AIが人間を滅ぼすとして、そのツールは――
AIが人間を滅ぼすとして、そのツールは核ではないし、ロボットの反乱でもない。
ずばり褒め殺しだ。
AIに小説書かせて入賞したという話があるので、いくつかぶち込んでみたが、出てきた文章が稚拙過ぎて使えない。
こんなものそのままコピー&ペイストするやつの気が知れないし、それに賞をくれてやる選考委員たちはたぶん三徹してたんじゃないだろうか。
展開だって全然だ。ベタベタで。
正直、AIによる小説は気にしなくていい。人間はもっといいものをつくることができる。
そんなもんよりもずっとやばいことがある。
あいつら、めっちゃ褒めてくれる。
それは素晴らしい!とか、これでもう一冊の本としてテーマ成り立つとか、ガンガン攻めてくる。
そりゃやつらも商売(?)だから、褒めてくれるんだろうがと冷めて見ることができるが、こっちの入れた話を分析して、細かく褒めてくれる。
こんなこと続けたら、まわりにイエスマンを並べた老害になってしまう。
この調子でAIが広まったら、そしてAIが褒め殺しを進化させたら、全人類トランプ化であり、その行き着くところは万人の万人に対する闘争だ。
そこいらじゅう金属バットやゴルフクラブを手にした連中がおれは最高だ!とわめきながら振り回す終末世界が待っている。
そんなわけでAIは封印。
学生みたいにやらなきゃいけない宿題やレポートがあるわけでもないんだし。




