キャラクター名簿其のニ敵キャラ編
人物紹介ラストです。
明智 正義
名前:明智 正義
性別:男性
年齢:一七歳
身長:一八五cm
目の色:黒
髪:清潔感のあるサラサラの黒髪
概要
クラス委員を務め、さらに生徒会の副会長も兼任し剣道部の主将もこなし常に成績は学年トップという容姿端麗、文武両道の絵に描いたようなエリート。
クラスの女子からの人気も高く、リーダー的存在。但しクラスの平和の為に生け贄を決めようと提案した諸悪の根源でもある。
素行に問題のあった陸海空を敢えて自分が通うことが決まっていた高校に入学させ、自分の手で改心させたことにし後々の為の評価を得ようとしていた。
異世界では完璧な勇者の称号を持ち、そのためステータスが異常に高い。父親が警視総監、母親が検察の検事長という家庭で育つ。上には兄二人と姉が一人もいるがそれぞれ警察のキャリアだったり弁護士や検察官だったりと隙がない。
その名の通り自らの正義を心に秘めているが、その価値観は非常に歪んでいる。サトルの妹を陸海空が散々好き勝手に甚振った挙句殺したことを知り両親と相談した上で兄であるサトルにすべての罪をなすりつけたりもした。
基本的に自信家な性格であり、自分のやることは全てが完璧だと思っており、その為か、使用する技にもパーフェクトというワードが必ず用いられる。
最初は勇者の称号を持っていた明智だが実は召喚された時点で魔神と接触しておりその時に魔神の力を譲り受けた(引き換えに勇者の称号は実はこの時点で失っている)。サトルが召喚された時期とは実はズレが発生しており、サトルより早く召喚されており死刑になる予定だったサトルを利用するため魔神の力でサトルを同じ世界に呼び起こし更に自身が引き出した悪魔の書をサトルと契約させた。明智の力はアカシアの記録であり、今いる世界のあらゆる記録を自由に引き出し利用する事ができる。
また同時に与えられたパーフェクトアイズは相手の情報を見破り更に相手の記憶をアカシアの記録に追加することも可能となっている。
アカシアの記憶にはすべての魔法とアビリティやスキルの情報も網羅されており、アケチはこの記録から好きなスキルや魔法を引き出して使用が可能である。
同時に貴重なアイテムなどの場所も記されており、アビリティやスキルを組み合わせることで事実上どこにいえも実はそれらのアイテムを自由に手に入れる事も可能。
本来の予定はではいじめとは全く無関係の舞をサトルに殺させた上でお前はただの殺人鬼と罵った後でマイやメグミ、アイカに関する真実を告げ怒らせ発狂させ悪魔の書一位オーディウムを解放させることで自らが悪魔と化したサトルを華麗に倒しその上で、サトルが契約した時点で両親も妹の魂も悪魔の書に捕らえられ一生苦しみ続けるという真実を話し惨めに殺し、帝国の救世主となることが目的であった。
サトルによってクラスメートが殺されていてもそれについて積極的に調査を依頼しなかったのもそのためである。
しかしそれも壱を知り満を知るナガレが察したことで迷宮に脚を踏み入れさせることとなる。
結果として陸海空はともかく、メグミ、アイカ、マイ、黒騎士のアレクトに関しては当初とはあてがはずれ生き残り、サトルさえもナガレに破れ悪魔の書もナガレの手に渡った為、アケチの計画は水の泡に。
しかしアケチはそれでも諦めず、計画を無理やり遂行しようと目論む。
その過程で、サトルとの対決に発展するが、悪魔の書を持たず剣一本で挑んでくるサトルを一笑し、自分は左腕一本で戦い、更に本来の力の一%までステータスを落とし、その上そこから更に五%の力だけで戦ってやろうと宣言。
しかしそれでも力の差を見せつけたアケチはサトルに自分は舐めプしてやってるんだと言い放つ。
その上、戦闘中にも関わらず途中で駆けつけたビッチェを目にした瞬間心を奪われてしまい、サトルを一旦無視してビッチェを口説こうとする余裕まで見せつけた。
だが、その油断が命取りとなり、どんな状況でも勝てる手段を模索しようと決して諦めなかったサトルにより、密かに悪魔たちから教わっていた悪魔流剣術を駆使され、更に途中で目覚めた覚の力によって徐々にアケチは追い詰められる事となり、当初約束していた左腕一本のみで戦うという約束も力を抑えるという枷すらも自らの勝手な解釈によるこじつけでどんどん解いていき、ついにはパーフェクトバリアまで使用した。
魔法も物理攻撃もその一切を防ぐ自分はまさに完璧とまで恥ずかしげもなく豪語するアケチであったが、その様相にビッチェは勿論、マイにも侮蔑されてしまう。
だが、アケチはそれでも自らが最高で完璧な存在であるという態度は崩さず、サトルとの戦いを継続。
しかし、サトルも決して諦めておらず、最終的にはナガレに与えられた心撃の長剣に込める想いの強さが勝り、アケチのバリアは貫かれその頬に一生消えない傷を遺された。
結局サトルはそこで力尽き、立ち上がれない程の状態にまで追い詰められてしまったが、頬に傷を遺されたアケチの怒りは収まらず、サトルにトドメの一撃を放とうとする。
だが、そこでナガレが介入、一瞬にしてサトルを連れマイやビッチェの見守る場所へサトルを連れていき寝かせた後、サトルの願いを聞き入れたナガレがアケチの前に立ちふさがる。
しかしナガレを目の当たりにしても自分が負けるはずがないと豪語するアケチは、分身してみせるがそれはあっさり返され、性懲りもなくバリアに頼っては返され、伝説の武器をアカシアの記録から引き出せば窃盗だからという理由で大体返却され、時を止めても自由に動き回られたうえボコボコにされ、魔人化してレベルを一万倍にし10億を超えてみせたがそれでもまるで叶わず、パーフェクトアイズで洗脳を試み邪魔者を排除しろと命じれば逆にアケチが排除されかけ、更にナガレにお前の技は全てが完璧ではなく中途半端なんだとあっさり言い放たれ、その上で私は今無量大数分の一の力でしか戦ってないと前置きされた上で、私はお前相手に舐めプしているとまで宣言されブチ切れ、魔人化状態での一〇〇人分身を行い、ナガレ相手に総攻撃を仕掛け、やったぞ! 宣言までしたが見事フラグでありノーダメージのナガレに分身を全て消し去られ、本人も大ダメージを受けてしまう。
そこで今度はパーフェクトエターナルボディを行使し、不老不死の身体を手に入れる。だが、これもあまりに愚かな選択であった。結局不老不死であっても実力差が埋まらない以上、いいようにやられるサンドバックにしかならない。
結局今まで以上に遠慮のない反撃にあったアケチは、その過程でようやくナガレの正体が道場破りをしていた時に耳した伝説の武神とまで称される神薙流最高師範である神薙 流だと勘づく。
だがそれを知ってもなお自分の勝利を信じて疑わず、自信満々に全く動かなければ返しようがないという持論による完璧な合気崩しを行うが、そんなものは少しでも武道の嗜みがあれば誰でも思いつくとあっさり言い放たれ破られた。
しかしアケチは諦めない。今度はナガレの名前をアカシアの記録から消し去ろうと目論む。記録から抹消すればこの世から消去されるのが当たり前だからだ。だが、当たり前だがナガレは消去できない。ならばと仲間を盾に言うことを聞かせようとするがナガレがいるかぎり仲間の名前も消えない。
アケチはこの時点でかなりのピンチに陥っていた。皇帝と手を組み帝国を一旦滅ぼそうとし自らが英雄になるという自作自演を行おうとしていた事や、実は自分は勇者などではなくむしろ勇者の敵であろう魔神から力を授かっていたことなどがナガレの手腕によって、護衛としてやってきてた帝国騎士や黒騎士のアレクト、そしてマイやメグミ、アイカにも知られており、しかしビッチェ以外は(ビッチェだけは後で洗脳でもなんでもして自分のものにしてやろうともくろんでいた)皆殺しにすれば問題ないと考えていたのだが、それすらも不可能な状況。
そして遂にアケチは己が禁じ手と定めていたパーフェクトエンドを行使。この能力は一度発動したが最後、アケチ自身にも止めることは出来ず、アケチが消えろと念じるだけで生物はおろか有機物も無機物も関係なく概念すらも消しされるというとんでもない代物であった。その上、この時点でアケチに害を及ぼすと判断された場合、自動的にその存在を消滅させるという容赦のない能力。そう、この力があれば、世界の滅亡ぐらいは息をするぐらい簡単な事。これでナガレは絶対に勝てないと、そう踏んでいたのだが――ナガレはあっさり歩いてアケチに近づき、更に何事もなかったようにアケチはナガレに投げ飛ばされる。
あまりのことに目が点になるアケチだが、改めて能力の説明をし、もうお前は僕に攻撃ができないんだ! 判ったか? と確認するもお断りしますとやはり投げられてしまう。
あまりのことに遂に暴走したアケチはその場で全てが消え去れ! と念じてしまう。そうビッチェすらも関係なくだ。
だが、消えない。そう消えるはずがなかった、ナガレは語る、例えその力があらゆるものを、概念すらも消滅するものだったとしても、そこに結果が伴う以上、私は全てを受け流してみせます、と。
そしてアケチはナガレの逆転流罰によって先ず魔神から与えられた力をすべて失う。しかしあまりに見苦しくしつこいアケチは、その後ピーチに目をつけ彼女を人質にとろうとするが、こいつ私がやっていい? とピーチがナガレに確認した直後杖でぶっ飛ばされ怒涛の下衆下衆下衆下衆下衆下衆下衆ラッシュでめった打ちにされ更にフレムやビッチェにもメッタ斬りにされ最後はナガレに再び逆転流罰を喰らい不老不死すらも失った。
しかもその後ナガレから伝えられた思いがけない真実。それは、実はアケチがサトルを異世界に呼びよせたその時の時空の歪みを利用しナガレはこの世界に来ていたということ、つまりナガレというアケチにとっての災厄を呼び寄せたのは他でもないアケチ自身であったということ。
だが、それでもアケチはまだ強気な姿勢を崩さず、結局トドメを刺さず罪人としてアケチが裁かれることを臨んだサトルを愚かだと馬鹿にし、その上、地球では(偶然ではあったが)アケチの家族が既に神薙家を狙っているという事実をナガレに突きつけ、嘲り、その上でアケチは必ず復讐に舞い戻るとさえいいのけたが、ナガレはアケチが何をしたところで神薙家をどうこうできるわけもなく、アケチに負けることもありえないと宣言した上で、力のほんの一端である、不可思議分の一を一瞬だけ解放。それによってアケチの髪は完全に抜け落ち、体中の液体が漏れ出し、骨と皮だけといった様相に変わり果て意識を失うこととなった。
ステータス(完璧)
名前:マサヨシ アケチ
年齢:17歳
性別:♂
称号:魔神の加護を受けし完璧な勇者
レベル:125800
生命力:10560000/10600000
魔力 :10252000/10252000
攻撃力:10125000
防御力:10050500
敏捷力:12850000
魔導力:10000000
魔抗力:10000000
アビリティ
魔法行使(魔導第一門まで可)・魔力変換(効果・極大)・光の恩恵・英雄の素質・祝福・福音・聖なる加護
スキル
光操作・絶対なる束縛・啓龕・光の慧眼・詠唱破棄・術式記録
隠しスキル
・アカシアの記憶
ステータス(逆転流罰後)
名前:マサヨシ アケチ
年齢:17歳
性別:♂
称号:無様な敗北者
レベル:10
生命力:120/120
魔力 :0/0
攻撃力:55
防御力:45
敏捷力:58
魔導力:0
魔抗力:0
アビリティ
剣術(玄人級)
スキル
完璧な土下座
名前:陸 獅王
性別:男性
年齢:一七歳
身長:一八八cm
目の色:黒
髪:濃茶のラフな髪型
概要
明智に協力し生け贄のサトルを虐めていた主犯格の一人。筋骨隆々の逞しい体つきをしていて百獣の戦士という称号を持っている。
素行に問題があり、中学生時代も暴走族とつるみ、暴行に強盗、強姦に殺人未遂と様々な犯罪に手を染めてきた。
その為、正直高校に進学すること自体が本来無理なほどであったが明智によって拾われ罪も帳消しとなり、彼のコネで海島 鮫ニ、空飛 鴉と共に同じ高校に通うこととなった。
明智にはそのこともあって頭が上がらない。そして明智の提案で生け贄がサトルに決まったことで海島や空飛と組んで彼を徹底的に虐めつくした。
元々暴力的な陸は特に直接的な行動に出ることが多く、サトルの髪を肉ごと引き抜く、骨を折る、顎を砕く、紐なしバンジーと称して三階の窓から放り投げるなど虐めの域を超えた所為を繰り返してきた。
元々嗜虐的な性格であり特に女に対しては泣きわめく相手に無理やり行為に及び行為中に相手を容赦なく徹底的に痛めつけることで快感を得るというどうしようもない性癖の持ち主であり、その結果、挙句の果てにはサトルの愛妹を空飛と共に無理やり蹂躙した上、元の姿が判別できないぐらいにまでバラバラにして殺害した。
異世界ではアケチやカラス、サメジと組んで迷宮攻略を繰り返していきレベルを上げていった。その合間もアケチに頼んで密かに奴隷を夜伽によこしてもらい好き勝手遊んだり(性的にもだが猟奇的にも)更にアケチのお零れとして彼に掘れてた女魔導師を部屋に連れ込んでやはりやり殺したりといった行為を繰り返していた。その内に英雄の城塁の攻略に向かうこととなったが、その頃からどうにかしてものにしたいと考えていたマイにやたらと接触している。だが、アケチからマイには手を出すなと言われていた為、結局迷宮攻略途中にサトルと再会するまでは手を出していなかった。
だが、サトルと再会し、殺してやると全力を出し、百獣変化で獅子の姿になりパワーを上げて挑むがサトルの使役した悪魔アスタロスには敵わず、実は気に食わないと思っていたサメジとも仕方なく共闘したが、それにより逆にアスタロスの暴走を引き起こしサメジは崩れた柱に押しつぶされてしまい、シシオもこのままでは勝てないとついに認め、マイを無理やり連れて狭い一本道の先にある広間まで移動。
そこで忠告も忘れマイを犯そうと試みるが、アスタロスの規格外のパワーで無理やり道を押し広げられ、そして再び対峙した悪魔のパワーに刃が立たず、四肢を引きちぎられ、その上でサトルに俺と協力しようなどと持ちかけ命乞いし、サトルの妹をもうどうでもいいだろう? 所詮数多の牝の一人だろう? などと口走った為、シシオにとって一番大事な生殖器も引きちぎられ、その上でサトルの剣でミンチになるぐらいまでメッタ斬りにされて死亡する。
ステータス
名前:シシオ リク
年齢:17歳
性別:♂
称号:百獣の戦士
レベル:1500
生命力:52800/52800
魔力 :0/0
攻撃力:48700
防御力:48500
敏捷力:45800
魔導力:0
魔抗力:0
アビリティ
武の極み・武王の恩恵・鉄壁(効果・極大)・金剛筋・剛筋・猛撃・衝撃遮断・獅子の歯噛み※・強姦無双
スキル
獅子咆撃波※・勢獅子※・獅子咆哮・百獣変化・怒涛の一撃・猛獣の威圧
※は百獣変化で獅子になった時に発動できる。
海島 鮫ニ
名前:海島 鮫ニ
性別:男性
年齢:一七歳
身長:一七八cm
目の色:黒
髪:青混じりの黒でオールバック
概要
明智に協力しサトルを特に虐めていた中の一人。眼鏡を掛けていて悪人面。頭が働くためかその称号は魔法系。
陸や空飛と同じく、中学時代から裏で違法な薬を売買したり、また彼に惹かれて近づいてくる女を手籠めにし薬漬けにした上で無理やり売りなどをやらせ、用済みになれば裏で肉奴隷として処分するなどろくでもない事を繰り返してきたが、それでも決して証拠を残すような真似はせず必ず間に誰かを挟み安全な位置に身をおいてきた。
その為、表向きは成績優秀な優等生。しかし明智に裏でやってきたことを看破されてしまった為、結局明智と同じ高校に通うことを余儀なくされた。
サトルの虐めに参加するも他のふたりほど直接的な行為には出ず、しかし元々気の弱い秋葉や中野、大宮を焚き付け虐めに参加させたりと裏では色々と動いていた。
陸や空飛同様サトルの妹殺害に関与していて、陸と空飛の手で妹が酷い目にあっている姿を録画しサトルに送りつけたのも海島であり、更に海島はその様子を録画した動画を裏で販売していたりもした。
アケチと向かった古代迷宮でサトルと再会し、暴走するシシオを落ち着かせ、共闘する形でサトルを追い込もうとするが、サトルが使役せし悪魔アスタロスの目を水の能力で射抜いてしまったばかりに暴走を引き起こしその影響で崩れた柱の下敷きになってしまう。
名前:空飛 鴉
性別:男性
年齢:一七歳
身長:一五六cm
目の色:黒
髪:赤茶色のモヒカンヘアー
概要
明智に従いサトルを特に虐めていた中の一人でモヒカンヘアーのチビ。中学時代は手癖が悪く万引きやスリ行為を繰り返し、空き巣行為に至ることもあった。
陸と同じく女に目がない為、空き巣に入った先で気に入った女がいればそのまま行為に及んだ上、露見を恐れて放火し家を全焼(勿論口封じの意味で)させたことも多々ある。
陸と同じく本来高校に行けるような立場でなかったが、明智の力で罪を逃れ同じ高校に通わせてもらうこととなった。
基本長いものに巻かれろな性格で強者の影に隠れながら相手を貶めるタイプ。サトルの虐めに関しても常に陸と一緒に暴力行為を繰り返していた。
その際空飛は道具を使うことが多く、試し切りと称してナイフでなます切りにしたり、火炙りの刑として油をかけて火をつけたり、転生ゲームと称しトラックに轢かせたりの行為を繰り返した。
サトルの妹殺害にも関係していて陸と一緒に悍ましい行為に及んだ。その際妹をバラバラにする為の道具を陸に貸したのは空飛である。
異世界に召喚されてからは明智に付き従って陸や海島と一緒に迷宮攻略を繰り返し、奴隷のおこぼれに預かったりしていたがある程度実力がついた頃、アケチ達に付き従って英雄の城塁攻略に向かうことに。
しかし迷宮の中には入らず、外で何かあった時の為の連絡係に務めるという名目で他のメンバーとは分かれ別行動をしていた。
その際、女生徒の生け贄要員だったアイカを上手いこと連れ出し、迷宮から更に離れた森で淫行に耽ってる隙にサトルに命を狙われる。
持ち前の索敵スキルによっていち早くサトルの存在に気がつき相手のスキルや魔法を盗めるパーフェクトテイカーを使って戦いを演じつつ、偉い饒舌ぶりも発揮し、その間に奥の手を準備しておき、ここぞというときに取寄せを行使、微生物並みに小さな鳥、ミクロンバードを鳥強化で武器として利用し、サトルを追い詰める。
だが、カラスと同じく奥の手を残していたサトルによる悪魔キャスパリーグの呪いでカラスの全能力が封印され、その上で命乞いするも情報を引き出された後で拷問専門の悪魔の力で生き地獄による永遠の苦しみを合わせ続けられる事となった。
ステータス
名前:カラス ソラトビ
年齢:17歳
性別:♂
称号:鳥使いの盗賊
レベル:420
生命力:5980/5980
魔力 :0/0
攻撃力:3250
防御力:2860
敏捷力:10500
魔導力:0
魔抗力:0
アビリティ
短刀術(達人級)・気配察知・罠察知・罠術(達人級)・鳥支配・鳥力上昇・俊敏(効果・特大)
スキル
気配隠し・鳥使い・鳥寄せ・鳥強化・盗む・パーフェクトテイカー・トリプルラッシュ・スライドアタック・影縫い
ギース・マーベル・シュタイ♂
愚かなる皇帝。異世界から召喚したアケチ達を利用しバール王国へ攻め込む為の策を講じていた。
しかしアケチに看破され心を奪われ彼の傀儡と成り果ててしまう。
だが、アケチに逆らえないという点以外は自由意志を残されており、その上でアケチの考える完璧な作戦に与する事に。
その作戦はアケチが呼び起こした悪魔によって帝国も含め一旦大陸全土を破壊していき、そこで帝国が召喚したアケチが華麗に現れ悪魔を打ち倒すことで英雄となるというものであった。
つまり皇帝は帝国も帝都も一部の皇族や大臣を残して見捨てようとしていたわけである。
だが、この計画は結局ナガレや反帝国軍に知られる事となり、その上アケチが死んだとの報告を受け、人間爆弾という愚策まで行使しようとするが、ウルナ皇女に非難を受けた上、皇帝を裏切り反帝国軍についたアレクトによって反帝国軍のリーダーであるアルドフに筒抜けとなり、迫撃砲と魔導弾を組み合わせる形で、その内容も帝都中に広まり暴動が発生、皇帝達はウルナを連れ隠し通路から逃げ出そうとするが先回りしていたアルドフ達によって捕らえられることとなり、更に地下牢獄内で実は帝国が滅ぼした亡国の生き残りであることを明かしたアルドフによって生き残った皇族や皇帝についていた大臣もろとも密かに処刑された。
エルガイル♂
壮年の騎士団長で自他共に認める帝国一の騎士。レベルも250を超えているが危険と判断したアケチに襲いかかり返り討ちに、皇帝ともども傀儡に成り果てる。
皇帝と同じでアケチに逆らえないという点以外では自由意志で行動しており、皇帝とアケチの関係もその計画も知っていた。
だが、皇帝の計画が帝都中に知られ暴動が起きた際、アレクトによって裏切者はエルガイルだという罪を着せられ、皇帝に見捨てられる事に。更に後から追うと残ったアレクトに夫の黒騎士を犠牲にするよう提案したのは自分であると白状した。その理由はアレクトを抱いてやると誘ってやったにも関わらずアレクトが断ったからという自分勝手なものであり、その上で逆上し、アレクトに襲いかかり、レベルの差は絶対だ! とまで言い切ったが、ナガレの戦いを見て色々と学んでいたアレクトによってあっさりとレベルの差を覆され首を切られて死亡した。
アクドルク・イストフェンス・ルプホール辺境伯
二四歳♂
バール王国東の辺境伯。金髪碧眼の精悍な偉丈夫。先代の父が一八歳の時に死去し、そのまま領地と領主の座を世襲した。マーベル帝国の奴隷商会と密かに繋がっており闇で奴隷商人が貴族相手に奴隷を売りさばいていたのも彼の協力が大きい。
そもそも今の奴隷制度に不満を持っており、かつてのような人身売買的な奴隷制度こそが国にとって必要不可欠と考えている。
その為各領地の旧奴隷制度推進派の貴族と結託し、なんとかして奴隷制度そのものを元の有り様に戻そうと模索していた。
そしてその為には帝国の協力も不可欠と考え、密かに帝国とも関係を築いていく事に成功する。
そして闇商人による奴隷取り引きを続けながら、ある時帝国からやってきたローブ姿の人物の口車にのり、マウントストム領主のオパールとグリンウッド領主のエルガを今行っている闇取引の犯人に仕立て上げ領主の座から引き摺り下ろし、その上で奴隷推進派の息の掛かったものを領地の後釜に添えることで王国にとって重要な北と南を寸断する中央のラインを制覇する事を目論んだ。その為建前としてはマーベル帝国との国交か開始されるという案件を餌に親睦を深めたいとふたりを領地に招き入れることに。
その際に帝国から魔獣の森を通って奴隷を運んでいた奴隷商人を犠牲とした。予め運ぶように仕向けていた宝石はマウントストムでしか採れないものであり、これを証拠にオパールと奴隷商人との関係に疑いをかけ、同時にオパールと一緒にやってきた頃からエルガとも何らかの協力関係があった可能性があると濡れ衣を着せた。
その上で、あくまで二人を助けたいといいう建前でナガレ達に協力を仰ぎ、帝国にこそ奴隷取り引きの証拠が残されているはずと促し向かわせることとなった。
ちなみにアクドルクの妻はルルーシの姉であるリリースだが、当初ルルーシの話ではリリースの一目惚れでトントン拍子に話が進んだとされていたが、ナガレによって隠しスキル縁結びの存在を露わにされている。
縁結びはその名の通り他者との縁を結ぶスキルであり、誘惑と異なりあくまで自然に見える形で相手の心を掌握し縁を結ぶ。つまりリリースと結婚にまで漕ぎ着けたのもこの力によるところが大きかったといえる。
アクドルクは幼少の頃は素直ないい子だったのだが、七歳の時に狩りの初体験のためという名目のため、比較的安全とされる森に向かったことで悲劇に見舞われる。
アクドルクは自分の母とハラグライが情事の真っ只中だということも知らず護衛騎士と一緒に狩りを楽しんでいたが、そこを獣人の盗賊団に襲われ騎士も重症となり、アクドルクは捕まってしまう。更にその足でハラグライと母が裸で寄り添う現場まで連れて行かれ、子供ながらにふたりの関係を察し気がついた上、目の前で母を蹂躙された上、ハラグライは気絶させられ攫われてしまう。
結局連れ去られた先で、盗賊は強力な薬物を使用し母の理性を失わせた上で徹底的に蹂躙し、更に容赦なく薬を投与したことで彼の目の前で母は心臓が破裂して死亡。盗賊たちはそのままでは邪魔ということで母の五体をアクドルクの目の前でバラバラにした上、使い物にならなくなった母の代わりにアクドルクを薬漬けにし、更に性別に関係なく徹底的にアクドルクをもなぶり続けた。
結局ハラグライの用意した身代金五〇〇〇万ジェリーのおかげで命こそ奪わなかったが、精神が崩壊し、一〇歳を迎えるまでの間、意識が戻らず植物状態で過ごし続ける事となる。
しかし一〇歳を迎えると同時に記憶が呼び戻り、更に隠しアビリティである縁結びを手に入れた状態で目覚める事となった。
だが、アクドルクはその時の事を決して忘れず同時に母も自分も守り切ることが出来なかったハラグライにも怨嗟の感情が芽生える。
父の死後彼が領主の座を引き継ぐが、かつての記憶から獣人に対しては激しい恨みを抱くようになってしまった。ハラグライにも指摘されたがその際に、ならばお前は私の代弁者となれと命じるようになる上にお前は今度こそ母親のように俺を見捨てるなよと心の縛めを課した。
その後も帝国の闇商人から獣人奴隷を扱ってるものを中心に抜け道と販売相手となる貴族の情報を与え彼らに協力するようにもなった。
しかし自らの手は汚さずその全てをハラグライに代行させていた。その為表向きは平和的で清廉潔白な偉丈夫を演じ裏ではハラグライを実行犯として違法奴隷の販路拡大を目論んでいたりもした。
ハラグライが言っていた旧奴隷制度に今一度戻すべきという思想も実際はアクドルクのものである。
その背景にはやはりかつて攫われた盗賊が関係していた。盗賊の頭であった獣人は元は帝国からの亡命者であり、王国に保護されたおかげで奴隷という立場から平民として自由を確約された。
だがその結果悪辣な盗賊と化し多くの人々を死に至らしめた。もし奴隷制度は旧時代のものであったなら亡命してきたとしても奴隷という立場はそのままだった筈だ、というのがアクドルクの行き着いた結論である。
だが最終的にはアクドルクの野望もナガレが密かに残していた手紙や、ナガレの介入によって引き起こされた帝国の崩壊、そしてロウとセワスールの活躍もあってその罪が暴かれ、自らが呼んだ審議官と王国軍の騎士に捕縛され領地を後にすることとなる。
その際に、集まった領民に向けてこの国の現状を訴え、自国の民よりも他国の亜人を優遇し、その結果我々は内側から侵食されることとなる、私が王になればそんなことはさせない! 今こそ純血を守るときだ臣民を立ち上がれ! と私を罪とし刑罰を与えるということは、この国を亜人に明け渡すことと同意だ! と熱弁を振るうも、アンに、馬鹿なことを言わないで! あんたのせいで私達の仲間や家族、何の罪もない同士たちが殺されたのに、あんたは卑怯者よそんな都合のいい事ばかり並べ立てて自分の罪を正当化するな! 薄っぺらい何の救いもならない思想を掲げて自分の罪をごまかすな! と訴えられたことで口を閉ざす。
結局兵に押し込まれた馬車の中で思うわ、過去に己がやられたことと自分がやってきたこと、そしてアンの言葉。
最後に馬車の中で、結局私も連中と何も変わらなかったという事か、と淋しげに呟き彼の野望は潰える。
ハラグライ ♂五八歳
髪の毛から眉毛まで白髪の老獪。アクドルクの側近であり、アクドルクの裏腹の代弁者。
アクドルクの裏の行為から目をそらせるために、敢えて怪しそうな言動を繰り返す。
基本アクドルクの手となり足となり彼の闇の部分の具現化するが如く動き回っているため、裏で手を引いているのはアクドルクでありながら彼を支えていたのは紛れも無くハラグライである。
かつては有名な騎士で合った身であり、そして槍を使った戦法を得意としていた。かつては王国の近衛騎士として活躍していたこともあり槍を扱わせれば右に出るものなしと称された程の槍の名手であった。しかし戦で腕を負傷しそれが理由で得意の槍が扱えなくなったことで軍を退役。しかし槍の腕だけではなく切れ者としても知られていたことからイストフェンスの先代領主に買われ側近として務めることとなった。
その頃のハラグライは騎士然とした忠義に厚い男であった。だがしかし、伯爵夫人といつの間にか関係を結んでしまい、そのまま伯爵には黙ったまま何度も夫人の身体を貪り情事に明け暮れる毎日に。そしてアクドルクがまだ幼い頃、公用で伯爵が留守に出ている間、伯爵夫人と、アクドルクの狩りという名目で森に向かった際、情事に夢中になっていた隙を狙われて獣人の盗賊に襲われふたりとも連れ去られてしまう。しかも一緒に護衛として付き従ってくれた騎士達も無残な姿で発見され後悔の念に駆られるが、せめて夫人とアクドルクは無事救出したいと私財を売り払ってでも身代金を用意し、単身指定された場所まで向かう。だが、引き渡された夫人はあまりに無残な状態でありアクドルクも薬漬けにされ嬲られボロボロの状態で意識もなくしていた。結局盗賊にも逃げられる。
ハラグライは側近としてあるまじき失態と厳罰さえ覚悟したが、しかし先代は彼を許しそれ以降もハラグライを側近として袂に起き続けた。
その上で意識の戻らないアクドルクの世話も任せたが、その後にアクドルクの意識も戻ることに。
それからはアクドルクの為にも側近として務め続けたが先代が病に倒れ今際の際に領主は妻とハラグライの関係を実は知っていたと告白し、それでもハラグライなら構わないと信じていたが結局妻も息子も助けることが叶わなかったハラグライを恨み続けていると告げ、例えどんなことがあろうとお前はアクドルクを守れ、それが私の望む贖罪だと言い残し最後を遂げる。
ハラグライはそれを遺言と受け取り、今度はアクドルクを守れる強さを取り戻すためにと、槍以外で自らが使えそうな武器を探し、短槍こそが自らに見合った武器であることを知り取得。そして領主のあとを引き継いだアクドルクからも全ては父から聞いて知っていると聞かされ、その一生を私のために捧げろと約束させられた。
何かに役立つかと短期間で変装術をマスターしろと言われた時もそれより早い期間で会得し、古代迷宮を攻略しろと言われればそのとおりに従った。
その結果ハラグライは先代の意志を守りアクドルクが悪の道に進もうと見捨てずどのような汚れ役も引き受けるようになる。
そして極めた能力を活かし、アクドルクの本性に気づいた者や、取り引きにかこつけて脅迫してきたものなどを人知れず暗殺していた。
帝国への取り引きも彼自身が得意の変装で常に姿を変えてマーベル帝国からの奴隷輸出の取り引きの望んだりしていた為、アクドルクに繋がる証拠は基本全く残していない。
だが、かつてアクドルクの本性に気が付いたギネンを暗殺したが、その時に密かに迷宮に隠していた手帳がキッカケとなり事態は急変。
ハラグライはその手帳を先に見つけて逆にオパールやエルガの罪を決定的にしましょうとアクドルクに提案した上で、古代迷宮に赴くが手帳は先にやってきていたロウの嗅覚によって見つけられてしまっており、ハラグライはセワスール達の作戦により見当違いの場所を探させられていたことに気がつく。
状況的に王国騎士団にいたころに見知っていたセワスールを含めた全員を殺さなければこの事態を乗り切れないと判断し、かつて古代迷宮を攻略し手に入れていたオーパーツの獣懐の鞭で魔獣をけしかけつつ、セワスールとは騎士同士の一騎打ちにもつれこむ。
その際もセワスールにその本質を見抜かれ、なぜ貴方ほどの方が悪事に手を貸すような真似を? とまで問われたが笑止と一蹴し、側近たるものどのようなときでもどのような主であってもその身を守るためにお傍に仕え、例えどんな汚れ役だろうと努めこなす、それこそが己の矜持とまで言い切った。
だが、その矜持の差が決定的となり結果ハラグライに破れその命は絶たれる。だが、今際の際にも全ての元凶は私にこそありアクドルク様には何の罪もないと言い残して死んでいくこととなる。
ステータス
名前:ハラグライ
年齢:五八歳
性別:♂
称号:罪を抱えし罰を科されり側近
レベル:250
生命力:2800/2800
魔力 :0/0
攻撃力:1250
防御力:1180
敏捷力:2844
魔導力:0
魔抗力:0
アビリティ
短槍術(神業級)・鞭術(達人級)・短槍強化(効果・極大)・鞭強化(効果・大)・俊速(効果・特大)・疾速(効果・特大)・勁疾(効果・大)・速攻(効果・特大)・跳揚(効果・特大)・胴貫(効果・特大)・馬術(皆伝級)
スキル
変装・噴血突・穿孔連突・先鞭・乱れ鞭・鞭破・散華鞭・鞭転壁
タダノ マサル♂
ジュエリーの街で登場。生前は成人になってからもニート生活を続けていたがいい加減辛抱ができなくなった両親に無理やり家を追い出され木造アパートの二畳半の部屋でネットの掲示板に愚痴を書き込んだり、Web小説を読み漁りつつ、日雇いバイトをしながらその日暮らしの生活を続けていた。だが、歩きスマホに夢中になっているところでトラックに轢かれ死亡。その後ナガレのいる世界に転生。
転生といっても赤ちゃんとしてではなく、たまたま(?)あった依代に魂が宿り、その力で生前の姿と記憶を保ったまま転生させられている。
※なお本人は元の姿のまま異世界で転生出来たと思っている。
アビリティに思い込み、スキルとしてシナリオメーカーと演出効果を授かっており、これによってジュエリーの街周辺を自分にとって都合の良い世界に作り変えた。
見た目もかなりのイケメンに変化させ、本来なら目覚めていないはずのジュエルドラゴンを能力で強制的に目覚めさせた上で、噛ませ犬として利用し、獣人のペルシアを先ず懐柔させ、その後も、本来ならば孤児院の子どもたちのことを第一に考える院長のマリアも、女王様ファッションの性悪院長に変貌させ子供たちに理不尽な仕打ちを行っているように見せ、院長を倒し牢屋に入れることで孤児院の少女達も懐柔し理想のハーレムを築き上げていった。
こうして最強でチーレムという憧れの小説のような世界を満喫していたが、ナガレの介入によりあっさりと能力を看破されてしまう。
そんなナガレ相手に俺のLVは5300億だ! や、53京だ! などと得意がるがあくまでシナリオメーカーで作り上げた設定でしかないため、本来の実力はとても低い。
しかもシナリオメーカーの力では自分の想像できる範囲を超えるようなシナリオは作成できず、そしてナガレの強さはマサルでは到底想像だにできない領域だった為、勝利のイメージも持つことが出来ずいいようにあしらわれてしまう。
チートな能力に頼っておきながらやたらと努力努力と連呼する男であったが、それを聞いていたナガレに薄っぺらいと酷評されてしまう。
最終的には逆転流罰によって力を失い、その絶望から逆ギレし自分勝手な妄言を延々と垂れ流した上で、世界は自分を中心に回るべきなんだなどという身勝手な想いを吐露し、その上でナガレに俺の目の前から消えろと連呼した為、それならお前が消えろ、と投げ飛ばされ一度は夜空の星となった。それから暫くして地上に落下、冒険者ギルドまで転がっていき、待ち受けていたギルドマスターや冒険者達にボコボコにされ、ダンショクに地獄の治療を受けた後、ジュエルドラゴンの賠償金を全て支払うために強制労働おくりとなった。
本当は地球の関係とか四神流の二人などいたのですがそれはまた次の機会で纏めさせて頂きます。
さて、次回より本編の続き、それは今日中に1話公開できればと思います!