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懐の嫉妬の蛇

 こんな悪夢を見た。

 とある屋敷にて、私は知人と話し合っていた。しかし、何故か話しているうちに、私の懐が重さを感じ始めた。

最初は気のせいだと思っていた。だが、話しているうちに重さが少しずつ増していくのを感じる。

どういうことなのだろうか。分からない。懐に何かを入れているわけでもないのに。

 何故かイライラする。その気持ちを察したのか知人は溜め息を吐いた。どういうことなのか。

イライラがさらに増している。知人に八つ当たりしているような。いや、知人が私をイラつかせているのかもしれない。しかし、そう考えると懐の重さは増すばかりである。

 重たい荷物を抱えているような。そんな気がしている。何かの病気だろうか。思い当たる節がどこにも無い。

 知人と話していると、懐がさらに重くなってくる。胸も痛み出した。もしかして、ストレス性の何かだろうか。そうなるとストレスの元凶である知人が悪いのではないか。

 私が知人を睨みつけると、知人は怪訝そうな顔をしだした。まるで被害者のように。

被害者は私のほうなのに。何故知人は被害者面をしているのだろうか。

全くもって訳が分からない。

 懐の重さがさらに増していく。それと共に胸の痛みも強まってきている。

 医者に診てもらう必要が出てきた。コロナウイルスの症状ではないよな。コロナウイルスだったら知人のせいだ。確証は無い。けれど、間違いなくそうだろう。

 私がそう思っていると、懐がさらに重みを増し出した。立っていられないほどに。胸の痛みも、懐の重みに伴うかのように強まっている。動悸のように。

 その瞬間、私は倒れてしまった。視界が暗闇に閉ざされる。どうして、私ばっかり。なるなら、知人になってしまえばいいのに。

 暗闇の視界に映り込んだのは、一匹の巨大な蛇が私を丸呑みにしようとしているところだった。

 そこで私は目が覚めた。あの悪夢は一体何だったのだろうーー。


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