戦闘服、用意!!
へろへろへろ~☆
二度目ましての皆様も、はじめましての皆様も、おこんにちわ。
天然記念物級非モテ系サキュバスのサキュでふ。(仮名)表記は今回からやめておくゼ。
なんだっけ、はんとぉるねむ?だからね。ぱすこむの、このぶろぉぐでは、私はサキュなのさ。覚えておいてくれたまえ☆←
前回男性の方だと思われる方二名に、コメントを頂きまして、てんしょんMAXになりますた。
ひゃっほい!!婚活前から、モテモテ傾向来たくね?しかもお一人可愛いとか書いて下さってるし。これ私の時代来たくね?
と、滑空能力は殆どない、短い羽をパタパタはためかせ(私はこれを萌え羽と密かに呼んでいる。鑑賞用だろう。どう考えても)大喜びでぱすこむに向き合っておりました。
よくよく考えたら、私のポジ、男性向けエロで一番喜ばれる、処女びっちって奴じゃね?だってサキュバスたし。びっちは確実だし。
いやあ、困ったな~♪♪
しかし、そんな調子こいた私の目に入った、部屋の姿は愚かな私めに残酷な現実を突きつけました。
櫛を入れてないボサボサの髪。
ボロ布を巻き付けて紐で縛ったような、適当過ぎる格好。
久しく磨いていないせいで、くすんだ巻き角。
手入れをしてないせいで、張りがない尻尾。
ぱすこむじゃ、姿は見えないからね☆ヽ(・∀・)ノ
orz
婚活の為にまず見掛けから!!見掛けから改造していく必要があります!!
大丈夫。私は血だけなら、サキュバスのサラブレッドです!!地は悪いはずがありません!!多分…きっと……そうだと信じたい。・・・(;´Д`)
私めのお小遣いは、悲しいかな余剰精気を売った分くらい。適当に気分で、定価を決めず売っぱらってるせいで、あんま多くねーです。
んなわけで、できる限り経費を押さえたい。
まずは手近なところから、と、一緒に住んでる姉様から服を借りることにしました。
私の姉様、落ちこぼれの私と違ってすごいんです。まさにサキュバスのエリート。そして、私的に言わせると、婚活のプロフェッショナル。
姉様、13人の旦那と、24人の子持ちです。しかも旦那は全員異種族の権力者。しかも夫婦仲は全員良好で、旦那様方は喜んで子ども引き取って育てているという、信じらんない婚姻関係結んでいるのデス。しかも子どももその状況をちゃんと受け止めて、ちゃんとねー様慕っているとゆー…
どこの異世界のお伽噺ですか(;゜∇゜)
……まあ、そんな姉様ならば、男を簡単に落とせる服なんか、大量に持っているはずです。
そんなわけで、私は姉様の部屋を訪れました。
私「姉様~。婚活したいから、服貸して~」
姉様「あら素敵。勿論よ。私が見繕ってあげるわ」
会話からもお分かりになりますが、私は家族の恥のような駄目サキュバスですが、姉妹仲は至って良好であります。てか、父様も母上殿もなんだかんだ、私に優しい。
「駄目なこほど可愛い」という心理らしい。
良い家族をもったなあ、と感謝を禁じ得ません。(T_T)だからこそ、べったり甘えて62年も処女を貫き通せたともいいますが←
そんなわけでwktkしながら、姉様が服を準備してくれるのを待ちますた。
そして、姉様が持ってきた服をみた瞬間(゜ロ゜; となりました。
私「姉様……それは服ではなくて布とか、下着とかというんでないですか?」
私が着ているのがボロ布ならば、姉様が持って来てくれたのは薄絹と言えばよいのでしょうか。繊細な刺繍が施され、抜群の手触り。かなり上等なものなのは、間違いありません。
ただ、色々足りない。具体的にいえば肩や胸や足や、その他諸々の露出を抑える面積が。
これ着たらビーチクの際ギリギリ、ぱんちらギリギリ半ケツ見えかけの、超際どい視界の暴力になるのではないかしらん?歩く18禁にならないかしらん?
そんな私に姉様は、扇情的な笑みを浮かべます。妹の私でも、ドキッと致しました。
姉様「女性は裸に近ければ近いほど、魅力的なものよ。いっそ裸の方が良いくらいだわ」
\(◎o◎)/
私「……姉様。私結婚相手に出来れば処女あげたいんだけど」
姉様「なに言ってるの?結婚に一番大切なのは、体の相性よ。寝てみないと、本当の意味で相手のことなんかわからないわ」
私「あのですね。ヤリ捨てられたくなりたくない、そういう気持ちがありましてね…」
姉様「あら、そんなことを怖がるなんて、やっぱりサキュはお子様ね」
そう言って姉様は、人差し指で私の額をつん、とつつきました。
男にやって下さい。そんな萌え仕草。
姉様「恋愛は体を重ねれば重ねるほど、悲しみや苦痛も含めた色んな感情を味わえば味わうほど、熟成されるものよ。色んな男と、深く付き合いなさい」
………うん、薄々分かっていたことだけど。
身内の婚活や恋愛に対する価値観違い過ぎて、私が求める婚活には、超使えねぇーーー!!!!((((;゜Д゜)))
服はサキュバス以外の人が書いた婚活ぶろぉぐを参考にすることにしました まる
婚活ぶろぉぐに書いてあった情報によると、婚活には露出が少なくてケバくない服が良いらしい。若いこならば、「ゆるふわ系」も良いとか。
若いこといって良いか分からぬアラシクサキュバスですが、そもそもゆるふわ系とは何ぞや?
でっかい毛皮でも着れば良いのかしら。しまった。それは姉様の部屋にあったぞ。
「姉様なんか、もー頼らない~!!」
と、泣きながら逃げてきた身としては、「やっぱり貸して~(てへぺろ)」とは言いづらいぞ……( →_→)
取り合えず、もうちょっと下調べをしてから、角やら尻尾やら、羽やらを隠して人間向けの服屋に潜入することにしました~。
サキュバス向けはエロイのしかないしね。村の全種族共通の服屋は、種族によって違いすぎるサイズに簡単に応じられるように、デザイン自体はシンプルなものに統一してるのよね…。
次回、「サキュのお洒落服屋潜入編」
どんどんぱふぱふ~。
次回もお楽しみに!!(←こういう締め方して見たかったw)