17『追放された公爵令嬢、ヴィルヘルミーナが幸せになるまで。』ただのぎょー
おうおう、ついに来たぜこの日がよ……
『追放された公爵令嬢、ヴィルヘルミーナが幸せになるまで。』
ただのぎょー
昨日発売で、ふとんは徹夜で読みました。
さてさてこちら、ふとんが敬愛するなまこ先生こと、ただのぎょー先生の書籍化作品2作目でございます。上下巻なので3作……?
ふとんのことをお気に入り登録してくださっている方は知っているかもしれませんが、以前ハッスルレビューを書かせていただいた超絶オススメ作品です。
本当にまじで大好きな作品ですので語彙力が溶けているのは許してほしいです。
折角なので以前書かせていただいたレビューもこちらに載せましょう。
↓↓↓以下、レビュー文
『苛烈な知略と初々しい新婚生活のギャップ! 元公爵令嬢×フツメン天才研究者のじれキュンストーリー!!』
第51話に心がギュンッ!!!!として、完結まで我慢するつもりだったレビューを書いてしまっているレビュアーです。
婚約破棄、強制結婚から始まる、じれキュンな物語。
完璧な勝利の気配がする知略回。
じれじれしつつ、キュンとする新婚カップルを眺める回。
言葉選びが凄まじく格好良くてギュンッとする回。
好きすぎて楽しすぎて心臓がもたねぇです!
しっかり築き上げられていく二人の関係がグッと来ます。
特別描写があるわけではないのに、ヴィルヘルミーナが幸せそうに笑っているのだろうなというのが伝わってくるのがたまりません。
ダサメンだったアレクシのイメチェンも最高。
彼の変化がヴィルヘルミーナを更に笑顔にするのです。
本当に好きすぎて常に読んでいたい傑作。
キュンと萌えとエモさとで心が跳ね回ること間違いなし!!
超オススメです!!!!
↑↑↑ここまで!!
……と、このようにWeb版の段階でこんなにもハッスルしていたふとんねこが書籍版を手にしたらもう興奮のあまり爆発四散するのは目に見えておりますね。
最&高なWeb版から更にパワーアップしている書籍版の魅力、微力ながらこちらのエッセイで皆様にオススメさせていただきます!
【主人公ヴィルヘルミーナの魅力】
ふとんの推しは主人公ヴィルヘルミーナ様です。
なまこ先生が描く知将系ヒロインは、皆ふとんねこに刺さるのです。
本当にね……強く賢く美しいの……ビッグラヴ……
突然平民に落とされた己の境遇を嘆くでもなく、生き抜くため、そして自分を貶めた人々に復讐するために、至極冷静に策を巡らせる姿。本当にしびあこまったなし。
そして、無理矢理結婚させられた相手であれ、妻としての役割を全うしようと動き、次第に夫であるアレクシと心を通わせて幸せになっていく、その姿の愛おしさ。マジラブ一億%。
覚悟の決まった交渉シーンの格好良さ、幸せのあまりふわふわパタパタしている可愛さ、知略の苛烈さと身内への愛情深さの鮮烈なコントラスト。
表情のあまり動かなかった彼女が、次第にふわりと笑うようになる様が、絵になっていなくとも毎秒伝わってくるんですよ……
高貴ってこういうこと、と思わされたり。
幸せってこういうこと、と感動させられたり。
ふとん読書人生で、最高の主人公の一人だと確信しています。
【他のキャラクターの魅力】
勿論主人公以外のキャラクターにも大変魅力があります。
皆、ヴィルヘルミーナと関わって変わっていくのも魅力的。
あんな嵐のような女性に出会って変わらない人などいないよね!
ダサメンから、ヴィルヘルミーナの助力を得てフツメンに変身した夫アレクシ。
彼が天才研究者であったのも、ヴィルヘルミーナが幸せになるのに重要な要素でありましたが、それ以上に、彼が突然妻になった彼女を、価値観の違いすぎる世界から落とされてきた彼女を理解しようと努めてくれる人であったことが最も重要で、最も尊いことであると考えています。
使用人の皆も素敵な人ばかりで、読者として共感するのは彼ら彼女らの視点が多いかも。
それから大魔導士のオリヴェル氏。
作中トップクラスの顔面であると分かってはいましたが、イラスト化したらその想像の云億倍“美”でしたね!!
特に書籍版で追加されたシーン!! おいろけ!!!!
キャラとしても愉快で素敵で格好いい人ですし、最高ですね。
また、敵方もただ悪じゃなくて好きです。
例えば、なろう系あるあるピンク髪略奪系ヒロイン、と思われたイーナ。
彼女は勿論、愚かであったでしょうが、その生き様はただの愚か者ではありません。
イーナの変化と覚悟、是非読んで味わってほしいです。
それに、書籍版でしっかり描写が追加されたヴィルヘルミーナ様の妹。
彼女の変化も是非見てほしいですね。
そういう、主役脇役問わずの、人の変化が魅力的な作品です。
【貴族社会文化最高!!】
扇で示す意志、服飾、作法、挨拶に会話のマナー、使用人のあれそれ。
最高……ふとんこういうの大好き。
会話の中にさらりと説明があったりして、このさりげなく理解させてくれるところも作者様のお力だなぁと思うふとんです。
【読みやすいの塊】
もうこれは語ることなしってくらい。
読みやすいし面白いしで、読み始めたら止まりませんよ。
【本当のざまぁとは】
本作品のざまぁは、婚約破棄してきた王太子を処刑したりすることはありません。
でも確かに復讐であり、華麗で幸せな、大人のざまぁであります。
ざまぁ系は嫌いだよ、という方にこそオススメしたい、最高のハッピーエンドです。
おおう、文字数。
好きな作品過ぎて永遠に語っちゃう……のでこの辺りで。
本当にね、素敵な作品です。
作者様の初書籍化作品『モブ令嬢テサシア・ノーザランは理想の恋を追い求めない。』も最高な作品です。つまりただのぎょー先生の作品はよき!!!!ということです。
是非読んでみてください!!