大食いチャレンジ 寿司百皿
書けました。
お読みください。
よろしくお願いします。
動画が再生される。
「リライフのクリエイトです」
「フューチャーです」
「コミュ!」
「ラン!」
「ジーニアス!」
リライフの新しい動画が投稿された。
今回はどこかの回転ずしにいるらしい。
いったい今度は何をしてくれるのか。
「今回はこの回転寿司で百皿食べるまで帰れませんをやろうと思います。地獄の戦いになる?いやいや割かし楽勝ですよ」
「みんな意外に思うかもだけど、クリってめっちゃ食うのよ」
「僕らも割と食べるほうだけど、クリは規格外だよね」
「おやつとか言って一人でホールケーキを二、三個ペロだからな」
「そのあと普通に夕飯食ってるからな」
意外であるがクリは滅茶苦茶食うようだ。
ほかのメンバーの話を聞く限り正直引くレベルだ。
百皿と聞いて驚いたがこれは本当に楽勝かもしれない。
ぶっちゃけ企画倒れではなかろうか。
「まあ、俺が本気で食うと余裕で終わっちゃうので今回は一人百皿に変更して合計五百皿のチャレンジにしたいと思います」
「「「「やっぱりか!」」」」
なるほどこれはきついだろう。
メンバー全員で百皿から一人百皿への変更、これは鬼の所業だ。
まあ、そうでもしなきゃ本当に楽に終わるだろう。
だって元は一人二十皿食えば終わりだったのだ、それってちょっとがんばればいける数字だ。
「それじゃあスタート!俺は回ってるのからとるけどみんなは注文する?」
「とりあえずマグロ注文お願い」
「僕サーモン!」
「エビ」
「イカ」
思い思いのものを注文したりレーンからとったりするリライフの面々。
しばらくしてクリの皿が十皿になったころ、他のメンバーの注文品が届いた。
「ほらみんな注文品にこだわるからそんなに遅いんだよ」
「いや、せっかくだし食べたい寿司でおなか一杯になりたいわよ」
「僕もフューちゃんに賛成」
「なんかいいのが回ってこねえんだよな」
「ここは端のほうの席だし、今夕飯時で混んでるからな」
会話をしながら食事を楽しみ始めたメンバー。
そしてしばらく雑談が続く。
その雑談で今までわからなかったいろいろなことが分かってきた。
といってもほとんど冗談だろうと思うことばかりだが。
「フューちゃん最近の稼ぎは?」
「最近やっと貯蓄が億に行ったわ。やっぱり未来予知と株は相性がいいわ」
「コミュは最近誰と仲良くなった?」
「なんか海外の貴族の娘さんと仲良くなった」
「ランは?」
「オレ最近ヒエログリフ解読できるようになった」
「ジーさんは相変わらず俺と発明しまくってるから、うんいつも通りだな」
五人が仲良さそうに話してるのを見ると何か和む。
その会話の内容はちょっと一般的なものとは離れているがそこも面白いところだ。
そうして場面は切り替わり、クリ以外が苦しそうにしている様子が映し出された。
テーブルの上の皿がとんでもない量になっている。
「私、六十七皿でギブなんだけど」
「僕、六十皿」
「オレは五十五」
「同じく」
「みんなだらしないな―。俺はもう百二十皿だよ」
「あんたが規格外なだけよ」
冒頭でクリ以外のメンバーもよく食べるといっていたが確かに結構食べたほうである。
ただやっぱりクリの食べる様子を見るとそれもかすむ。
何せ百二十皿食べてまだ余裕そうにしているのだ。
嘘くさい数字を言っているが皿の量が量だ、本当にそれだけ食ったのだろう。
「もうクリが百皿食べたし終わりでよくない?」
「僕もそう思う」
「オレも」
「同上」
「ええーみんな百皿食べようよ!」
「もう限界よ。それにさすがに店に迷惑でしょ」
フューちゃんの言う通り店員がちょっと引いた眼でリライフのメンバーが座る席を見ていた。
若干迷惑そうでもあった。
これ、精算の時お皿数えられんの?みたいな目をしてた。
「じゃあしょうがないか・・・。ここらへんでお開きということで!」
「また次回も見てね」
「さよならー」
「また次回」
「さらば」
動画が終了した。
コメント
:こいつらめっちゃ食うな
:値段いくらくらいになったんだろ
:オレもやってみたい!絶対クリア不可だけど
:というかクリが規格外すぎる
:楽しそうに食事してていいな
:次回も楽しみです
:絶対店で噂になってるだろこれ
企画募集まだやってます。
最近というかずっとネタ切れなのでできれば企画をくださると更新が早くなります。
よろしくお願いします。




