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~華の高校生活を送りたかったのに!!!~

受験も間近に迫り、学校は家庭研修期間。入試のためにたくさん勉強してくださいねっていう、長期休暇な訳なんだが、俺は何もしていない。本当にしてない。いや、いるじゃん?「私、全然勉強してない!やばい!」とか言っといて、テストで90点とか取るやつ。あれ何なの?あいつらの勉強してないっていう基準おかしいの?


…じゃない。そんなことどうでも良い。とにかく、本当に俺は勉強してない。この長期休暇に入ってやったことと言えば、ネットに上がってるエロ動画観たことしかない。なんであれ修正されてんだろうね。隠れてるとこ見たいよね?あ、そんなことない?そっか…


そして今、気がついてしまった。願書提出締切日。そう!受験させてくださいって、提出する締切日!!


「明後日…じゃね…?」


万年床と化している布団から飛び起き、エロ動画を観るためだけにしか使ったことないパソコンを起動する。


「うわぁ、マジか!もう行けない!?」


俺の住んでる街の変わってるのは、願書を出したらほぼ確実に合格できるところ。ようは願書を出した順番が、早い者から順に合格が決まるっていうわけ。もちろん学力で落とす学校もあるけど、そこは将来世界を動かすような人たちが行く学校。つまりは超絶エリート校。

まぁ、そんな所に俺が行けるわけないから、下から数えた方が早いような高校に友達と行く約束をしていた。早くに願書さえ出せば合格できるしな。


「…やっちまった…定員に達してる…」


やっとの思いで開いたパソコンの画面に映し出されたのは【募集締め切りました】の文字。そう。友達と約束していた高校には入学できないってこと。


「俺なにしてんだ…。募集開始は1ヶ月前だったよな?1ヶ月前?なにしてた?あ、エロd(((」


パソコンの画面を進めても進めても、出てくるのは【募集締め切りました】の文字。条件を変えて検索したところで、結果は変わらない。中卒は避けたい!と必死に探す俺の目に飛び込んできたのは、とある高校。


「ん?でもこれ女子校だったよな??」



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