男は顔「だけ」じゃない
…はぁーい。毎度おなじみ、喪女サキュバスのサキュ、 喪女サキュバスのサキュです…。
なんてか、私のらいふうはもう0です。
もーやだ。もーやだ。婚活、もうやだ。おうちに引き籠りたいよう(p_-)
やっぱり顔面偏差値は譲れないという自分の卑小さに気が付いた私は、今回ちゃんと顔面偏差値高そうなお見合いぱぁちいを申し込ん出来たわけですよ。
「人型悪魔、エルフ、バンパイア限定ぱぁちぃ」って奴ね。ほら、私って下級だけど一応悪魔族だし?悪魔って中にはヤギ顔な奴とかいるけど、人型の場合基本的に美形だし?(エルフとバンパイアについては言うまでもないね)
そして会場についたら…いるいるいる!!超美形ばっか!!いやはや、現金なものでそうなったら私がっちりテンションあがっちゃいましたよヾ(‘ω’)ノ。面食い?いやいや、夢見る乙女なんです←
で、顔面偏差値高い面々に胸を高鳴らせて、(ああん、この中に私の王子様が…)と身を悶えさせていたんですけどね。最初は。
だけどその実態は…いやー…ひどかった。
【ケース1】
「…サキュバス?ハッ…(ゴミでも見るような目。以後いくら話掛けても反応せず)」
『陰険高飛車高慢野郎エルフの場合☆』
【ケース2】
「え、君も夢魔なの?うわぁ、こんな所で同族に会えると思ってなかったわー。ね、これ運命?運命じゃね?とり、ま、これ終わったら一発ヤッちゃう?…え、処女?またまた~。サキュバスが処女とかありえないっしょ。それにもしそうでも大丈夫。俺、超上手いから、処女でもちゃんと気持ち良くさせてあげるし。よし、じゃあ、きーまり。サキュちゃんと俺、カップル成立ね?ほら、今この紙に俺の名前書いて?はーやーく書―いて。ね?ね?ね?」
『脳みそまで精〇が詰まった強引チャラ下半身野郎インキュバスの場合★』
【ケース3】
「サキュバスか…サキュバスの血は、試したことがないな…サキュバスの場合、血液型はあるのか?産地…否、出身はどこだ?…血液の味は食べるものによっても変わってくる…君は、普段は精気だけで生活しているのか?他の物を食べたりはしてないか?…あと運動量も大切だ。週にどれくらい運動しているかね?」
『血液にしか興味ない、ご飯用専属家畜を探しに婚活をしている外道バンパイアの場合♪』
【ケース4】
「君、可愛いね。面白い魂の形している。…気に入っちゃった。ねぇ、僕と結婚してくれたらうんと幸せにしてあげるよ。君が死ぬ瞬間まで、めいいっぱい愛を注いであげる。…その代わり、死んだら君の魂を僕に頂戴?サキュバスの魂ってまだ持ってないから、コレクションに加えたいんだー」
『プロポーズのふりをして契約を持ちかける、魂コレクターの鬼畜高位悪魔様の場合ヽ(≧∀≦)ノ』
…碌な奴がいやしねぇorz
ああ…なんか、前回のお見合いぱぁちぃの時あったドワーフのおっちゃんが、急にいい男に思えて来たよ…。なんで私、連絡先とか聞いて置かなかったんだ…(T_T)
男は顔じゃない…とは、やっぱり言えないけど(やっぱり目の保養って大事です。てかこれほど糞野郎ども見ても、イケメン好きなんです。イケメンがいいんです)顔だけじゃないっては思うわ。顔が良ければいいてもんじゃない…。
でも顔が良くて性格も良いなんて奴、滅多にいないだろうし…いたとしてもとっくに売れているor 売れてなくても、私みたいな喪女サキュバス選ばんだろーし…
なんてか、私、ぜーたくなんかなぁ…でも妥協って良く分からない。てか、結婚って妥協でするものなの?そこまでして、結婚しなきゃなんないもの?そんなに、結婚って、大事?
…あー、もう婚活なんて辞めて、その辺の男とヤッちゃおうかな…お見合いぱぁちぃで出会ったインキュバスみたいな男と。そっちの方が後腐れなく、両親も安心させられるし…
…駄目だな。やっぱりそれ、超怖いわ。見も知らない相手複数人と、えっちするとか、考えただけで泣きそうなるわ。…つくづく、私ってサキュバスらしくないなぁ…。
あー…どうすりゃ、本当に好きだと思える相手と結婚できるだろう。分っかんない。みんなどうやってそういう人と出会って、結婚できているんだろう。
そんな未来、私には夢物語だなぁ…。途方もない、願いに思える。
なんか湿っぽくなってもうた。すんません。
しかし辛いヨー…婚活(;_:)