表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/8

三重の封印

 こんな悪夢を見た。

 朝の時間のこと。私がアパートの掃き掃除をしていると、駐輪場が目に入った。私の自転車置き場である。

 しかし、今回は異変があった。よく見ると私の自転車だけ三重のロックがかけられていた。

他の自転車は被害に遭ってない。私だけが被害に遭っている。

誰かの悪戯だろうか。しかし、なんて質が悪いのだろうか。

 3つとも暗証番号が必要ときている。おそらくはデタラメなのだろう。

犯人がいるとしても、どうして私だけなんだろう。私が何かしたんだろうか。思い当たる節が無い。そのはずである。

 この場合、警察に届けを出すべきだろうか。そうすれば犯人の指紋が分かるかもしれない。

 私は携帯を取り出すと、警察に電話をかけた。しかし何故か繋がらない。一体どうしたというのだろう。

大家さんにも電話をするべきだろうか。このアパートで起きたのだから。対応はしてくれるだろう。じゃなければ私は困ってしまう。通勤で使うから。

 しかし、大家さんはどこにいるんだろうか。このアパートの住民だというのに私は顔を知らない。肝心の大家さんの顔が分からない。さっきまで覚えていたはずなのに。記憶から抜け落ちてしまった。必死に思い出そうとするも、泥沼に沈んでいくかのように思い出せない。思考がパニックになることしか感じられない。

 三重のロックの暗証番号を知らなければ。しかし一体どうやってやればいいのか。

物理的に断ち切れないのだろうか。鋼鉄製のハサミで。ちょきんと。

 犯人がいたら、問い詰めたい。どうしてこんなことをしたのかを。犯人が分かればいいのだが。

 いくら考えても答えは出てこない。ただ器物損壊罪という言葉があった。

 そこで私は目が覚めた。あの悪夢は一体何だったのだろうーー。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ