ワンデイスーン
太腿の付け根辺りから思いっ切りケツをリフトアップさせる。
「ちょっとやめて」
ベッドの上、裸でうつ伏せているカノジョが声を上げる。俺は気にせず、カノジョのケツをリフトアップし続ける。
「やめてって」
俺の握力は50kgある。最近たるみがちなカノジョのケツを、もう一度張りのあったあの頃に戻せる自信がある。だから、カノジョのケツをリフトアップし続ける。
「やめってってば!」
カノジョは声を荒げる。上半身を起こし、しつこくケツをリフトアップし続ける俺の頬を張る。
「変態!」
「この行為を変態というんなら、世のエステティシャンは全員変態だ!」
「、、、、、」
One day soon《そう遠くないうちに》、俺とカノジョは別れることになるだろう。ケツをめぐる、価値観の違いで。