草薙悠弥、マヨネーズご飯を食べる
――マヨネーズご飯を食べよう。
草薙悠弥はそう思った。
(今日はマヨネーズご飯だ)
簡単料理だ!
まず草薙はご飯をよそった。
そして草薙はマヨネーズをとりだした。
(かけるぞ)
そしてマヨネーズをかけた
湯気だつ白いご飯の上に卵黄がたっぷり入った黄色のマヨネーズが盛りつけられていく。
(うまそうだ)
マヨネーズご飯ができた。
(和洋折衷の料理だ)
料理だ、料理である(強調)
(食うぞ)
草薙はマヨネーズご飯を食べた。
(うまい)
草薙はマヨネーズご飯を食べる。
白いご飯とマヨネーズがあう。
マヨネーズの濃厚な味が伝わる。
白米の涼やかな味がマヨネーズのジューシーさをより引き立てる。
手軽にジューシーを味わえる。
手軽にエネルギーが補充できる。
(卵だなぁ)
ふんわりとおいしいマヨネーズからふんわりとした卵を思う草薙。
(マヨネーズには……卵と酢が入っている)
マヨネーズには卵と酢が入っている。
卵と酢、これは体に良く栄養があるのだ。
卵(卵黄)はビタミンAやビタミンDが豊富。そして良質なたんぱく質もあるの
だ。
(卵を多くしたという話があるな)
あるマヨネーメーカーの人間はマヨネーズに入れる卵黄を多くしたという。それは日本人の体を想って卵黄を多くしたという逸話だ。
(このマヨネーズもそうかもな)
草薙は卵が入ってるふんわりとしたマヨネーズをご飯にかけた。
まろやかでジューシー。
うーん卵と塩と油がとても良い。
(それに……酢だな)
ジューシーなマヨネーズから酢の味を感じる草薙。
マヨネーズには酢が入っており、そして酢も栄養がある。
マヨネーズ単品で食うと、マヨネーズの「酢」を感じる。
また、酢は味だけでなく、マヨネーズの品質劣化防止する作用もある。
(確かこのマヨネーズのメーカーは……自社で酢の工場あったな)
日本人の健康を考えた志ある創業者。
マヨネーズにとって酢は大事なものであり、その酢も自社で作る事で品質を向上させるという話だろう。
(まぁ自分で賄った方がいいわな)
できるだけ自分の方でやるという気持ちはは、草薙もよく理解できる。
ともあれ、マヨネーズにとって酢もまた大事な要素という事だろう。
卵と酢が入ったマヨネーズ。
健康に良いものが入ったマヨネーズ。
無論マヨネーズは油が多く、カロリーが高い
――それもまた良し
カロリーが高いという事はエネルギーがあるという事だ。
卵黄の話もそうだが、マヨネーズ一つとっても旨みや健康について様々な背景がある。
そして何よりマヨネーズは……
(うまい)
マヨネーズご飯、おいしい。
ジューシーなマヨネーズと透明な白米。
そして……
(とてもマヨネーズを感じるな。)
マヨネーズご飯は、純朴にマヨネーズの風味を楽しむ事ができる食事でもある。
マヨネーズのうまさに想いをはせちまう。
(うまいな)
マヨネーズがうまい。
うまいマヨネーズ。
マヨネーズご飯を食べているのだ、マヨラーを名乗ってもいいかもしれない。
(食うぞ)
草薙はマヨネーズご飯を食べた
◆
草薙はマヨネーズ
只のマヨネーズご飯。
ご飯にマヨネーズをかけただけのシンプルな飯。
だが、
――それもまた良し