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蒼い吸血鬼  作者: 不可思議
3/26

第1話 幻想入り

ふぅ…なんとか完成。

最近頭が回らなくてネタが思いつかない…

まぁできたのでどうぞ

俺は今、スキマ(・・・)と言う空間を落ちている。

こうなった訳は。


10分前


紫「幻想郷に行きたかったら、このスキマを使いなさい」


俺の前に、目玉だらけの空間が出てきた。

衝撃的でちょっと吃驚した。

いつもはやる事が筒抜けだったから驚く事はなかったけども、心が見えないからわからない。

驚く(・・)と言う感情は初めてで神秘的だった。

本当にこの人は面白い。


俺は迷わずその空間に飛び込んだ…


回想終了


そして今も現在進行形で落ちていっている。

このまま地面に落ちたら、おそらく死ぬであろう。

俺は死ぬのを回避する打開策を考えている。


打開策を考えたおかげで、違和感に気づいた。


背中だけ空気を受ける面積が多い事を。

俺は背中に目を向けた。

そこにあったのは、()、羽だ。

そしてとても光っていて綺麗だった。


これを使えば助かるかもしれない。


俺は背中に意識を集中させた、頭の中で念じた。動け、と。


なんとか動いた。

動きはぎこちなくとも、落下スピードは遥かに堕ちた。


そして、出口が見えた。


俺は着地体制に入った。

地面に足が着くと同時に膝を曲げ、衝撃を和らげた。

地面に手がついて、土が付いてしまったが、俺は言った…


辰巳「ここが幻想郷か」


目に映ったのは、生い茂った木々が連なる森。

後ろには紅い館。

一瞬でここに興味が湧いた。

そして思った、紫さんにお礼を言おうと。


???「あの〜…どなたですか?」


紅い館の門番かと思われる人が話しかけてきた。

地味にオレンジの髪と、チャイナ服、龍と書いてある帽子。

そして心は読める。

その感覚が地味に懐かしかった。

そしてこの人が思っていることは…


???「(誰だろう?見たことないから外来人だと思うけど…でもこの羽は?)」


外来人(・・・)、この言葉がキーだろう。


辰巳「望海 辰巳です、多分外来人でしょう」


外来人、名前のままで外から来た人、と言う意味だと俺は思った。


???「そうですか。私は、(こう) 美鈴(めいりん)です、ここの門番をしています。それで、ここ、紅魔館には何の用で?」


紅魔館、この館の名前は殆どそのまんまだった。

だが、俺にとってはここの全てが興味深い。

俺は美鈴さんに交渉した。


辰巳「中に入れてもらっていいですか?」


美鈴さんの答えは、即答だった。


美鈴「ダメです、どんな人でもここに入れるわけにはいけません」


その言葉には、重みがあった。

でも、内心は申し訳ないと思っている。

恐らく、この館の主に逆らえないのであろう。

それに、中に入って死んでもらいたくはない。と言う親切もあった、だから。


辰巳「俺は勝手に入るだけです。貴女は責められることはありません」


美鈴さんは悲しい顔をした。

私が入れたせいで死んだら面目無い。そんな言葉が聞こえてくる。

俺は言った。


辰巳「これは僕の身勝手です。それで死んだら自業自得です、貴女が心配する事はありません」


そろそろ美鈴さんも気付いている事であろう。

俺が心を読める事を。

だから安心したのか、無言で門を開けてくれた。


辰巳「ありがとうございます」


俺はお礼を言って入って行った。


館の中は全体が真っ赤で、自分の目がどうにかなりそうだった。

でも、やはり好奇心には勝てなかった。

俺はそのまま奥へ進んだ。


その一歩目を踏み出した瞬間だった。

横から物凄いスピードで刃物が飛んできていた。

俺は咄嗟に羽で凌いだ。

不思議な事に、この羽はとても硬い。そのおかげで死なずに済んだ。


???「何の用ですか?この紅魔館に」


刃物が飛んで来た所から、一人のメイドが出てきた。

手には数十本のナイフがあった。

既にあっちは戦闘体型に入っているらしい。


俺も木刀を持って言った。


辰巳「ただこの館に興味が湧いただけです」


メイド服を来た人は呆気に取られてから笑った。


???「ふっ…お嬢様が気に入りそうな人ね」


いつの間にか、メイドの人はナイフを片付けていた。

どうやら助かったらしい。

構えたのは良いのだけれど、あの後戦っていたら、恐らく負けていただろう。


???「十六夜(いざよい) 咲夜(さくや)、ここのメイド長をしています」


咲夜、と言う人は、礼儀もしっかりしていて、良い人だった。


辰巳「望海 辰巳です、以後お見知り置きを」


二人とも挨拶を交わしてお辞儀をした。


咲夜「辰巳さん、今からお嬢様の所に案内しますから、付いて来てください」


何をするのか気になったが、聞かずに心を見て探った。


辰巳「わかりました」


どうやら外来人とわかったらしく、ここに泊めてもらえるか交渉しに行くらしい。

俺は咲夜さんの後ろに付いて行った。


所々に妖精メイド見たいのが居たけど、それは気にしない事にした。


数分経って、大きな扉の前に着いた。


咲夜「ここです」


どうやら、ここが咲夜さんが言う、お嬢様(・・・)の部屋なのであろう。

咲夜さんは、俺の後ろに回った。

どうやら咲夜さんは案内をするだけらしい。


俺は深呼吸をして、ノックをした


???「入りなさい」


許可が下りたので。部屋に入った。


そして中に居たのは、身長が150にもたしてない、子供がいた。

子供と言っても、威厳があって、カリスマ性もあるから、一瞬でこの館の主とわかった。


???「初めまして、ね。ここには泊まる許可を取りに来たのよね?」


どうやら、この館で起こってることは、この人には筒抜けらしい。

だからはっきり言った。


辰巳「はい」


この館の主であろう人は、俺をじっと見てから言った。


???「ようこそ、紅魔館へ。私はレミリア・スカーレットよ」


どうやら泊まっても良いらしい。

ここの人らは、皆心を読みにくいから、どんな事を言うのかがわからない。


辰巳「ありがとうございます」


レミリアさんは言った。


レミリア「今日はもう遅いから、ベットで寝なさい。咲夜、用意して」


さっき部屋を出て行ったはずの咲夜さんが、俺の隣にいた。


咲夜「かしこまりました」


そして消えた。

どうやらここの人達は、皆特殊能力を持っているらしい。

ますます幻想郷に興味が湧いた。


そして、ベットの用意ができたらしく、咲夜さんが俺を呼んだ。


俺はそれに付いて行き、言われた場所に入って、ベットに入って横になって考えた。


辰巳「これからどんな面白い事がおこるのかな」


俺は柄にもなく、すこしワクワクしていた。

次はまだ考えてないので、次の投稿も相当時間が空くと思います

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