第三話 妹の荷物持ちはある意味夢
まだ2話目なのにこの小説がどこえ向かおうとしてるのか分かりません
俺は朝食を食べ終わってテレビを見ていた。
かといって別にテレビを見たいから見ているわけではない!
「あ~、この人結婚したんだ」
といった感じでソファーに座りダラダラしている。
特にやるべき事を見出せないでいる俺は、暇している。
ちなみに花蓮は、朝食を食べ終わった後自分の部屋に戻っていった。
そして時々二階からドタドタという音がする、いったい何をしてるんだ?
「あ~明日から学校か~」
明日は高校の入学式だ、前もって制服とかは母さん達と一緒に行き買った。
そこで俺は素晴らしい事を思いついた。
「あっそうだ、明日必要なもの今用意しちゃうか!」
そして俺は二階の自分の部屋に戻ることにした。
~数分後~
「よし、準備オッケー」
明日は入学式だけなので、さほど用意するものはない。
せいぜい筆箱とかメモ帳とかそんな感じだ。
「あ~もう終わっちまった」
ゲームでもやろうかなと考えていると
ドンドンドン!
俺の部屋のドアから音がする、まさか怪奇現象?
「まっ、わかってるけどね」
ドンドンドンドンドン!
このままではドアが破壊されかけないのドアを開けた。
ガチャ
「オイなんで一回目で開けねえんだ」
「・・・・・ごめん」
「まあいい、今から外に出かけるぞ!」
こいつは俺の部屋のドアを叩いたり開けたら外に出かけるぞきっと傍若無人ってのはこういうことを言うんだろうなぁ・・・。
「俺が行く理由を10文字いないで説明して」
「私の荷物持ち」
「ちなみに拒否権は?」
「そんなもんねぇよ」
でもゲームしたいからなぁ。
あ、確かまだ食器をかたずけてなかったよな。
「しょっ「食器ならもう洗って今乾かしてる」・・・」
俺今しょっ、しかいってないよな?
なんでしょっ、で分かったんだ?
まあ色々疑問が残ってるけどしかたない正直に言うか・・・。
「俺はゲームやパソコンで忙し「ゲームはセーブデータを、パソコンは秘密のフォルダを消した」嘘ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
「嘘だ」
「・・・・・」
なんだよ、嘘かよ。
いや、ちょっと待て何でこいつが俺のパソコンのフォルダの事知ってるんだ?
うん?
花蓮が冷たい目を向けてくる。
もしかして、かまをかけられたのか?
「まっ、お前次第で言った事が現実になるかもしれないがな」
こいつ兄に向ってなんて恐ろしい脅しをかけてくるんだ。
仕方ない!ここは従順な下僕を演じなければいけないな!いくぜ!
「荷物持ち喜んで引き受けさせて頂きます」
「そうかそうか!」
「ええそれはもう、一生荷物持ちをやらせて頂きたいほどです」
「お、おう・・・」
「もうほんと花蓮様の元へ永久就職したいと思うほどです」
「なっっっ////」
(注)主人公は永久就職の意味を知らずに言っております、永久就職をそのまま仕事関係の言葉だと思っております。
「ばかやろっ////」
ドゴッ
「いでっ」
何を怒っているんだ?
ちょっとふざけただけだろうに・・・。
「それよりそろそろいくぞ!」
「はいはい」
なんとか怒りは収まったようだ、よかった。
そして玄関から外に出た、家の前には公園があるのだがそこには桜が満開になっていた。
最近周りを見ていなかったから気付かなかった。
それにしても綺麗だ、きっと幻想的とはこうゆうことを表すのだろう。
「綺麗だ・・・」
「・・・・・兄貴」
「ん?」
そこで花蓮は俺にとっての爆弾を投下した。
「さっきの秘密のフォルダのことだけど・・・・」
「さあ花蓮買い物に行くぞ!」
俺は幻想から現実に帰ってきてスタスタと歩きだす。
「ちょっと待てや、秘密のフォルダについて色々聞きたい事がある!」
「さあ?ふぉるだってなんですか?僕そんな言葉知らない」
「おい待てや、あのフォルダには何が入ってるんだ!」
そんな問答ともいえない問答をやりながら俺たちは目的地へと向かって行った。
ちなみにその数日後パソコンを開くと俺の大切なフォルダが消去されていた。
その日、鈴木家から意味のわからない叫び声が聞こえたという。
次回なんと新キャラ登場!
乞うご期待