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ただキミを幸せにする為の物語 -SSランクの幸運スキルを持つ俺は、パーティーを追放されたのでSSランクの不幸少女と最強のパーティーを組みます-  作者: 山外大河
四章 冒険者達の休日

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ex ドラゴンスレイヤー

 相手にするドラゴンは比較的小型サイズの物だ。

 流石に敷地面積を考えると妥当な物だと思えたが、それでも小さければ大きな者より弱いのかと言われればそんな訳がない。

 これはSSランクの試験。

 今自分が挑んでいる試験の中で最も攻略難易度が高い相手なのだから。


 そしてアリサはドラゴンに飛びかかり、手にしたナイフで切り掛かる。


(……固い)


 顔に突きつけたナイフは弾かれる。

 皮膚は固く刃が入らない。

 そして弾かれたアリサを振り払うようにドラゴンの腕が動き、アリサめがけて振り払われるが、辛うじてドラゴンの顔を蹴って後方に飛びそれをかわす。

 そしてその手目掛けて今度は魔術を纏わせたナイフを投擲した。


 そしてそちらは突き刺さり、ドラゴンの腕に電撃が走る。

 するとドラゴンが露骨にダメージが入ったように暴れだした。


(……電撃は通用する。魔術に弱いのか電気に弱いのかは分からないけどとりあえず良かった……後腕の皮膚は顔より薄い)


 実際に顔より腕の皮膚が薄いようなドラゴンがいるのかは分からないが、事今回の試験の相手に関してはそういう風に設定されているようだった。

 だとすればまずは四肢を攻撃して止めていこう。


 そこから同じようにアリサはドラゴンの四肢へ電撃を纏わせたナイフを投擲していく。


 当然その間ドラゴンからの反撃はあった。

 正直な話、最後の試験というだけあってその攻撃はもう無茶苦茶である。


 ノーモーションで魔術による攻撃が天井付近から飛来したり、なんの前触れも無く腕が延びたりと初見殺しのような酷い攻撃が何度も何度も飛んでくる。


 だけどその全ての攻撃をかわし、その隙を縫うように投擲されたナイフは全て命中する。


 それをしばらく繰り返して、そして。


 全身に回り続けた電流に耐えきれなくなったようにドラゴンが動かなくなり……やがて。


 ドラゴンが消滅した。


 あまりにもあっさりと。

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