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死に戻りました!

「う〜ん、ここは……」


 気がついたらベッドの中だった。


「まだ薄暗いから夜は明けてないわね……」


 私はベッドから起きて鏡を見た。


「ほんとに戻ってる……」


 鏡に写っている私はまだ10歳の頃の私だ。


 目に隈も無く肌もツヤツヤ、髪も金髪のサラサラ、正に青春真っ只中の私だ。


「確かアルモン様とのお茶会の前日、て言っていたわね、という事は明日がお茶会ね……」


 さて、どう対応しようかと腕組みをして考えた。


「まず婚約者になるのは絶対に避けたいわね、もう王妃になんてなりたくないし」


 だったら失礼な態度を取るのが一番だと思うけど、何せ今まで貴族令嬢として王道の道を歩んできた私だ。


 果たしていきなり失礼な態度を取る事が出来るだろうか?


「欠席は無理よね、王家からの招待だし」


 仮病を使って欠席するのも考えたけど体調を常に管理されているので無理だ。


「出席しても目立たないようにするのが1番よね、でも挨拶しなきゃいけないし……」


 結局結論なんか出ずに朝がやってきた。


「お嬢様、おはようございます」


「おはよう、アマンダ」


 私は起こしに来たメイドのアマンダに挨拶をした。


 アマンダは私付きのメイドで王妃になった後も私のサポートをしてくれた。


「お嬢様、今日はお早いお目覚めですね」


「心配事があってね、良く眠れなかったのよ」


「あぁ、明日はアルモン王子とのお茶会ですからね、でもお嬢様なら大丈夫ですよ、きっと気に入られますよ」


 内心気に入られたくないんだけどなぁ、と思いつつ『そうね』と言っておいた。


(まぁ、今日一日ゆっくり考えましょう)


 私は着替えながらそんな事を思った。   

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