第三十一話 運命的な出愛!(嘘)
小説を書いてると自分の駄文ぶりにちょっと落ち込んだりします。自分にほんと嫌気がさします。
なのでもっと他の小説を読み勉強を頑張りたいと思います。
それと時々自分の書いた小説を読み返して駄目な所を直したりしているので読み返してみてください。暇があればね!それがこの小説の大前提ですから(笑)
「ハァ~~~……………」
あの後、俺は葵理事………葵ちゃんにそれは色んな教育をされた。
俺は少し疲れた足取りで帰りの廊下をふらふらと歩いていた、しかしそれが悪かったのだろう、俺は前にある人影に気がつかなかった。
ドシン!
「うわっ!」
「きゃっ!」
俺は疲れた足取りだったがゆえに尻もちをついてしまった。
俺は一瞬、なにが起こったか分からなかったが、女の人の声がしたことから、ボーっとしていた為に人とぶつかってしまったのだろうと理解した。
俺はすぐに体を起こす。
「ご、ごめん大……………」
「いえ、申し訳……………」
俺はその女子を見て固まった。
なぜか?それはぶつかった女子が知っている女子だったから。
勿論知っているだけなら固まったりしない、その女子の名前は松上 撫魅つまり撫だ。
「……………」
「……………」
俺の頭の中では凄いスピードでこの状況の打開策を考えている。
今俺の頭にある選択肢はこれだ。
①・ぶつかった事がなかったかのようにこの場を去る
②・他人行儀に謝った後にこの場を去る
③・知り合い風に軽い感じで謝ってこの場を去る
正直、どれもこの場から去る選択肢だ。
俺は黙っている、撫も黙っている。
端から見たら、それはもう不思議な光景だろう。
男子が女子を見おろして固まり、女子が廊下に座りながら男子を見上げて固まってるんだから。
なんだろ今日ってもしかして厄日かなんかなのか?
しかし当然、このままずっと見つめ合ってる訳にもいかないので、俺はとりあえず無難に②を選ぶ事にした。
「ご、ごめん、大丈夫かな?」
そういい俺は撫に手を差し出した。
しかしそこで予想外な事が起こった。
「……………………(涙)」
涙を流しています、撫が何故か。
俺は焦った、当然だ!こんな所に誰か来たら完全誤解をうむ。
まあそれがなくても普通に心配なんだが。
「ごめん!もしかして何処か痛めた!?」
俺は慌てながらもどうすることもできなかった。
とりあえず!……………
「どうぞ」
俺は今、学校の東棟に来ている。
正確にいえば俺と撫が、だが。
俺はさっきそこの自販機で買ったお茶を撫に差し出した。
「ありがとうございます。すいません、こんな恥ずかしい所を見せてしまって」
「何で泣いてたのかは聞いても大丈夫かな?」
今頃だが、俺はなんで知り合いに対してこんな喋り方してんだ?
ま、撫は多分俺の事覚えてないだろうからな、子供の頃の話だし。
俺はちょっと自分で思ってて寂しい気持ちになりながらも撫が喋るのを待った。
撫は一度お茶に目を落とすとベンチから立ち上がった。
「こうなったら!…………すいません、私と一緒に来てくれませんか?」
「えっ?何処にですか?」
俺はいきなりの申し出に驚いた。
まあ、普通知らない人にいきなりこんな事を聞く筈がない。
しかもさっきまで泣いてたのに今は何かを決断したような眼をしている。
これを見て俺はある疑問をもったもしかして撫は俺の事を覚えてる!?
これは確かめるべきか?
いや、別にいっか。
「とにかく来て下さい!」
なにより撫の眼が怖くてそれが確かめられない。
そこから俺は、撫に腕を引かれて校門に止めてあるいかにも高級車ですと書いてありそうな車に乗せられた。
俺は社内の中に入ると固まった。
うわっ黒い男たち勢ぞろいじゃねえか、しかも斎藤までいるし……………斎藤こっちみてる、あいつ覚えてんな俺の事。
俺は子供の時、撫と別れた時の事を思い出していた。
しかし、ほんとにニコリともしねえなこいつら。
車内は沈黙が支配し、俺は一刻も早く目的地に着く事を願った。
「着きました」
そういい俺と撫と斎藤だけが車からおりた。
じゃあなんであいつらはいるんだよ!いらないだろ!?と一人心の中で愚痴る。
そして俺はその着いた場所を見た、そこはボロボロの一軒家があった。
俺はそのボロボロの一軒家に見覚えがあった。
その一軒家は昔、俺と撫が一緒に住んでいた家だった。
「ここは」
「徹様、久しぶりです、覚えていますか?私の事を…………」
その言葉で俺は誤魔化すという考えはなかった。
俺は笑顔でこう答えた。
「勿論覚えてるよ、久しぶり撫。…………それと斎藤も」
「!!!」
俺がそう言うと乙女は再び涙を流した。
斎藤はそれを見て微妙な顔をしている。
「徹様!徹様!!徹様!!!」
「はいはい、まずその涙を拭け」
そういってポケットからハンカチを差し出した。
それを渡した俺はとりあえず撫が泣きやむのを待つことにした。
その間斎藤が俺に話しかけてきた。
「鈴木 徹久しぶりだな」
「久しぶり」
斎藤は明らかに昔より老けてはいたが、そのせいあってか威厳みたいなものは昔より出ている。
しかし丸くなってる所は丸くなっていそうだ、なぜそう思うか?それは斎藤が柔らかい笑みで俺に接してきたからだ。
あの頃のこいつなら撫が泣いた時点で、「何やっているんだ貴様!」といって怒鳴っていただろう。
「あの頃より大分変ったな」
「そりゃそうだろ、何年たってると思ってんだ。そりゃ背もでかくなるし顔も多少は変わる」
するとフッ、と、やけに様になる笑い方をしたかと思うと変な事を言ってきた。
「そう言う事じゃない、俺が変わったと言ったのは雰囲気だよ」
「ふふん俺のこの大人の雰囲気は隠しきれないか~~~!」
「脳みその方は退化したみたいだがな、相変わらず年上に対する態度は分かってないみたいだ」
「人を選んでるだけだ!?」
そういい俺と斎藤は笑った。
そこで気付いたが横で撫が既に泣きやみこっちの方を羨ましそうに見ていた。
それに気付いたのか斎藤は「あっ…………」といい冷や汗を流している。
斎藤は焦った挙句の結論をだしたらしい、俺の肩を掴み顔をズズイと近づけてきた。
なんでもいいが、いい年した大人がそんな焦った顔すんな。
「か、変わったと言えば撫魅様も変わられたんだ、見ろ!」
俺は、斎藤に無理やり顔を掴まれ撫の方へ顔を向けられた、首が痛い…………
しかし前も見たが、撫はあの子供だった頃より雰囲気も何もかもがレベルアップしている……………当たり前か。
撫は、美しい系と言うのが当てはまる程に綺麗になっている。
花で表すなら菊だ。
「とても美しくなられたんだ、これもお前に会う為に頑張ってきたんだぞ!(号泣)…………まあ、ちょっといきすぎてる所もあるが(ボソッ)」
最後の一言は聞こえなかったが斎藤は涙を流している。
斎藤はまだ撫離れができてないらしい。
「コホン!徹様」
褒められた事が恥ずかしかったのか、撫は顔を赤らめたまま咳払い付きで俺の名前を呼んだ。
「ん?どした?」
俺はその呼びかけに疑問で答えた。
するとさらに顔を赤くした撫は手を腰のあたりでいじりながら俺の方に近づいてきた。
そして、俺から三歩先の所でその近づいてきた足の動きを止めた。
すると撫は、大きく深呼吸を始めた。
「スーハー!スーハー!」
そして深呼吸をしたかと思うと、キッという音が似合いそうな眼を俺にぶつけた。
しかしその眼に俺は何故か怖いとは思わなかった。
「徹様!私、松上 撫魅は徹様に救われました、私がこうやって成長できたのも、成長するため頑張る事が出来たのも、きっと徹様のおかげです。本当にありがとうございます!!!」
撫は、その言葉と同時に俺に向かってお辞儀をしてきた。
しかも体が震えている事から、さっき拭った涙が再び流れている事が分かった。
俺はそんな撫に近づき方に手を置いた。
「撫、それは違う。お前の成長もお前の頑張りも、俺のおかげとかじゃない。全部お前の頑張りだ、そして真にありがとうと言うべきはお前じゃない、俺だ。あの時俺は撫に会っていなかったら、きっと今の様な幸せは手に入れてない。本当にありがとう撫!」
すると撫は顔を静かに上げた。
俺の眼には、涙を流しながら嬉しそうな笑みを浮かべる、撫の顔が映り込んだ。
「私も、徹様のお役に立てたのでしょうか?」
「もちろん!役に立ったなんて次元の話じゃない、俺にとってお前はとてつもなく大事な物をくれた俺の恩人だ」
撫はその言葉に一層涙を強めた。
後ろを見ると斎藤まで泣いている、お前が泣くのはおかしいだろ!とも思ったがその考えは今はちょっと無粋かな。
すると撫は涙を流したままの笑顔で俺にこう言った。
「もちろん私にとっても徹様は恩人です!」
そういった後、俺から半歩離れ涙を一回、俺のハンカチで拭くと俺の顔を光がさしそうなほどの笑顔で見つめてきた。
その笑顔にドキッとさせられたのは俺の心だけの内緒。
「徹様、これからは一緒にいられます。これでまた………一緒に」
「ああ!ま、一緒に高校生ライフを楽しもうぜ!」
俺はニッと笑って片手を撫の前に出した。
その手を一回微笑んで見た撫は、優しくそっと包み込むように握ってきた。
「じゃあ俺はそろそろ帰らないと、家で妹が待ってるからね」
「わかりました、では車で送ります!」
そういうと撫は俺の手を握り一緒に車に乗り込んだ。
そして俺と撫が車に乗り込むと、俺の家に向かって車は走り出した。
しかし俺は何か忘れてる気がした、が、まあさほど気にする事でもないだろう。
「………………忘れられた」
さっきまで俺と撫が居た場所では斎藤が一人その場で落ち込んでいた。
「帰ろう……………」
斎藤は自分の家に向かって歩き出した。
と言う事で今回は徹と撫を再開させましたが、なんかちょっと無理矢理感がありますね。
まあ、そう言う所は気にしない!
…………こういう適当な所が駄目なんでしょうか?




