博打 解説
これは私が投稿した『博打』という作品の解説となっております。まだそちらを読んでいない方は先に本編を読むことを推奨します。
なお、これは「解説」とありますが「答え」ではありません。あくまで作者が考えた、『こうだったかもしれない』という一つの解釈です。あなたの解釈と私の解釈が違っていたのならば、それはきっと、違う世界線のお話なのかもしれないですね。
第一段落
主人公は真っ白なだだっ広い空間に気が付いたら立っていた。そこは何もない無の空間だった。こんなところでただぼーっとしているだけだと気が狂ってしまいそうだと思った主人公は歩くことにする。歩き続けると大勢の人の声が聞こえる。その声は歓声と悲鳴の混じった声だった。主人公はその声に引き寄せられるように近づいていく。気が付けば真っ白だった世界に草原と青空が広がっていた。なぜか声の元に行かなければならないという衝動に駆られた主人公はそこに向かって走り出す。だが不思議なことに疲れを感じることはなかった。
第二段落
声の元にたどり着いた主人公は歓声や絶叫が飛び交うところへ到着する。そこにいる人々の視線は光る板、もといスクリーンに集まっており、主人公も自分の姿が映っていたためスクリーンを見る。スクリーンに移っている男(主人公)がいることに気が付いた誰かが「お前のせいだ」と非難してくる。その声で主人公に気が付いた他の誰かが「お前のお蔭だ」と感謝してくる。そのリアクションを見て主人公は自分がここにいる人々の大切な何かに関わっていたと理解する。たくさんの感謝と罵声を浴びたが、スクリーンの画面が変わった瞬間いきなり静かになり、空気が張り詰める。
第三段落
主人公は絶望して崩れ落ちる人や勝利を掴み取り喜んでいる人、そしてスクリーンを茫然と眺め、話しても拉致のあかないことを話している人々に呆れていた。そうしていると男が近づいてきて、「お前は初めてか?」と聞かれる。頷くとここは生前の徳を賭けて勝負をし、来世の自分の運命を決める場所だと教えられる。どうやらスクリーンに映されている人間の最後の瞬間(死因)を予想して賭けるという勝負らしい。既に死んだ人間が生きている人間に踊らされるなんてばからしいと思う。だが主人公は賭けることにした。その人間の行動に祈るのではなく、自分の運と未来を信じて。主人公は自分に対して絶大な信頼をしているため、来世が地獄のような人生になるという選択肢すらない。
勝負についての詳しい説明
現在生きているかつ死が間近な人間がスクリーンに映し出される。その人間の死に方で自分の徳を賭けた賭け事をする(徳の量は生前にした行いで決まる。良い行いをしているほど多い)。最終的な徳が多いほど来世の自分の運が良くなる。逆に徳が少ないほど来世の自分が不運になる。
第二段落の詳しい説明
主人公は先ほどまで賭けの対象とされており、その賭けに負けた人間が主人公のことを非難し、勝った人間が主人公に感謝されていた。




