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暇つぶしに読んでお願い!!!  作者: アヤカシ
文化祭、我々作者は全身全霊で執筆活動に取り組む事を・・・・・誓いません
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第四十一話 南無阿弥陀仏森羅万象

皆さん、実は今日作者の誕生日なんです。

いやぁ~~早いですね。

最近まで自分の誕生日が近い事を忘れていました。

ダメですね、年取ると自分の誕生日の日付忘れちゃいます。

まあ、これから年相応な落ち着いた行動を心がける事にします。

「今から、体育祭競技を発表したいと思います!!!」

「「「「「イェーーーーーーーーーイ!!!!!」」」」」


………………………………………


「一つ目!パン喰い競争ぉ!!!!!」

「「「「「イェーーーーーーーーーイ!!!!!」」」」」


………………………………………


「二つ目!借り物競走ぉ!!!!!」

「「「「「イェーーーーーーーーーイ!!!!!」」」」」


円卓を取り囲んでいる者達は、発表者の言葉一個一個にイェーイと、無駄にテンションを上げるような事をしています。

この祭りの様な状態、正直鬱陶しいです。


「いやー、皆熱くなっていて私は嬉しさで涙が出ちゃうよ!」


そう言い、俺の左側にいる空羅会長の眼には一滴の涙、そして手には目薬。

なんでそんなもの持ってるんですか。


「皆、より良い体育祭にしようと盛り上がっている!トールちゃんどうだい、泣けてくるだろう」


まず、最初に言っておく事がある。

この空羅会長のトールちゃんと言う言葉についてだ。

これは数日前、今までトール君と言っていた空羅会長がいきなりトールちゃんと言ってきた。

これを「周りの生徒が誤解を受けるからやめて下さい!」と、俺が言った所。

空羅会長は「じゃあ、これからそう呼ぶ事にする」となった。

そして当然、それにより誤解した空羅会長ファンクラブの方々。

追いかけまわされた挙げ句、捕えられた俺は将軍(啓介)の前に差し出され、将軍(啓介)の「軍事裁判である!」の一言により酷い目にあった。


「確かに泣けてきますね、目の前に起こってる事が現実だと考えると」

「そうだろう、そうだろう!」


この人は一体俺の何処に共感してるんだ?

言っとくけど、あなたに対して皮肉しか言ってませんからね?


「徹様、空羅会長とお話ししないで下さい」


そして俺の右側にいるのは、俺の右腕を空羅会長と喋っている間、女の子が出す力とは思えないような、物凄い怪力を発揮している、極めて不機嫌な撫さん。

きついでーす、痛いでーす。


「撫さん、その腕を出来れば放して頂けると嬉しいのですが」

「嫌です」

「そう言わず、せめて腕の力を緩めて頂くとか」

「嫌です」

「あの、撫さん?」

「無理です」


まだ何も言っていませんが……………。

そうですか、無理ですか。

そうかぁ、なら仕方ない………とはならない!!!

この不機嫌が出来あがった理由、実は空羅会長だ。

まあ、そんなに不思議じゃないけど。

事の発端は数日前。

俺はその日も撫と二人で毎度の様に会議室へと足を運んだ。

そこで、先に来ていた空羅会長がふざけて


「待ってたよ、ダァーリィン!」


なんて事をぬかしました。

そしてそれを本気にした撫。

そこから、俺が空羅会長といる時は基本、撫は近くで空羅会長に威嚇するという構図が出来上がった。

本当に、これどうしてくれるんだ。


「空羅会長」

「なんだい?」

「いい加減、暴走してる撫を止めて下さいよ」

「ふっふっふ、これは布石なんだよ?ここで撫魅ちゃんを抑えちゃったら布石の意味がないじゃないか」

「布石?」


そんなのどうでもいいから、俺の腕の心配してよ。

あとちょっとでも撫の掴む手の力が強くなったら俺の腕ポッキリ逝っちゃうんだから。


「徹様?」

「あ、はい。なんでもないので、それ以上その手に力込めるのやめて下さい」


すると撫は不機嫌顔のまま腕をつかむ力を緩めてくれた。

よかった、もう大分限界だったから。


「五つ目!つぅなぁひぃきぃ!!!」

「「「「「イェーーーーーーーーーイ!!!!!」」」」」


うるせえ!イェーーーーーーーーーイじゃねえよ!

本当にお前らの遺影、飾ってやろうかぁ?

…………………………駄目だな、ちょっと落ち着け俺。

俺は落ち着く為に頭を片手で押えて、必死に綺麗な流れる滝を想像した。


「いやぁ、素晴らしきは仲間の絆だねぇ。美しい光景だよトールちゃん」


もうホント静かにしていて下さいよ。

ほら、今にも

これ以上あなたが喋ったら被害を受けるんですよ、主に俺が。

まあいい、俺が黙ってればいいだけだ。


「もう本当、愛らしいとも言えるね」

「…………………」


俺はただただ口をぴったりと合わせ瞑想にも似た心境で心を閉じた。


「私はこの体育祭が、今まで経験した中で最も楽しい体育祭になると予想しているよ」

「…………………」


無心無心、俺は今無の境地にいる、そう思い込むんだ。

決して負けてはいけないぞ。


「所でトールちゃん。私達の新婚旅行は何処にしようね?」

「その口閉じろぉ!!!!!いでででででででででで!!!!!」


無の境地には達せなかったみたいだ、まあ当たり前だが。

しかも今の聞いて、撫の力が痛いから超絶痛いに変わっちまった。

俺は必死に身をよじって、その痛みから逃げようとしたが、撫がそれを許さない。


「痛い痛い!!!撫!その痛みは洒落にならないから!!!!!」

「はっはっは、可愛い反応だなぁ」


笑ってないで早く止めろや元凶者!!!

駄目だ、この人に助けを求めても面白がって助けてくれない気がする。

ここはこの二人を知っていて、尚且つ強大な力を持っている


「鮫皮先生!」


すると、さっきまでつまらなそうに窓越しの空を眺めていた鮫皮先生が、俺の声に気付きこちらを振りかえった。

俺はそれに明らかな光を見た。

今の俺にはあなたしかいないんです!どうか助けて、鮫皮先生!

俺は、腕の痛みをなんとか我慢し、周りに負けないような熱い視線を鮫皮先生に向け続けた。


じぃーーーーーーーーーー!

鮫皮先生は俺から目線を外さない。

じぃーーーーーーーーーー!

鮫皮先生が何かを理解した様にハッ!となる。

じぃーーーーーーーーーー!

鮫皮先生の顔が徐々に赤くなる。

じぃーーーーーーーーーー!

鮫皮先生の顔の赤さが頂点に達する。

じぃーーーーーーーーーー!

鮫皮先生は座っている席から勢いよく立ちあがる。

来たきた!じじぃーーーーーーーーーー!!!

鮫皮先生赤い顔を覆って教室から音速並みの速さで出ていく。

なんで!?

そこで俺は、ついさっきまで忘れていた痛みを思い出した。


「いっだぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

「駄目だよトールちゃん。鮫皮先生は今『土器っ☆あなたにみつめられて私の心はドッキ怒気!あれ?これって鯉かしら?』なんだから」


ふざけた事言ってないで撫をどうにかして!私のHPはもう0よぉ!


「お願いします空羅会長!このままじゃぁ、俺体育祭に出る前に体から骨が出ちゃいそうです!!!!!」

「え~~~~~」


え~~じゃねえだろ!洒落じゃねえんだよ!!!リアルに出そうなほど撫の力が強いんだよ!

それに、あなたにそんな顔する権利はない!!!


「まあ、そうだね。トールちゃんにここでケガされて体育祭が出られないなんて事が起こったら大変だしね。しょうがない、ここはお姉さんが助けてあげよう」


そう言った空羅会長は一歩、また一歩と撫に近づく。

てか、助けるってあなたが元々の原因でしょうが。

撫は空羅会長が近づいてくる事に気付かず、空羅会長の吐息が掛かりそうなほど耳元に近づけると。

ボソボソっと何かを撫に言った。

すると俺の腕から突然痛みが消え、そして俺が振り返るとさっきの鮫皮先生にも負けないほどの赤さで顔を覆っていた。

そして俺の視線に気付いた撫


「~~~~~っっ!////」


なにか、悲鳴にならない悲鳴をあげると会議室から鮫皮先生同様、音速越えの早さで会議室から出ていく。

俺は訝しげな目で空羅会長を見る。

空羅会長満面の笑み。


「撫に何言ったんですか?」

「べっつにぃ~~。大した事は言っていないよ!」


大した事を言われてない人の反応じゃないだろ。

俺でも、あんな撫見た事ないぞ。

どんな事を言ったらあんな茹でタコビックリの赤さが出せるんだよ。

俺は空羅会長に再度、恐ろしさ感じた。


「大した事を聞いてない人の反応じゃないだろ、あれ」

「じゃあ、聞きたい?撫魅ちゃんに言った事?」


俺は若干興味があったが


「お断りします」


パンドラの箱は開けないに越したことはない。

素晴らしき俺の格言。


「まあ、トールちゃんがそう言うんだったら」


そう言うと空羅会長は円卓で馬鹿騒ぎしている人達に視線を戻し


「さあ、皆。ここから更に意見をだしあえ。そしてより良い世界にするんだぁ!!!」

「「「「「やーーーーーーーーーーー!!!!!」」」」」


なんか話のレベル上がってね?

てか、逸脱し始めてね?

それから円卓を囲む皆さんは地球問題がどうだの、今の世界はここを直した方がいいとか、意味が分からない議論を展開し始めた。

なんていうか、もう帰ってもいいかなぁ。

それになんか帰っても誰も気付かなそうだし。


「ここはやっぱり!温暖化!!!」

「「「「「やーーーーーーーーーーーーー!」」」」」


お前ら、議論する気ねえだろ。

俺は笑顔が引き攣り苦笑いするしかなかった。


「核を滅ぼせぇーーーーー!!!」

「「「「「やーーーーーーーーーーーーー!」」」」」

「………………………………」


「悪を滅ぼせぇーーーーー!!!」

「「「「「やーーーーーーーーーーーーー!」」」」」

「………………………………」


「南無阿弥陀仏ぅーーーー!!!」

「「「「「やーーーーーーーーーーーーー!」」」」」

「…………………………帰ろ」


俺は端っこに置いておいた学生鞄を肩にかけ会議室を後にした。







「「……………………」」


オレンジ色の空、グラウンドには未だ部活が終わってない各部活の声や音。そして、その先の青い芝生に体育座りし顔を覆うお二人。

そして二人は同時に顔を上げた。


「松上か」

「鮫皮先生」

「「……………………」」


二人は、ただ一度だけ顔を合わせニコッと笑うと、再び体育座りをしている膝に顔を埋めた。






今回はなんかイェーーイとか、やーーーで時数誤魔化している自分がいる事に気付きました。

自分にがっかりだ、なんて事もなく「はーー、そこそこ楽」

こんな考えです。

所詮作者はこんな脳なのです。

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