マーダー・ピンクのお仕事。
マーダー・ピンクは、地下13階のセーブポイントの前に居座っていた。
地下に降りる階段に、大量の油を撒き。
チーム女神の思し召しを待ち受けた。
チーム、女神の思し召し。
最近、チームメンバーを入れ替えて。
飛ぶ鳥を落とす勢いで、地下14階クリアを目指していたが。
14階には、セーブポイント無く。13階に戻っていた。
13階に上る階段に、油のような物が巻かれており。
チーム女神の思し召しは、壁を使い。ゆっくり、一段ずつ登っている。
「誰だよ、こんな馬鹿みたいな、トラップ仕掛けたやつは」
レベル22の侍が、右足を滑らせて。怒っている。
「本当よ。何考えているの」
花魁の式神使いが、ベトベトになった手で。壁を触っている。
「運営に、文句言ってやる。これで、階段から落ちて死んだら。4時間潜った意味がないわよ」
武闘家の女性が、階段で10分費やしていて。イライラしている。
「私、この後バイト入ってんだけど。馬鹿なの」
最近、メンバーに入った、黒エルフが一番後ろで騒いでいる。
「ゴメンね。僕が悪い訳じゃないけど。誘ったのは、僕だから」
白いエルフの魔法使いが、黒エルフに対して。謝った。
「何言ってんだよ。1時間前に、俺の予定はスタートしているんだよ。塾に遅れるじゃないか」
学ランの刀使いが、時間が無い事をアピールした。
「バイトに遅れたら、開示請求してやる」
黒エルフは、焦っている。
「そうだ。開示請求しよう」
学ランは、黒エルフに賛成すると。
螺旋階段の頂上が見えた。
頂上にピンクの兎が、腕組みをしている。
「遅かったな。待ちわびたぞ」
右手の人差し指が、二の腕を叩き。イライラしている。
マーダー・ピンクは、ドリアードを2体召喚して。
ドリアードは、弦を伸ばし。
ターゲットのエルフ以外を捕まえた。
黒と白のエルフは、驚いて階段を滑り落ちて行った。
侍が、自分と花魁の弦を切り。
学ランが、武闘家の弦を切り落とした。
「なんだよ。引き上げようと思ったのに。階段だと、お前の方が達不利だぞ」
兎は、まだ腕組みをしている。
「だったら、このヌルヌルを解除しろよ」
侍が、油の解除を要求した。
「解除は出来ない。攻撃はしないでおくから。サッサと登って来い」
兎は、セーブポイントまでさがり。踊り場を開放した。
さらに警戒しながら、4人はゆっくりと踊り場に辿り着いた。
「私は、構わないが。アンチのギャラリーが、ダラダラしていると、別な動画を見始めるので。3分1ラウンドで、潰してやるよ。虫の息なんだろ」
女神の思し召しは、地下14階に4時間潜っている。
体力も、魔力も枯渇している。
同じレベルのドリアードで、十分だった。
弦を、何本も伸ばして。巻き付けては、壁に叩きつけ。
花魁が、死ぬ前に。魚の魚雷を、放ったが。
私は、簡単に避けて。
「イチャイチャは、リアルでしとけ」
私は、花魁の頭を鷲掴みして。思いっきり、壁に叩きつけて。ゲームオーバーにした。
そこからは、ドリアードが頑張って。
3人を潰した。
私は、ワイプ画面を出して。14階の状況を確認した。
『キャー』『うわ~』
黒と白のエルフは、14階に落ちて来た。
「お久しぶりね。元気だった」
白いエルフの継ぎ接ぎゾンビが、大きな弓を引いていた。
「待て。単なるゲームじゃないか。本気になるなよ」
白いエルフは、言い訳を話した。
「私は、関係ないよね。二人の問題でしょ。逃がしてよ。バイトも、遅れそうだし」
黒エルフは、関係ないと言うが。
白いエルフを、そそのかしたくせに。
「私は、貴方がバイトを、休めと言ったから。休みを入れたの。貴方が、課金アイテムを買ってと、言ったから。アイテムを買ったの。なのに、なのに。貴方は、私を簡単に捨てた。絶対に許さない」
白いエルフのゾンビは、涙を流して。
「サヨナラ」
「やめろ。待っ」
白いエルフが、画面から消えた。
黒エルフは、階段を駆け上がろうとしたが。
逃げる事ができず。五段登って、落ちて来た。
「待って、私は悪く無い。何で私ばかり、攻撃されるの」
黒エルフは、男に依存するタイプだった。
「そうね。馬鹿な男に依存した私が悪いのよね」
白いエルフのゾンビは、矢を放ち。
ゲームを終わらせた。
アンチのギルドでは、大きな画面でバトルの中継が流れていて。盛り上がっている。
『イェー』『ワ〜』
『イチャラブは、家でやれ』
『ピンク様。万歳』
アンチギルドでは、一体感を見せていた。
アンチのギルドにも、掲示板が有り。
白いエルフのゾンビが、自分の弓を対価に。
チーム女神の思し召しの討伐を依頼した。
アイテムとしての、価値は低いが。ギャラリーが湧いた。
動画の視聴回数や、ライブ視聴で、数字が伸びた。
白いエルフは、地上の街の待ち合わせ場所で、何時間も待ったが。誰も現れなかった。
黒エルフは、女騎士に職を変えた。
女神の思し召しは、解散して。
4人組になり。マーダー・ピンクの情報を集めた。
未定




