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一章1 WANTED!

ここから読み始めた方へ。

ダメとは言わないけど、たぶん、プロローグ読んだ方が理解できると思います。

 氷空そらの進学先は聖地だ。

 死ぬほど格好良い兄が通っているらしい。兄は神様だから、生活圏は聖地で聖域だ。入学まで楽しみだったし、一週間経ってもただの廊下が輝いて見える。どこで兄に会えるかわからない。

 ……でも、会えないのだ。

 人混みのあちこちに視線を走らせながら、氷空は悲しみに打たれていた。

 いるのは間違いない。兄神様が嘘を言うはずがない。秘密主義だから最初は教えてくれなかったが、合格してから母に言われて直接聞いたのだ。

 もちろん志望校を決めた時点で報告していたが、すぐに教えてくれなかったのもいつも通りだ。嘘は言わないけど、事実も言わない。ただ嬉しそうに応援してくれたし、はしゃぎっぷりが格好良かった。

 知った時は驚いてメールに書いてしまった。

 ――『このみー、津北高校にいるってお母さんが!びっくりした!一緒!』

 黒沢くろさわ祥平しょうへい――氷空の兄は、びっくりするほど自分のことを話さない。

 とはいえその秘密はサプライズみたいなものだ。間髪入れずに掛かってきた電話では、合格祝いの言葉が怒涛のように発せられた。合格発表日も実は窓から見ていたと言って、祥平は悪戯っぽく笑っていた。

 内緒の方がドキドキするからといつも言う。同じ高校で嬉しいとはにかんで、どことなく甘えるように祝ってくれた。黙っているなんてドッキリ大作戦だ。

 氷空が津北高校を志望し始めた頃から、思えば母は複雑そうだった。祥平の隠し癖が、大人たちには腑に落ちなかったんだろう。氷空は嫌いじゃない。

 一年前に高校に行きだしてからは、前より生き生きしていると思うのだ。たまに会うと、笑顔の破壊力が増した気がする。

 つまりここは聖域、サンクチュアリ……なのに、氷空は祥平にお供え物もできない。祭壇の場所すらわからない。

 当たり前だ、氷空と祥平はクラスどころか学年も違う。普通に過ごしていて出くわすタイミングは多くない。

 きっと、会いに行く必要があるのだ。

 お昼の廊下は明るくて賑やかだ。熱気に満ちた楽しそうな雑踏の中で、何となく疎外感を覚えてしまう。本当にどこにも見当たらない。二年生なんだから、ワインカラーの上履きやクロスタイのはずだ。そもそも二年生がこの辺に多くない……。

 漸く慣れてきた校舎は、競うように昼休みを駆け抜ける人たちでいっぱいだった。ほとんど押し合うように狭い場所を行き来する。階段に入ると光量も低くなり、慌ただしさだけが気配を増した。

 氷空はふらふらと流されるまま、一階に向けて降りていた。

(二年生の教室は……一階、だったはず……会えない……一週間も経ったのに……)

 氷空は毎日色んなルートで散歩した。二年生の教室を漠然と訪問する勇気はなかったが、多少校舎に詳しくもなった。朝も昼休みも放課後も歩いた。部活見学なんて参加していない。多分祥平は部活なんて所属していない……と思う、多分……。

 秘密主義の祥平に、クラスや居場所を直接尋ねるのは気が引ける。知らないで会える方がびっくりドキドキでしょって、楽しそうに言われるのもわかっている。

 ばったりと会えれば良いのに、それが難しいからもどかしい。

 津北高校は生徒だけで千人を超える。入学前はそんな数字意識していなかったが、多すぎて祥平に出くわせないのだ。

 いくら氷空でも、そろそろ諦めを懐き始めていた。このメンタルはダメだ。氷空はブレザーのポケットに手を入れると、むき身のワイヤレスイヤホンを出して耳に突っ込む。

 手に入らない現実に喘ぐより、一時的にでも手に入る癒やしに逃げて休む。左手でイヤホンに触れると、認識した音楽プレイヤーが音を流し始める。

 太鼓囃子が軽やかに拍子を刻み、心の重石がすっと消え去った。

 ぴーひゃらカンカンと抜けるお囃子に、雑味ある三味線の音色。涼やかなユニゾンで連れ添う篠笛が陽気に踊り、氷空の世界を塗り替える。ハレの日のフィルターが掛かれば、煩雑な人混みは浮足立った騒ぎになる。

 氷空は和楽器が――純邦楽が好きだ。祥平との思い出もある。何度も一緒に楽しんだ。宝物の音楽だ。

 兄神様は死ぬほど格好良いから、一人でこっそり音に埋もれていても格好良い。見つけた氷空が一緒に聴くと言うと、照れたように場所を開けてくれた。

 あの頃の温かい世界に帰るのだ。

「マジマジ、ほんとだって! 下に来てたの、昇降口の方から歩いてきてた!」

 ……イヤホンがあったって、聴こえる声は聴こえるけど。

「いやいや、嘘だって! 下に来てるわけ……え、来てたの? こんな人混みに? ありえないって、もうちょい落ち着けよ」

「何真似してんの、ふざけてる場合なの! こうもりバットな空跳ぶ悪魔、夜闇を飛び越えちゅっちゅした~い――ですよ、吸血鬼!」

 ざわっと周囲がざわめいた。

 吸血鬼と聞いた途端、ひしめいていた生徒はみんな慌てだした。あまりの会話に、氷空も足を止めてしまった。後ろから舌打ちが聴こえて慌てて前に詰める。きっと早く用事を済ませて逃げたいんだ。

 二階の階段前で男女二人が騒いでいた。

「いや……はいはい、ちょい黙れ。あんま騒ぐなよ」

 心なしか、妙に二人の会話がよく通る。みんなが耳を澄ましているみたいだ。

 男子の方は、黄色いクロスタイだ。三年生カラーだ。スマートフォンを見たまま、視線だけを鋭くする。

「ソイツまた授業出てないってよ。どこで何してるかわかんないし……てかお前、わざわざそんな話しにこの階来たの……?」

「そうだけど。だってマジでやばいよあの人、校内でヒールブーツ履く男子とか……頭おかしいって。廊下で傘差してるし、帽子被って前見てないし」

 女子はそわそわと落ち着かない様子で、くるくるとサイドの髪を巻く。緑のクロスタイだから、氷空と同じ一年生だ。親しげな様子は、兄妹か幼馴染ゆえだろうか。恋人同士だろうか。

「騒ぐから見つかるんだろ、黙ってスルーしとけって。ほっときゃ何もしないだろ。……多分。ほら、お前が騒ぐから周りもビビって――」

 ふっと目線を上げた男子と、氷空はピタッと目が合った。

(え――何、なんで? あたし何かした?)

 格好は普通の制服のはずだ、イヤホンは別に校則違反じゃない。声を出したわけじゃないし――。

「どうせなら断言してよ! です! ……え、どうしたの?」

「いや……てか、有名人見てはしゃぐ田舎者かよ、そりゃ同じ学校なんだからそのうち見るだろ……ったく」

 すっと男子は視線を逸らした。氷空はほっとして側を通り過ぎる。吸血鬼……大丈夫だ、ファンタジーじゃない。有名な北高のモンスターの方だ。それなら嫌になるほど何度も聞いた。

 ただの噂だ。

「だってさー! 二年なら年下でしょ、何とかしてよあの人」

「無茶言うな阿呆」

 津北の吸血鬼は、祥平に逆らえない手足のようなもの。祥平が言っていた。誇らしげに断言していた。祥平は嘘つかない。絶対正しい。

「あのさ、ソイツ最近特にヤバいんだよ。頭おかしいってわかってんなら、目つけられる前に静かに逃げろ。な? わかるだろ?」

 氷空は下に向かう人混みを無理やり抜けた。押し出されるように十字路の空いた方に脱出する。

 動線は最早ぐっちゃぐちゃだ。吸血鬼が一階にいたと聞いて、みんなが静かに混乱を極めていく。ルートを変える人もいるが、踵を返した人も多い。ざわめいた空気がピリピリしている。一年生は特にそうだ。

(吸血鬼の人、三年生より、一年に嫌われてる……?)

 上級生は慣れているからだろうか。

 吸血鬼の噂を聞くと、氷空も心がざわざわして祭り囃子どころじゃない。いや、だって祥平の手足だ。気になる。ヤバイ奴というばかりで名前も知らないが、何がどうヤバいというんだろう。

 祥平だって軽く流したし、気にする氷空を不思議がるくらいだった。重ねて祥平に聞いていたら、不良っぽい人が好きなのかと聞かれてしまった。確かに根掘り葉掘りに近かったかもしれない。

(このみーは嘘つかない……大丈夫って言った。ヤバい奴のわけないのに! このみーが大丈夫って)

 聖域に悪人が侵入できるわけがない。大騒ぎして逃げられるのは納得がいかない。

 人混みで神経がささくれ立っているんだ。本当は下に降りるつもりだった。

 階段は……今更戻れそうにない、か。

 氷空が勝手にうんざりしただけで、不可能ではないだろう。でもわざわざ混乱の渦に戻りたくない。

 二階じゃ誰も探せない。ここにいるのは一年と三年ばかりだ。いや……氷空が焦っているだけで、もっと広い範囲を散策すべきか。普通棟だけじゃなくて……ほら、こっちに渡れば特別棟だ。

 祭囃子は尺八のソロ曲に変わっていた。

 伸びやかな音で落ち着いた氷空は、渡り廊下に足を向ける。特別棟にも階段はある。一階だって普通棟と繋がっている。

 二年生の階は一階なのだ。やっぱり可能性が一番高いと思う。何なら手足と一緒かもしれない。

(あの時は……このみーが、庇ってくれた。あたしは、おんなじことしたくない)

 氷空は変な噂なんかで敬遠したくない。それをされると心が痛いと身に沁みている。吸血鬼の人がどんな人か、実際に氷空は知らないのだ。

 祥平以外にわざわざ近づく気はないが、変に怖がるのも酷いと思う。ヒーローな祥平は噂なんかで距離を置かない。吸血鬼の人だって理不尽な噂で、人知れず傷ついているかもしれない。

 ……まあ、ブーツや傘はともかく。

「え、黒沢くん? この時間なら上だと思うよ」

 氷空はハッとして足を止めた。顔を上げれば、二人の男子が女子に詰め寄っていた。女子は二年生カラーだ。

 そうっと氷空はイヤホンの音を止める。

「まじっすかあざます! いやぁりゅうが、あ、コイツがコネ欲しいって」

「言ってない! すみません先輩、コイツちょっと頭が」

 二年生だ! ワインカラーのクロスタイは、情熱の二年生。どこかの移動教室の帰りらしく、手には地理の教材を持っている。

 一年の男子二人はどうでもいい。

「コネ? 変なことしないなら、別に良いけど……からかいに行くわけじゃないよね?」

 女子はポニーテールをシュシュで留めている。一人で歩いていたらしい。

 ……上? 祥平が上にいる? そうか、お昼は教室の外で……でも音楽室で食べるわけじゃないだろう。

 何気なく階段の方を見た氷空は、覗く物体に目を見開いた。

「何言ってんすか! てか上ってどの辺すか? いやーさっすがクラスメイト、頼りになるなあ。あの吸血鬼が怖がる女子って言うから、てっきりよっぽどの」

「やめてよ! ほんとにすみません先輩、この頭殴っとくので!」

 琉と呼ばれた方が、ガンッと音がしそうな拳でもう一人の頭頂部を殴る。

 呆気にとられていた女子が、ハッと慌てたように首を振る。

「良いよ! 私が怖がられてるの、ほんとだし……」

 女子は若干声を落とした。見ている氷空が慌てた瞬間、キッと女子は視線を上げる。

「――でも! 吸血鬼って呼び名はやめて。上って言うのは特別棟の四階だよ。いつもならそこで」

「はあ、四階――って、四階すか? あったっけ? あっ」

 氷空は駆け出した。その瞬間右足をひねる。

 黒沢祥平は氷空の兄だ、先に会うのは氷空の方だ。目の前の廊下を抜ければ。

 ……足が痛かった。

「えっ、市谷氷空? って、あああっ、見ろよ琉、あれ!」

 氷空は立ち止まった。ひねった右足をぶらぶら振って回してみる。誰かが氷空を呼んだ気がするが、気のせいだ。

 さっきより近づいた黒い塊は、動揺したように僅かに揺れた。

「あっ……ちょ、っと」

 女子が何か言いかけて黙ると、静かに階段に向けて歩き出す。誰かが大きい傘を差している。

 しかも階段の終わりがけで立ち止まっている。屋内なのに、傘を差して……。

 心なしか廊下のざわめきが減っている。階段の人は傘で顔も見えないが、真っ黒いショールを羽織っているらしい。隙間からはジャラジャラと、金属アクセサリーが覗いている。

 ふっと、黒い人が身を翻した。

「あっ、ちょっと待って! 二人ともこっち、て危ないっ!」

 ガタガタっと音がして、唐突に視界から傘が消える。氷空は慌てて端に寄った。

「大丈夫っ? 怖がらないでよ!」

 女子が血相を変えて階段を駆け下りる。

 氷空はふらふらと視線を彷徨わせる。黒い人は女子から逃げた、ように見えた。ええと……吸血鬼に恐れられているって……?

 何となく氷空が目を向けると、一年男子二人と真っ直ぐ目が合った。

「……あー、市谷さん、行かなくていいの?」

 琉、と呼ばれていた方に階段を示される。

 市谷氷空。氷空の名前だ。知られている……? この二人、クラスメイト以外も覚えているタイプか? 氷空とは縁のない世界の人たちだ。

 氷空は祥平以外はあしらっている。それこそ和楽器でも持ち出さない限り――。

 うん。

 和楽器を持ち出されれば別だ。そして本当はさっきから薄々気づいていた。氷空は動揺してしまった。

 階段の上から音が聴こえる。

 慌ててイヤホンを外した。音は消えない。振り返る。間違いない、これは今まさに演奏されている音だ。

 見上げても人の姿はない。

「いや、そっちじゃ……まあいいか。帰るよ、さすがにもう良いでしょ」

「あー……てか普通に痛そうな音だったわ。オレなら悲鳴上げるわアレ」

 ……祥平に会いたい。

 悲鳴? 祥平なら絶対に上げないはずだ。ヒーローは安易に悲鳴なんて上げない。さっきの黒い人も上げていなかった。

 祥平に会いたいが……何故こんな音に出会ってしまうのか。祥平だって聴けば褒めるに違いない。

「ねえ見た? さっきの先輩」

 階段の上から声が降りてくる。周りは落ち着いたのか、徐々に人の流れが戻っていた。ざわめきが大事な音をかき消してしまう。

 氷空は平気で雑談する女子を恨めしげに見た。

「四階なんて楽器以外何もないのにねー……って、あれ? 楽器?」

「いや、今鳴ってるの違わない? あそこの楽器って全部軽音部の……あっ、てか昼休みの四階って、そもそも使えないじゃん。只人ただびと厳禁でしょ?」

 女子二人と目が合った。

 一年らしい二人は何故か黙ってしまう。そそくさと氷空の横を通り過ぎていった。

 祥平のファン、だろうか。

 上に祥平がいるならあり得る話だ。でも演奏は? これは祥平じゃない、氷空はこの演奏者を知っている。

 部活紹介のレセプションで見たのだ。

 氷空は部活には入らない。今朝は部活登録用紙も白紙で提出した。祥平のために使う時間が惜しい。でも惹かれた団体がなかったわけじゃない。

 圧倒されたのだ。レセプションに出ていたのは一人だけだが、その三年女子が凄すぎる。

 あの尺八と同じ音だ。

(この演奏……このみーも絶対、好きになる……じゃあ、やっぱり上に)

 尺八は氷空と祥平の思い出の楽器だ、和楽器は二人でたくさん聴いた。氷空にわかることは祥平にだってわかる。鳴っていれば耳を傾けるはず。

 氷空はそうっと足を踏み出した。

 柔らかなせせらぎのような音は、突然暴れまわって躍動的に駆け上がる。詐欺みたいだ。満ちる音が光の乱舞のように、ふわっと天から舞い降りて――。

 引き上げられるように駆け上っていた。

 思い出の音楽は、祥平にとってもそのはずだ。あの演奏者は祥平と知り合いかもしれない。高校生と思えない演奏は、氷空の意識を引きずりこんで放さない。

 和楽器サークル……紹介で聞いたのはそんな名前だ。普通棟の喧騒が遠い。震える空気が全く別の空間を作っている。

 間近で聴いてみたい。

 氷空は音を掻き消さないように、最大限息を潜める。息苦しいけど音を聴きたい。

 祥平を探すのはせめて、上にいないのを確認してからだ。

 早く近づかないと終わってしまう。

 駆け上が――。

 踊り場の前の段で踏み出した直後、氷空は足を引っ掛けてつんのめった。踊り場に投げ出される。

 尺八の音は驚いたように止まっていた。

 氷空は痛む脛を押さえながら、床の端の金具を死ぬ気で睨んだ。痛みなんてこの際どうでも良い。演奏が止まってしまった……。

「あら……大丈夫? 画鋲とか落ちてなかったわよね――って、あ!」

 音を気にしすぎた氷空は、階段の登り方まで忘れたと言うのか。さっきの黒い人を笑えない。

「ねぇ、名前は? 和楽器サークル、一緒にやりましょ!」

 氷空はぼうっと上を見上げた。長い髪を結んで横に流した女子が、尺八を手に目を輝かせていた。立ち尽くしていた黒い人も、あの演奏を聴いていたんだろうか。

 ……あれ? 名前? 和楽器サークル? なんで?

 見上げた階段上の突き当たりには、演奏者の女子以外に祥平はいなかった。

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