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お金の話<4>世界のリーダーだった、ソ連

作者: 千載納言

ディトレ。相場でご飯を食べて遊びたい。 >キーワード >デイトレ 双子 <<こんなママも、




===A=20221214、水曜

 世界のリーダーソ連、年金を払えなくなって崩壊。楽な職場、働かない労働者。




=A===20221214(水曜)


ロシアの最新兵器はどこへ消えたのか、統計数字の謎を暴く

12/14(水) 11:01配信


92

コメント92件



JBpress

 (2)保管されている戦車・装甲車が他国に横流しされている可能性


 保管されている戦車・装甲車が使えないのには、腐食のほかにも理由がある。


 一つの理由は、ロシア軍の戦車等が横流しされていて、旧型の戦車が実際に軍参謀部が記録しているだけの数量がないのではないかということだ。


 北朝鮮は旧ソ連時代から、T-55やT-62戦車、PT-76軽戦車を引き渡され、現在約4100両保有している。


 これよりも新型は、約10両しかない。


 また、装甲車を約2500両保有していることになっている。ほとんど旧ソ連(中国は一部)から導入したものだ。


 ソ連邦崩壊から現在でも、ロシア軍の旧式戦車は北朝鮮に渡っている。また、シリア、中東の国の反政府組織に秘密裏に渡っているという情報もあった。


 これと併せて弾薬も密売されているようだ。


 ソ連邦崩壊後、弾薬庫が原因不明火災で爆破するという事故が多発した。その理由は、弾薬を盗んだ者が、その事実を隠すために、弾薬庫に火をつけたということだった。


 もう一つの理由は、ロシアで保管されている新型のT-80は、戦場に投入できないということだ。


 例えば、ロシア軍がウクライナの戦場で使用している戦車(装甲歩兵戦闘車を含まず)は、T-62/64数量不明、T-72戦車1900両、T-80戦車450両、T-90戦車350両から一部残して投入されたものだ。


 この数値にあるように、T-72戦車が主力だ。


 それよりも新しいT-80戦車約3000両は保管状態にある。本来であれば、数量が最も多くて新しいT-80戦車が主力戦車であってもよいはずだが、実際の戦場ではそうではない。


 これはかなり不思議なことだ。なぜなのか。分析担当官の誤りなのか、それとも特別のからくりあるのだろうか。


 ロシア軍に余裕があるから新型の戦車を投入していないのか、あるいは、ロシア本土防衛のために残しているのかもしれない。


 しかし、なぜロシアはせっかく獲得した領地が奪還されている段階でも、新型戦車を多数投入しなかったのか。


 それは、保管されているT-80戦車は、使えないと考えると次のことが浮かび上がってくる。


 情報がないので100%の推測なのだが、軍の保管敷地内にあるのは形だけの戦車であって、重要な部品、例えば、エンジンや照準装置などは外され、友好国に輸出され、新型戦車に組み込まれているのではないかということだ。


 T-80は比較的新型なので、腐食は少ないはずだ。また、機能的にも優れているはずなので、速やかに戦場に投入してもよいはずだが、そうではない。


 使えないという可能性が高い。


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最終更新:12/14(水) 13:41 JBpress 20221214(水曜)


++++

 その数量を見れば、投入数約2600門の約9倍で、無尽蔵にあるという感じだ。


 だが、それらは約30年間、野ざらしにされた結果の腐食があり、ほとんど使い物にならないか、もしも使える可能性があっても、使えるまでに回復させるには多くの時間と部品が必要になる。


 例えば、自走榴弾砲はエンジンと砲身の腐食、牽引榴弾砲は砲身と射撃の緩衝装置の腐食、自走多連装砲はエンジンの腐食が、回復できなくしているだろう。


 迫撃砲は、砲身の腐食が少なければ回復が早い。


 回復には、優秀な整備員や部品が確保されているかどうかだ。


 ソ連軍が解体されたときに、多くの研究者や整備員が失職した。私が、約30年前にモスクワを訪問した時に、聞いたことだが、中高年の男達は、工場に行って、何もしないで酒ばかり飲んでいるという話があった。


 それから約30年が過ぎ、現在その30年前の火砲を修理・整備できるだろうか。私は、一部を除いて、ほとんど不可能だと見ている。


 ロシア軍の火砲は、戦車等と同様に、かつて北朝鮮や中国に供与された。


 現在、保管されていることになっている火砲は、近年、北朝鮮に横流しされている可能性がある。


 なぜ横流しをしているのかというと、整備兵たちの給与が少なかったり、支給されなかったりした期間があったために、兵器を横流しして利益を得ていたというのだ。


 ソ連邦が崩壊した後には、このような情報は至る所にあった。


 火砲そのものも他国に横流しされているが、火砲の部品も同様だ。


 古い火砲を使わないのであれば、火砲そのものから部品を外して、あるいは倉庫にある部品を横流ししても、表面上は何も問題はない。


 かつて、兵器の部品が密輸されている情報も多くあった。


 このようなことで、保管されている兵器をロシアの軍倉庫から出して、次から次へと戦場に送り出すことはできない。


 野ざらしにされている兵器を戦場に復帰できる数量は、かなり少ないだろう。


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最終更新:12/14(水) 13:41 JBpress 20221214(水曜)


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めざせ、ホテル暮らし、日収10000円。

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