第二十二話 家族愛って素晴らしいよね!・・・・・そうか?
今日は外が大荒れです、台風だって!ほんとこわいね~。
昨日はですね寝ていたんですが合計で6回位起きてしまいました、しかし作者は何のこれしき負けるかと頑張り7度寝を実行、そしてその7回目で負けを認めました。
心境はこう「わかったよ起きるよ!起きればいいんだろ」
なのに起きた時間は5時30分もちろん午前ね。
俺は一人空き家の中で一人考えていた、これからどうしようと。
正直何をすればいいのか分からなくなった。
最初の内は撫がいて一人じゃなくて、こいつを守る事が俺のする事と決めつけてた。
だけどそれももう終わった、もう一人だ。
「やっぱり一人は寂しいな・・・・・」
俺はふとそんな事を一人呟いた。
しかしその無意識に呟いた言葉は俺自身を驚かせた、まだ自分にそんな事を言う度胸があったという事に。
俺はシミなどが付いている天井を眺めた、しかしそこにはやはり何も変わらぬ天井しかない、なにが起こるわけでもない。
今の俺には人生がこの世がただの必要ないものに感じられた。
「なんで必要とされない俺は生きている、なんで価値のない俺は生きている、なんでそんな俺が生きていれば何か幸せがあるんじゃないかと期待してるんだ」
俺は久しぶりに涙を流した、しかしその目からでてきた涙さえも今はただの水にしか感じられない。
ただの冷たい水、無色透明の流した所でなにも変わらない意味のないもの。
「ハァ」
俺はため息を漏らした、そりゃそうだろうこんな不公平な世の中・・・・・ため息ださなきゃやっていけないな。
「ピンポーン・・・・・」
誰か来たのか、まあいい今は居留守を使わせて頂こう。
今は誰かと顔を合わせる気が起きない、これが世に言う鬱ってやつなのか?だとしたら貴重な経験だな。
「ピンポーン、ピンポーン・・・・・」
しつこいな、とっとと帰ってくれよ。
俺は今大分ネガティブ状態なんだからさ。
「ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン!」
しつこいわ!流石にもう我慢ならねえ!!文句言ってやる!!!
俺はどすどすどすと足音をたてて玄関に向かった。
俺は玄関前に人影があるのを確認しドアを開ける。
しかし盲点だった、色々気付くタイミングはあった筈だ、玄関前の影の身長や体格、もしくは誰もいない筈のこの家にここまでしつこくチャイムを鳴らす筈はないと。
ガラっ
俺は玄関を開けてさっきまでの威勢はどうしたのか、玄関を開けた状態で固まった、玄関を開けた先で見たものそれは俺の妹花蓮だった。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ど、どうする。
こういった場合なんていうのが正解なんだ・・・・・。
周りをみると両親もいた、多分俺が言った事、この人達にも伝わってるんだろうな。
そんな事を考えていると花蓮口を開いた。
「お兄ちゃん・・・・・」
なるほどこの二人は何かを言う気は今のところないのか。
「ごめんなさい」
「?」
俺は罵詈雑言などを浴びせられると思ったので拍子抜けした。
俺が何も答えないでいると花蓮は話をつづけた。
「きっと私がお兄ちゃんに対して知らない内に酷い事を言ったんだよね?私馬鹿だからなんで怒ってるか分からないけどごめんなさい!」
こいつは謝ってばっかだな。
俺はそれに反応するように花蓮に聞いた。
「それで?」
「えっ?」
「それでなんだって来たの?」
「えっ、いやその帰ろ?」
「どこに?」
俺は本当にどこに帰るのか分からなかった。
「いや、その、私たちの家に・・・・・」
「なんで?」
「えっ?」
その質問に花蓮は絶句したまま動かなくなった。
しかし今の俺はそれが判るほど冷静じゃない、さっきから冷静にしている風を装ってはいるが全然違う。
もう怒りというより悲しみが俺の心を支配していた。
俺は花蓮を見れば見るほど自分が一人だという事を認識されるから、一刻も早く今の俺はこの人達に帰ってほしかった。
すると両親が前に出てきた。
「なあ徹、俺らはまだお前の父親と母親になれてないのか?」
「徹ちゃん一緒に帰りましょ?」
「すいません、こんな恩を仇で返すような事をして、しかしもう俺はいいんです」
俺がそう言うと母親が泣きそうな顔をした
「徹ちゃん、そんな事言わないで。私たちは家族よ家族。確かに血の繋がりはないけど、いいじゃないそれでも、私は徹ちゃんに帰ってきてほしいの。」
「そうだ徹血の繋がりがどうしたっていうんだ、お前が家に来た時、すでにお前は俺達の家族なんだ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
俺はすぐに断ればいいのになぜか出てこなかった、なんでだ?
なんか心の片隅に引っかかってる様な感覚だ。
「ねえお兄ちゃん」
そういえばこいつもいたのか、すっかり心の片隅に意識向けてて忘れてた。
「私は一度たりともお兄ちゃんがお兄ちゃんじゃないって思った事はないよ?お兄ちゃんは妹じゃないって思ってるかもしれないけど・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「私はお兄ちゃんも含めて家族だと思ってる!お兄ちゃんがどうしても帰らないってゆうなら私も帰らない、家族のいない家なんて私の家じゃないもん!」
すると俺と両親は驚いた顔をした、しかし両親の方だけはそれも一瞬、二人して笑い頷きあった。
「そうだな、家族がいない家なんて寂しすぎるもんな」
「ええ、徹ちゃん、私たちも絶対帰るって言うまで帰らないわよ」
「「「私(俺)達は家族だから」」」
・・・・・・・・・・家族かぁ、温かいな、こんなに家族って温かいのか。
それにこれが必要にされるって事なのか?
心の片隅にあったものはやっぱり寂しいっていう感情か・・・
だからあの時、断るのを躊躇したのか。
「帰ろ?お兄ちゃん、私たちの本当の家に」
そういうと花蓮と両親は俺を包むように優しく抱擁した。
「ぐ・・・・・・・(涙)」
俺は唇を噛みしめ嗚咽が出るのを何とか留めた、しかし涙は止まってはくれず俺はさっきぶりに涙を流した、だけどその涙はさっきのような冷たい涙ではなく、心の中が温まるような涙だった。
その後俺は車に乗り鈴木家に戻ってきた、すると花蓮と両親は先に玄関前まで行きクルッと俺の方に向くと
「「「おかえりなさい」」」
と、俺はそれに答えるように泣きはらした後の顔で、だけど今まで以上に笑顔で
「ただいま」
と答えた。
余談だがその後、両親に家族の素晴らしさを永遠に聞かされた事と、花蓮に撫の事をこれでもかと言うほどしつこく聞かれた事がありその日一日はクタクタになった。
やっとです、やっと過去編が終わる(感涙)
長かった、長かったよ~(感涙、感涙)
さて、という事で次から現代に戻りたいと思います。
もうほとんど徹のキャラ忘れてますよ、まあ前の話をみて思い出しながら書いていきたいと思います。




