居合わせた三人
とりとめのない話ほど盛り上がり、笑えるものです。
「あいつ遅いね」
「遅いけどあんたと待っている人違うと思うんだけど」
「なんで」
「だってあんたのことあたし知らねえし」
「でも今知ったね」
駅の待合室で出会ったそいつは歯を見せて笑った
つか、こういう奴ってイラッてこないか
「あ、誰か来た」
茶髪の軽そうな男が入ってくる
「どうも、姉さん達。拓来てね?」
「誰だよ」
「口きついなあ、オレのダチだよ」
「まさに誰だよ」
「ガスだよ」
どうでもいいところでそいつは突っ込んできた
「おなかすいてきたなあ」
「あ、オレおにぎり持ってるッすよ」
「くれんの?」
こいつは、、、なんと図々しい
「んまあい」
食ってるし
「姉さんも食べます?」
「いらね」
「んまいのに」
「お前は黙れ」
「初対面の人にひどおい」
初対面の人から飯貰ってるやつに言われたくね
「ああ、おなかいっぱい」
「タバコ吸っていいすか」
茶髪にタバコか
「ここ禁煙室だよ」
「あんたがタバコ吸うのは2012年早いってさ」
勝手に解釈すんな しかも使い方おかしい
「オレしんじゃうじゃないすか。あれっすね、ママ文明」
「マカ文明だよ」
突っ込むのもめんどくせえからほっとくか いや、でも
「やや、速いやぐちがやつばダムにやたらと厄介してるらしい」
「何それ暗号?」
「そうすね。『や』を抜けばいいんじゃないすか」
「はは、確かにやが多かった」
あたしの努力は?一瞬で思いついた文の完成度は?
「肺口が唾ダムにたらトッ会してるらしい」
おお、あんたも努力して解読してんな だが違う
「は、井口が唾ダムにとっ買いしてるらしい」
そしてお前は黙れ しかもなんで『唾ダム』にしか変換できない!?
そしてお前らはママ文明で滅ぶのか
「ああ、わかった」
お?
「ヤマ文明て言いたかったんでしょ」
やっぱお前は黙れ




