ビールパン先輩、マジぱねえ!
現代人のわれわれは恩恵にひたれるが、古代人はひたれないものはいろいろある。
電気用品。高い平均寿命。発達した社会制度。ディストピアを想像しながら生きられる余裕。
逆に古代人のみがひたれる恩恵は何だろう?
わたしは自信をもって言いたい。ビールパンがそうであると。
古代メソポタミアにはパンをつくるときに水のかわりにビールを使ったパンがある。
しかし、ビールパンの本気はそこではない。
なんと、水にぶち込むと数日後に水が発酵してビールになっているのだ。
夢のようなパンだが、現在、それをやるにはそれ相応の罰金刑を覚悟しないといけない。
ビールは高いが、そもそもアルコールとは体を壊す薬物なのだから、どうせ壊すなら、いいものを飲んで壊したい。ストロングゼロは一度飲んだが、二度は飲まない。
新入生、新社会人がうじゃうじゃ湧き出す季節だから、錯乱した中年がお酒を人生の相棒にするのに知っておいたほうがいいことを教えておこう。
その一。酔うために飲まない。
本末転倒だが、これは大事。
一は味、二に空間、三に酔い。
ワンカップ片手にひとり、暗い部屋で世の中を恨みながら飲む酒ほどまずいものはない。
その二。つまみは自分で作らない。
つまみを自分で作ると、ついつい多く作ってしまい、それに合わせて酒の量が増える。
キッチンドリンカーになったら目も当てられない。
個人的にはアマゾンあたりでちょっと奮発して、お取り寄せグルメするのがいい。
つまみはご褒美のつもりで。
ちなみに最近はまっているのは、鰹の塩辛。
その三。新しいものに挑戦するときは高いお酒から。
たとえばウィスキー。これまでトリスハイボールしか飲んでこなかったけど、それ以外も試したい。
そういうときは五、六千円台の高いやつから試すのをおススメする(高いとは思うが、生涯の友を選ぶのだから、友達に飲みを一度おごったつもりになろう)。
この値段ならハズレはない。
これがまずいなら、ウィスキーは全部ダメ。
間違っても、五百円で売られている無個性ウィスキーから試してはいけない。
あの値段ならアタリはない。
その四。価格帯を探る。
もし、五千円のウィスキーがとてもうまいと思ったら、次は低価格帯のウィスキーを試す。
この価格でこのうまさはお得!というやつを探すのだ。
基本的には常飲は千円台。独身貴族なら、二千円ちょい越え。
準常飲台は二千円後半。連休前に飲む。
最初に飲んだ五千円台はいいことがあったときに取っておこう。
一万円以上? それは知らん。
その五。ジュースよりも緑茶で割ろう。
キンミヤの緑茶割りは正義。
その六。大学生に注意。
残念ながら、いくつになっても大学生みたいな飲み方をするやつがいる。
空間は最悪になるが、だからといって、いつもよりも多めに飲んで酔っ払ってしのごうとするのは敗北主義のなせる業である。
その七。休肝日の作り方。
高い酒だけ買え。嫌でも休む。
その八。最高と最低は避ける。
桁違いに機嫌がいいときと桁違いに気分がふさぐときは飲まない。ネットも同じ。
その九。法律は守ろう。
当たり前。なのだが、地方の奥へ行ったところではいまだに酔っ払い運転を武勇伝のように語る有害物質がいるので困る。
酔っ払いの運転する車に乗ったら、連座で打ち首だから、絶対に避けたい。
その十。これまで言ったことは全て忘れていい。
結局、酒との付き合い方はケースバイケースなんで。
あ、でも、法律だけは守ってください。




