自己紹介
二話です
よろしくお願いします。
動画が再生される。
「どうも初めましてー。俺たちはリライフといいます。これからどんどんいろいろな動画を上げていくのですが、まずは自己紹介です」
黒髪を短く切ったスポーツ刈りの少年が初めに出てきた。
彼が言うにはこの動画は自己紹介のために出したらしい。
彼の隣にはあと四人スタンバイしている。
美少女が一人とイケメンが三人だ。
ちなみに初めの少年もなかなか悪くない顔立ちだ。
「まずは私から。名前はフューチャーといいます。気軽にフューちゃんとでも呼んでください。編集担当なのであんまり動画には出てこないと思いますがよろしくお願いします」
「次は僕だね!コミュですよろしくお願いします!僕はどんどん動画に出るつもりなので期待してください。あとこう言ってますが、フューちゃんは僕が引っ張り出しますので安心してください」
「俺はジーニアス。みんなからは親しみを込めてジーさんと呼ばれている。よろしく頼む」
「オレはラン。よろしく!翻訳できるから海外の方もどんどんコメントしてくれ。よろしく」
「最後に俺がリーダーのクリエイトです。仲間からはクリとかクリエとか呼ばれてます。よろしくお願いします。というわけで自己紹介は終わったのですがこれだけではつまらないですよね?というわけで本日はこれをします、じゃん!」
それぞれに個性的な名前を名乗る五人。
ニックネームで呼び合うのは身バレ対策だろうか?
顔出ししている時点でそんなものに意味ない気もするがなんだか楽しそうなのでこれもいいだろう。
そうして自己紹介が終わった彼らが取り出したのはコーラと不思議な食感とバラエティ豊かなフレーバーで、世界中で愛されているソフトキャンディだった。
「マジでやるのか・・・」
「これやらないとYuuTubeって感じがしないと僕は思うな!」
「安心しろこれはまだこの時代では流行っていないから新しく映るはずだ」
「そうよね。なにしろまだ親分もいない時代なのよね」
「いや、そうじゃなくてみんな、ちゃんとこれから何するのか言わないと」
コーラとソフトキャンディを前に好き勝手話始めるメンバーたち。
絵面もあって本当に理解できない会話だ。
なんだかリーダーのクリエが苦労しそうに見えてきた。
というかコーラとソフトキャンディで何するつもりだろう。
「これからやるのはこのソフトキャンディをコーラに入れます。するとなんと!というわけで実際にやっていきます」
「吹き出すわね」
「吹き出すね」
「吹き出すぞ」
「吹き出るな」
「みんなオチ言わない!もう怒った、秘密兵器使うから!」
結果を先に言ってしまう四人に怒った様子のクリエ。
そんなクリエは後ろから小さな筒のようなものを取り出す。
いったい何に使うのだろうか。
「これはね、ここを引くと中のものが一気に落ちるようになってる通称コーラ噴出装置。とりあえずやってみようか」
そう言うとクリエは筒の中にソフトキャンディをいくつか入れてコーラのキャップのところに繋いだ。
そうしてソフトキャンディを落ちないようにしている留め具を引いた。
コーラの中にソフトキャンディが落ちた後、なんとコーラが天井付近まで吹き出した!
「ちょっと!上からコーラが降ってきてるんだけど!」
「うわぁ結構噴き出たねぇ」
「びっちゃびちゃでべたべただ」
「ふむ、計算通り成功したな」
「というわけで大成功!これからもこういう面白いことをやっていくのでチャンネル登録よろしくお願いします。片づけどうするかこれ・・・・」
動画が終了した。
コメント
:なんか面白そう、これからに期待
:なにこれ
:こんなことやってる人たち居るんだ
:チャンネル登録して古参面しとこ
:コーラとソフトキャンディでこんなことなるんだ
:面白そう、やってみようかな
:これからも動画投稿続けるなら応援しようか
:リライフのこれからに期待!
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