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プロローグ

俺は闇の中でガタガタと震えていた。


ここは俺の母親の胎内だ。


聞こえるのは自分の鼓動と母親の心臓の音のみ。

しかし俺はこの後、生後間もなくして死ぬ運命にあることを知っていた。


なぜなら俺が胎児として転生するのはすでに7回目だからだ。


このまま何もせずにいたら、俺も死ぬし、母も死ぬ。

そしてこの街にいる大勢の人々も犠牲になることだろう。

俺は行動を起こす決意を固めた。


(どうしてこんなことになってしまったんだろう、、、)


俺は初めて転生した時のことを思い出す。


---


交通事故によって命を失った俺は、気が付くと真っ白い謎の空間に佇んでいた。

すると謎の幼女が目の前にあらわれ、こう言った。


「おお、幸運な若者よ!あなたはこの転生神ルキアスによって見出されたのです!」


幼女は転生神ルキアスと名乗り、俺の目の前に仁王立ちしていた。


「転生神?なんだそれ」


ルキアスは大仰にうなずくと、もったいぶってこう言った。


「あなたは不運にも交通事故によって命を失いました。しかし大丈夫!異世界に転生することによって第二の人生を手に入れることが出来ます!」


「転生、マジで?すごいな!」


この時の俺は転生と聞かされて浮かれていた。


「そう、幸運な若者よ!あなたが転生させてほしいと望めば、この転生神ルキアスの加護を与えましょう。さすれば死の呪縛から解き放たれ、転生して第二の人生を歩むことが出来るでしょう。」


この時の選択を後に大いに悔やむことになる俺であった。


「頼みます、俺に転生神の加護をください!」


「もちろんいいとも」


幼女は優しい笑みを浮かべていた。

















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