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ゴミ山の中にボロボロの箱が転がって居た。
「主……楽しかったね」
「何もなかったメモリーにいっぱい、いっぱい思い出ありがとね」
ガタン
「出来ないことだらけで、いろいろ迷惑かけたけど主は笑ってくれた、不細工でゴミみたいな僕を拾ってくれた……僕決められたことしか出来ないけどいっぱい、いっぱい考えて頑張ったんだ……少しは褒めてくれるかなエヘヘ」
「主はモノには魂が宿るって言ってたけど、僕にも宿ってるのかな?もしあったならお化けになって主に会いにいけるかな……びっくりしてくれるかな?」
「主……冷たい風が吹いて来たからこれから雨かな……ちょっとだけ寂しいな……」




