元魔王現る
〜イソワノ国 国境門〜
門番兄『魔王さまの力を持っても あの怪物は倒せませんでしたか』
銀汰『あいつら、攻撃を食らっても 痛みを感じるだけで むしろ危険になる 下手に手を出すと ややこしい』
門番弟『魔王さまの力を持っても ダメってか? 大した事ないんじゃ無いな 魔王ってのは』
ラス『あ、あんた 銀汰さまを侮辱するとは‼︎』
門番弟『事実だろ あの怪物を倒せなかったんだからよ』
ラス『き、貴様‼︎』
ユミ『この状況で争ってる場合じゃないでしょ⁉︎』
『その小娘の言う通りだ 愚か者めが』
突然、恐ろしく 不気味な聞き覚えのある声が聞こえた
銀汰『この声は・・・ ん?』
銀汰の影が長く伸び 妙に揺れる
銀汰『か、影が う、動いてる!?』
ユミ『な、何よ これ』
プラティー『なにか、来ます』
影から 何か実体のあるものが現れる
ドレファム『この様な時に 協力関係同士のもので 争うとは失笑‼︎』
門番弟『お、お前はもしや・・・』
ラス『せ、先代さま!』
銀汰『なに人の影に潜んでるんですか(汗)』
ドレファム『なに、お前は魔王としてまだまだ 青い こうして、お前を見守るのも先代としての役割よ それから、 何気に 居心地良かったぞ』
銀汰『いや、そんな事言われても』
ラス『しかし、なぜ急に先代さまが?』
ドレファム『お主らをみて 少し、腹が立った 故にこうして現れたのみだ』
門番弟『・・・』
ヘルベイユ『あの人が先代?』
銀汰『そう、見た目は怖いけど 悪い人じゃ無いよ』
ドレファム『む? 我を恐ろしく見るか・・・ やはり、お前(銀汰)はまだまだだな』
銀汰『そりゃ、人の影に潜んで あれこれ覗き働いてた先代魔王とか 怖いよ』
ドレファム『ブグッ』(精神的ダメージ)
銀汰の影に潜み 現れた魔王ドレファム
彼の登場により 機転となるのか いなか