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二人の転生者

こいつは転生者だ!

そう確信した俺は、金髪の男のステータスを確認した。


種族:人間 ♂

名前:ネルソン・テリヤスラ

Lv:99

MP:13,570

腕力:999

頑強:999

俊敏:999

知能:999

スキル:鑑定、剛腕、硬化、連撃、斬撃の極み、雷魔法、火魔法

裏スキル:正義神の加護、神ぺディア、神マップ、断罪の剣


「ふふふ、その顔は僕のステータスを確認したようだね」


「お前は何者だ!」


「何者、か。難しい質問だ。僕は正義神の加護を授かった転生者。そう、勇者だ。そして正義教団の最高指導者でもある」


「お前が黒幕だったのか!」


「黒幕とは失礼な。ところで転生者くん。キミに1つお願いがあるんだ。大人しくこの世界から退場してくれ」


突然現れた黒幕に俺は動揺していた。

どうやら転生するたびに俺を抹殺するように指示を出していたのは、もう1人の転生者ネルソンだったようだ。


「なぜ俺を消そうとするんだ。転生者同士、協力することはできないのか?」


「はっ、協力?反吐が出る。僕はね、ただキミに消えてもらいたいだけなんだ。なぜなら勇者は1人で充分だからね」


「んなっ?そんな理由で俺を消そうとしていたのか!」


「当たり前さ。キミは転生するたびに強くなり、裏スキルの数ではいずれ僕を超えるようになるだろう。もしかすると僕を排除しようとするかもしれない。はっきり言うけど邪魔なんだ、僕の平和な転生ライフのために消えてくれ」


ネルソンが言う理由はひどく身勝手なものだった。

自分を上回る能力を持つかもしれない俺が、もしかしたら将来的に敵となるかもしれない。だから前もって殺しておくというのだ。


「じゃ、消えてくれる?」


ネルソンは金色に光る剣を抜き放つと、ハイネ婆さんごと俺を真っ二つに両断した。

ハイネ婆さんは咄嗟に防御魔法を発動したが、そんなものお構いなしに、魔法ごと斬られた。

何のスキルも使用していないであろう抜打ちで、あっけなく俺の4度目の人生は終了した。

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