りをお見舞いした。
その蹴りは脇腹に命中し、吹っ飛んだ。
そして俺は飛んで行った咲夜さんに向かって突っ込んだ。
辰巳「即席スペル…」
【激突・烈火槍】
僕はスピードを最大限まで上げ、突っ込んだ。
周りに弾幕のコーティングを作っていた。
その弾幕はスピードで燃え、くっつき、槍の形になった。
自分自体が槍に。
それは咲夜さんに命中し、光の速さになり、壁に激突した。
咲夜「がはっ!!がっ…!」
咲夜さんは口から血を吐いた。
なんとか生きていたようだ。
咲夜さんは自分の身体に気にせず、話した。
咲夜「これなら…お嬢…様を…とめられるかも…お願い…止めて…」
僕は咲夜さんの手を握った。
そして、咲夜さんは気絶した。
辰巳「妖精メイドの皆さん!咲夜さんを頼みます!」
そう叫んだ瞬間、妖精メイド達が出てきた。
それを見て、俺は走った。
レミリアさんの元へ…
………
……
…
レミリアさんがいる場所は、レミリアさんの自室だった。
そこにはパチュリーさんがいて、戦っていた。
紅い月を見て暴走しているレミリアさんを止めているのだろう。
辰巳「パチュリーさん!」
パチュリー「!?辰巳!」
辰巳「時間がないんでしょう、協力します!」
【七つの印】
部屋の隅に魔法陣を設置した。
このスペルは、発動者は自分の弾幕に当たらないという利点がある。
パチュリーさんには弾幕の当たらない部屋の入り口にいてもらった、そこでサポートをしてもらう。
レミリアさんは、弾幕の雨があるにかかわらず、高速で突っ込んできた。
咄嗟に音で鎖を作りレミリアさんを止めて、音で壁を作った。
レミリアさんは、鎖を容易く千切り、スペルを発動してきた。
【スピア・ザ・グングニル】
レミリアさんが放ってきた槍は、壁を貫通し、飛んできた。
【名無しの虹】
俺はスペルを発動し、その弾幕を槍に向かっての自機狙いにした。
そのお陰で、槍は相殺された。
『大丈夫か?』
辰巳「(正直ヤバイ、あのスピード、肉弾戦で挑んだら負ける、弾幕も簡単に避けられる)」
そんな事を言ってる間にも、レミリアさんは突っ込んでくる。
【不夜城レッド】
いきなりレミリアさんのスピードが上がった。
この距離、間に合わない。
【サイレントセレナ】
だがその攻撃は、パチュリーさんのスペルのお陰で軌道がズレ、ギリギリ外れた。
パチュリー「忘れてもらっちゃ困るわね」
パチュリーさんのお陰でスペルを発動する隙が出来た。
『あれ(・・)、試すのか?」
辰巳「(そのつもり、行くよ!)」
『おう!』
【魂憑依・魁斗】
内側にいる魁斗を呼び出し、自分の身体と合わせる。
この時の姿の名前は、《白夜》。
羽は大きくなり、目は左が赤、右が青、髪は銀髪に。
この姿になる事で、完璧な吸血鬼になれる。
白夜「これで対等だな」
その言葉をつぶやいた瞬間、レミリアさんが消えた。
だが、僕には見えている。
青い目は、レーダー。
そして赤い目は…
白夜「当たるかよ。見え見えだぜ、次の動きが」
分析、筋肉の動きや微弱な動作、そこから相手の動きを予想して避ける。
白夜「今度は…こっちの番だ…」
【音色の護符・スピード】
スピードを上げすぎたら、自分の動体視力が低くて壁にぶつかるが、今は大丈夫。
この戦いの決着は、約3秒…
俺は中腰になり、肘で腹をやると見せかけて、地面に手をつき、回し蹴り。
それを捕まえられ、回された。
俺はその反動を使って顔に一発。
ぐらついた所にドロップキック、レミリアさんはガード態勢に入ったので身体を捻り、ムーンサルト。
レミリアさんのガードが剥がれた。
そこにコークスクリュー、吹っ飛びはしたが浅い。
俺は追い討ちに蹴りをいれようとしたが…
【バンパイヤクロー】
爪を立てて刺しにかかって来たのでガード。
一撃目は凌げたが、レミリアさんは、瞬間移動をして裏に回っていた、爪は背中に刺さったが…
白夜「計画通り…」
【振動・爆撃音】
俺は、頭が割れるぐらいの爆音を出した、これは自分も喰らう捨て身の技だ。
白夜「こんだけ近かったら嫌でも聴こえるだろうよ!」
レミリアさんはこの爆音に耐え切れず、気絶した。
少し遅れて、俺も倒れた…
次回は宴会にしようと思います!
まだキャラは少ないから短くなりそうですが、待っててください!